こんばんは🌛
今回、勝手に映画レビューするのは
「TOVE (トーベ)」
【注・ネタバレ有り】
全国一億二千万人の「ムーミン」ファンの皆様、本作は、ムーミン原作者の、トーベ・ヤンソン女史の半生(というより十数年間?)が描かれた作品です。
【注・本作はムーミン殆んど関係無いので、ムーミン誕生物語とか期待してはいけません。ラクガキ程度では出ますが原画風な物をチラッと嗜む程度です。】
日本の昔のアニメは、主人公の名前が「ムーミン」でしたが、原作では「ムーミントロール」の様です。
最近、NHKの地上波でもCGアニメが放映されてましたが、作中で「ムーミントロール」と呼ばれていました。
「トロール」とは、北欧に伝わる伝記の精霊等、ファンタジー作品やゲーム等では巨人的怪物だったりですが、ムーミントロールのトロールは、それらとは関係無いオリジナルキャラクターなのだそうです。
「ムーミントロール」は、近年も放映される等、日本でも根強い人気?に支えられていますかね〜
CGアニメが海外っぽい絵だったので、原作が海外だと思い出しました。
【注・くどい(笑)】
「ムーミンの原作者様ですが、ほんわか?ムーミンを作った方って、どんな人だったのか?」
幻想を抱いて、人の半生を覗いてはいけません(笑)
↑コチラ、主人公のトーベ・ヤンソン役の知らん女優。写真を探せば、近いイメージも無くナクないが…
先入観は捨てて、ただ一人の作家、または芸術家の半生を覗くスタンスで観賞下さい…
内容紹介
「ムーミン」 を生んだトーベ・ヤンソンの半生とムーミン誕生の舞台裏を描くドラマ。
第2次世界大戦下のヘルシ ンキで、画家のトーベは「ムーミントロール」の物語を 描き始める。
戦後、 彼女は舞台演出家のヴィヴィカと出 会い、激しい恋に落ちるが・・・。
映画の舞台はフィンランド
始まりは、第二次世界大戦の欧州戦線末期(1944)から、十数年の間で描かれています。
歴史上では、この年の6月に有名なノルマンディー上陸作戦(アメリカ擁する連合軍が欧州戦本格介入)。
フィンランドはドイツ共闘でソ連と戦っていましたが、同9月に正式に休戦した。
関係無いが、背景が現在のウクライナと被る😅
フィンランドも早くNATO入りしないとヤバいかもデスね…
↑ほぼラクガキだったスノーク(ムーミントロールの前身)
トーベはこの年の春に、独自キャラだった物を「ムーミントロール」として物語を作ったそうです。
5月に持ち込み、翌年、出版されるという流れだが、映画では、詳しい話はスルーされています(笑)
オープニングでは、父親にラクガキはまだやってるのか的に皮肉られて居心地の悪いオヤジのアトリエから😅
父親は、彫刻家としては勢威が有った模様だが生計的には不安定だったらしい…ソコラ、詳しくは描かれず。
同年、生涯の拠点となる部屋を手にするが、多額の借金も作る事になる。
(細かく描かれない)
作中では自分で改装したり、貧乏気味に描かれて表現されているだけ…
どっかのパーティで知り合った方とイキナリ自分から誘ってヤります😓
これまでの人生で遊び慣れてる?ので普通の行為だった模様(笑)
んなもん知らんから驚いたがな😅
性に関しては自由奔放だった彼女の半生を赤裸々に描いた作品って事だな、本人の同意も得ず(笑)
コチラの方は、スナフキンのモデルとなったという。
私はムーミントロール原作はチラ見した程度でマトモには読んでませんのでワカランですが。
言われてみれば、海外アニメ版のスナフキンって近いかも?
個人的にスナフキンは
「謎の吟遊詩人?みたいで時々カッコいい✨」
みたいなイメージだったが、海外アニメでは優柔不断なヘタレ気味の好青年キャラ?で「あらッ?」って感じだった(笑)
この方、その後も正式な彼氏ではないのだろうが、付き合いは続く。
一応、トーベ本人は画家&作家のツモリなんで、絵画、小説は生涯を通じて?書くのだが、ソッチでは大成出来ない人生だった。
ムーミントロール以前から、風刺画を書いていたのは高評価で、フィンランドでは風刺画家としては一流と評価されていたらしい。
「不思議の国のアリス」や「指輪物語」のトールキン作「ホビットの冒険」の挿し絵も描いていたとか。
絵画の方は、失礼ながら、残された作品から画力が微妙なので、画家としては評価されなかったのは順当な帰結ではないのだろうか…
またパーティーで知り合った女性、演出家のヴィヴィカ嬢に誘われ…
女性は初めてか?
↑まあ普通にこうなる(笑)
昔から、北欧は性に対しては開かれていたのを改めて認識させられる映画ですね。
その後、ヴィヴィカ嬢はフランスに異動するが、ついては行かない。
↑ラクガキなのか原稿なのか不明のシーンは度々出てくる。
ムーミントロールの話は一般に好まれて世界に広がって行くのだが、作中ではラクガキ扱いで殆んど語られず。
なぜ、ソコラはスルーなシナリオなのかがワカランのですけどね〜
まあ、実際にも、自分は画家で、ムーミントロール制作は生計を立てる為以上では無かったと公言されている。
しかし、自作品として、かなり細かく関わっていたらしいのがヨク解らない所。
生計立てる為だけなら、金以外の所は放置気味ではなかろうかとか思ってみたり。
細かいのが守銭奴だからなのか作品を愛していたからなのか、ドッチともとれるのが謎ですね~
本作で描かれる時代は、ムーミントロールが作品として書籍、新聞のコマ漫画、その他で幅広く世界に展開していくのと並行している。
商業的、経済的に成功するという、彼女を描くのに欠かせない要素だと思うのだが、何故か映画では殆んど描かれず。
意味がワカラン💧
ヴィヴィカ様とはメル友状態だが、遠距離恋愛が難しいのは各国共通な模様
スナフキンに、市役所のフレスコ画(壁画)制作を紹介して貰ったり、一応、売れないナリにも絵仕事は行っていたみたい
↑フレスコ画制作中にスナフキンと会話シーン。
ヴィヴィカ嬢、結婚してたんかい💦
市役所のフレスコ画の支払いが遅かった模様。
日本では、まず有り得ん(笑)
家族にグチり中。
当該作品が現在も残っているのかは不明…
近代のアーチストとしては独特のセンスを感じる様な絵は描けているのだが、本人的には画壇で評価されないと意味が無かった様だ。
スナフキンが微妙なプロポーズ?をする😅
トーベ本人ではなくても「何のこっちゃ??厳しいだろ」って感じの内容😓
ヴィヴィカ嬢に脚本書く様に促されていた。
まあやってみたりしてた様だが詳しくは描かれず。
本作のシナリオはよくワカランな〜
まあ色々と活動
関係無いが、トーベ作品には、実体験の出来事からインスピレーションを受けたストーリー、また、身の周りの人物らしき登場人物がみられるらしい。
スナフキンに限らず、トーベ本人やヴィヴィカ嬢らしい人物も登場している模様。
スナフキン、今度はマトモなプロポーズ💨
成功かと思いきや、日を置かず自ら撤収とはなんたる事だ⁉(笑)
影絵で遊ぶ、お子様トーベ。
時々、やってたという話が有ったのだろうか…
ヴィヴィカ嬢とは偶然の再会をする。
別れて?からも、仕事を供にしたりの付き合いは有ったそうで。
学生時代からの付き合いのナントカ(笑)女史とは生涯を供にしたらしい。
その後、ムーミン関連作品も共同作業していた
ヴィヴィカ嬢は、恋多き女だそうだから気をつけて、とか友人に言われる。
「も」だろ(笑)
この画力では画家で成功するのは厳しいと思われる
よく言えば印象派っぽい絵ではあるが😅
ムーミントロールとかも、描かれる度に歪んでいて、対象一貫性が無い技術力の残念さw
作品の後半?辺りから、とある島で生活したらしいが、晩年には引き上げてアトリエに戻った模様。
映画では描かれず😅
映画のラストでお父様が死去されるが、経緯やお葬式は殆んどトバされています😅
アトリエで遺産整理するシーンとなる
母親と、父の思い出話をしたり…
思い出した様に、母から一冊のスクラップブックを渡される
一流の芸術家として生きた父親は、生涯、トーベの仕事を認める事は無かった、とされているのだが…
それは、トーベの作品を父親が切り抜いて集めていた物だった…
心機一転、トーベは、その後(1960年)、画家として再出発するという事となる…
映画は終幕となります。
のち、2001年 永眠
抽象的作品も残してオリマスね
画家として大成してたら、映画も成立するシナリオだったかもってのが残念な駄映画です(笑)
ムーミン殆んど関係無い部分しか描かれないが、興味有る方はどうぞ〜✋
「永遠の野原」にて?
御冥福、お祈り申し上げます。
以上、お付き合い有難うございました✨
あと、ムーミン原作読んで、再度観賞すると映画の深みや対人視点?が変わるそうだが機会が有るかは微妙だ…