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2020年12月13日

水素ステーション見学 新型MIRAI試乗

2週くらい前のお話ですが、近くのTKK水素ステーションで見学会が、午前中まで行われているという情報があり、車だと置き場所がなさそうなので、NINJAで出かけました。
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左端に忍者が隠れています。

水素ステーションは、定置式と移動式の2通りがあるようです。
移動式は、水素タンクと圧縮機をトラックに積んだものですが、今回は、後者を見学することができました。

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ガソリンスタンドは、タンクは地下にありますが、水素ガスを積んだトレーラが置いてありタンクとして使用してます。 この建屋は、壁で隔離されており、万が一ガスが漏れたら大気に開放できるよう、屋根には隙間が設けられています。
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コンプレッサと蓄圧室の建屋は、仕切られた塀の中に配置されてます。
写真はコンプレッサの建屋で、防音室になっております。 となりに高圧の水素を一時的にためておく蓄圧室があります。
  
タンクローリーの水素ガス充てん圧力は、19.6MPaで、調圧後、一度小型のタンクにためてから、コンプレッサで圧縮し80MPaまで高め、蓄圧室のタンクで保管してディスペンサのノズルで車にガスを充填します。このとき車の水素充填圧は70MPaです。 タンクに入らないガス(40MPaくらい)は、蓄圧室で保管後、再度圧縮して供給する仕組みになってます。 
コンプレッサ室は、防音のため屋根は吹き抜けとなってません(変わりにダクトが高い位置にありますね。)が、蓄圧室は屋根吹き抜けとなってます。 また水素は炎が見えないそうで、特殊なセンサでタンクの火災を検知しています。 また夏場気温があがると、圧縮する際に効率が落ちるので、コンプレッサ室や蓄圧室を打ち水するための散水ボタンが設けられているとのことでした。 後日しらべたら、ディスペンサと蓄圧室のあいだにプレークーラーが設けられれているようなので、この冷却のことだったのかな? 
 実際に車にノズルを装着してガスを供給するときは、車と会話(通信)をしながら、水素ガスを充てんするとのことです。 

ガソリンは液体で、計量単位はℓですが、水素は、Kgとなってます。 
ガソリンスタンドのように重さ単位や金額単位でも充填ができるとのことでしたが、あまり効率はよくないとのこと。ちなみに、月1回充填してだいたい5-6000円くらいとのことでした。 後日ネットで単価をしらべると、1m3が100円で、1キログラム当たり約1100円とのこと。 ミライのタンクには5.6Kg入るのであってますね。
経済産業省では、10年後、現在の1/3に下げる計画があるようです。https://www.aba-j.or.jp/info/industry/7822/ 

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ディスペンサはTOKIKO、レジはSHARPでした。 
ディスペンサのカラフルなボタンに散水ボタンがありました。
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こいつが、水素充填するノズルです。 ゴツイですね。
ちなみに、ガソリンスタンドみたくセルフ給油はなくスタッフが行うとのことです。 

こちらのページを参照いただけると、イメージがわくかと思います。

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燃料電池バスは、タンクを屋根に積んでいるので背が高いですね。 
路線バスの外観も随分スマートな印象になつてます。
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燃料電池バスは、京王バスで2台導入されたうちの1台とのこと。 運転しさんの話では、非常に運転がしやすいとのことでした。 多段のマニュアルミッションから解放されますね。 


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なかなか、バスの運転席に座る機会はありませんが、座席に座らせていただきました。 座って気が付いたのが、ハンドルのロゴがトヨタになっておりました。燃料電池のシステムがトヨタでてがけられているからだそうです。

今回、西東京カローラさんが、新型MIRAIを2台、前の型を1台持ち込んでおりました。 前回はカバーの下にかくされた、フューエルセルスタックを拝むことができませんでしたが、展示車のカバーを外していただき見ることができました。 展示車輛は、テレビとかポットに電気を供給するデモをしており、ときおりアクチュエータの音がしてましたが、試乗車を運転しているときは、このような音は聞こえませんでした。
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燃料電池スタックご開帳。 車重配分をお聞きしたら、前後50、50とのこと。

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MIRAIの試乗した感想は、月並みな感想ですが、エンジンがないので、当然振動もなく、ロードノイズしか聞こえないのですが、非常に不思議な感じがしました。
フロントガラス(ヘッドアップディスプレイ)に、白い文字で走行速度が表示されますが、カメラで速度標識を撮影すると、制限速度が左に表示されます。 
車線をはずれると、ハンドルが振動して知らせる機能があるとのことでした。
また、アクティブサウンドコントロールのスイッチを押すと、甲高いエキゾースト音が聞こえてくるというところで、水素ステーションに到着し試乗は終わりました。
  
燃料電池車の整備について、従来の内燃機関との違いについて、営業の方に伺ったことは、車検毎に交換する部品が、燃料電池のエアフィルターが3万弱とのこと。 ちょっと高価な部品ですね。 また、高圧の水素ガスを扱うので車検時のリークテストは必須とのことで時間がかかるとのことでした。 逆に内燃機関で必須のエンジンのエアエレメント、エンジンオイルとオイルフィルタの交換とかは無くなるはずなので、あまり変わらないのかなと思いました。 燃料電池の保証も、従前の内燃機関に準じてます。 

MIRAIと水素のFAQをおいて置きます。

さて、都は2030年ガソリン車販売禁止なんて言ってますが、補助金があっても、乗りだしが570万するので、まったく手がとどきません。 実際に買うことを考えるなら、セダンでなくて、使い勝手のいいワゴンが欲しいですね。 普及には、どのような青写真で、水素ステーションのインフラ整備とコストダウンするかがカギですが、こちらの動向も注目していきたいと思います。   

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Posted at 2020/12/26 20:21:57

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