
こんばんは🌛
今回は番外編で、昔、友人が体験した話なので真偽不明という、いい加減な話なのですが😅
個人的には信頼に値するかもな贔屓話なので掲載する事にしました。
以下、長文になりますので、ご興味の有る方はお付き合い下さい。
御札の家
私が住む岡山県の南部に由加(ゆか)山という山が有る。
さほど高い山ではない
比較的、海に近い所だが、山々が連なる中の、一番高い一角を指しているらしく、同名の神社やお寺、ホテル等も建っている参拝スポットだ。
そこの山の周辺には色々な怪異の噂が有るが、通称、御札の家と呼ばれる廃屋が有った。
ある週末、先輩の車を借りて、友人を含めて3人で深夜のドライブに出掛けた。
有名な、御札の家の探索だ。
3人共に初めての場所なので、話を元に探る様に走る。
話の通り、目印となっている公衆電話が有った。
公衆電話を起点に、森を縫う狭隘路に入る。
暫く進み、狭隘路から件の家に向かう細道を確認して、道路際に車を止めた。
深夜の山道なので、不気味な静けさが覆う…
既に緊張感が高まっていたが、意を決し、懐中電灯を持って友人と共に車から降りる。
しかし、運転していた友人だけは、車で待つという。気持が乗らないらしい。
1人だけで待つのは怖いだろう、と言ってみたが、譲らなかった。
仕方が無いので、二人で御札の家に向かう…
脇道に入って歩く
「!!!」
すぐに異様な物を見付けた。
左右を埋める森の木々の全てに、無数の御札が貼ってあった。
二人は尋常ではない雰囲気に飲まれて顔を見合わせる
少し進んだ所で、大して風も感じないのに複数の御札がなびいて音を鳴らす
何処からか、微かに人の声の様な物が聴こえた気がした
足が止まった
二人で軽く話合い、御札の家の探索は断念して引返えした…
恐怖から走り出すのをなんとか堪え、足早に車まで戻った。
一息ついて、残っていた友人に声を掛けながらドアを開ける。
しかし、その友人は、かなり慌てた状態で早く車に乗れという
疑問に思いつつ車に乗ると、落ち着くのを待たずに急発進する
驚いて説明を求めたが、無言で車を飛ばした
運転している友人に、現場の脇道で見た木々の御札の事を話したが、聞く素振りは無く上の空だった
……………
山から離れて街中まで戻ると、少し落ち着いたらしい。
現場で二人が降りて戻って来るまでの出来事を話しだす…
二人が車から降りてから暫く後、車が揺れたという。
二人のイタズラか、と思って周りを確認中に、また車が動いた
何かに引きずられる様に、ズルッズルッと何度も動いたらしい…
ブレーキやシフトポジションを確認したが、機能的にも動かせる状態ではないのに、二人が戻る直前まで、ズル、ズルと引きずられていたという。
同時に、車の外から囁やく様な、笑う様な小さい声が聞こえたらしい…
二人で色々と考えても、原因は解らなかった
……………
取り敢えず、先輩からの借物の車なので給油して返却する為、ガソリンスタンドに入った。
給油中、店員が怪訝な様子で訝しんでいるのが気になった。
何かと思い、声を掛けてみる
店員は言葉を返し、車の側面を指差す。
損傷?…借り物に不具合は不味い。
車を降りて確認する
「!!!」
子供の手形の様な汚れが、無数にボディーを覆っていた…
【追記】
岡山県、由加山の「御札の家」は、地元の一部やネットマニアの間では有名な心霊スポットでした。
私も近年は昼間の仕事で近場に行った便で、何度か行った事が有ります。
「心霊スポットでした」というのが、本稿を記載するにあたって改めて調べてみた所、今年の2月に取り壊し、更地になった模様です。
廃墟ブログとか上げていた複数の方に、地権者様?から連絡が有った、または連絡が取れたそうです。
とある宗教団体の移転前の宿舎か何かで、御札もそのまま残っていただけとか。
妙な噂が広まって迷惑されているとの事らしいです。
私も興味本意でお伺いしたりで大変、失礼致しました🙏
今回は自宅からは遠方なのと上記実状により、新規撮影は自粛致しました。
その他、詳しい話は検索で解ると思います。
…で、本文の怪異話なんですが、私がネット上の現場を、現地で確認した時に
「えッ?ここ?…聞いてた話とは合致しない立地の場所だが???」
↑数年前に撮影したネット上によく出てる御札の家。
(多分これ(笑)。似た画像が複数で記憶が曖昧スミマセン😅)
古い廃屋と思われる建物が道沿いだし、路上から家の中を覗くと、御札らしいモノがチラホラ見えるだけでした。
道路沿いなので、話での御札が木々に無数に貼られてたというのが、そもそも貼る対象物が存在していない😅
車を停めて脇道に…って、狭い道なので路上にしか停め様が無く、すれ違い不可能で完全に通行の邪魔なんですけど?…💧
↑道路上から撮影。
その他の友人知人からの情報だと
「本物の御札の家は奥側だ」だの
「全く別の所に有る」だの
要領を得ず、噂の一人歩きが支離滅裂な感じ?😅
その他、聞いた話だと
・若い輩が数人でビデオ撮影しながら侵入して「お邪魔します」と言って入り、「お邪魔しました」って出た。
録画を見直したら「お邪魔します」「(謎の声) どうぞ」「お邪魔しました」「(謎の声) 帰らさんで〰」と音声が入っていた
とか、どっかで聞いた様な話😅
・昔、自殺者が出た家だが、そこを借りて犬と住んでいたオヤジ様が、ある夜に犬を置いたまま某氏の所に逃げてきた
「犬は?」と訊ねたら「もう何が有ってもアソコには戻らん」と言い、何を訊いても理由は答えなかった…
とか、えッ⁉犬?…その話、ドコから来たん?犬、ドコ行ったん?😅
現在、話の友人とは、すっかり疎遠となっており、音信不通。
話の家が、件(くだん)の家なのか今となっては真偽の確かめ様が有りません…
印象ではデタラメ、盛り過ぎとか複数事案が1つの家の話になっていた、とかでは…?
【投稿した後、読み返してて思い出した話】
・オッサンの犬は、翌日、鎖を噛み切って、オッサンの居た家に降りてきた…ってオチだった気がしてきた
・「…件(くだん)の家…」で思い出しましたが、漫画で「件(くだん)」というのにチョッとハマッてた事が有ります。
件という妖怪(人面の牛?)がいて、特に攻撃性はなくバッタリ遭遇するだけなんだが、遭遇すると数日か一週間?後にその方は亡くなるという「リング」みたいな話。絵がチョッとブッキーで怖かった😵
【現代的考察】
本件については恐らく以下の要領で、実際には何事も起こっていない妄想大爆発だと思われます(笑)
・御札は、まあ貼ってあっただけで、恐怖新聞みたく舞って踊り狂ったりはしていない(笑)。微かな人の声は、言ってる通り気のせいか風のイタズラだと思われる
・車(二代目パジェロらしい)の揺れ、引摺り現象は、エンジン掛かったままで、アイドリングやオートエアコン始動関連による振動や揺れ
ないし砂利の乗った急坂停車で、ソレらがきっかけで少し滑っただけでは?チョッと苦しいけど😅
・車の手型については、事前にイタズラされていた物に、後から気付いて騒いだ、だけだと思われます。囁やき声は、電波の悪い山中で途切れ途切れに鳴ったラジオ番組ですね。
更にソレが千の風に乗り、車外の二人に届いたに違いない(爆)
…様するに全て妄想となる😅
あっさり解決(笑)
以上、毎度、下だらん妄想ブログにお付き合い、有難うございました✨
あと、最期迄読まれた方への要望ですが、ご意見ご感想など何でも、コメントを頂けると嬉しいです。
次回も心霊系😱😱😱
私の生涯で最恐クラスの話、「隧道」に続く…
最終回の予定✋