1985年式SR500(1JN) VＭ3x4キャブの実油面の調整後の確認

フローとアームの曲げ調整後の続きです。
フロートアームの曲げ修正が完了したら実油面の確認の為にフロートを組んでフロートチャンバーまでを組み戻します。

キャブのメインボディとフロートチャンバーの合わせ面より下
4.5㎜±1㎜が
許容値です

キャブをキャブスタンドにはめてからキャブの水平をとるために蓋を外した状態のミキシングチャンバートップの上に水平器を置いて水平を取ります。蓋を外した状態のミキシングチャンバートップの上面はフラットな形状となっているので水平器で簡単に水平をとることができます。

下画像
3個のインジケーターの気泡が全て真ん中に来るようにキャブの傾きを調整して下さい。写真の様に全てが真ん中に来てる状態で水平がとれています。これで正確な油面の高さが測れます。

キャブの水平が取れたらフューエルレベルゲージをキャブに繋ぎます。今回はヤマハ純正のフューエルレベルゲージを1200円で買いました。ホームセンターで買える燃料ホースでも十分に代用できますが、使いやすさが全然違うので純正のレベルゲージお勧めです

キャブの水平・フューエルレベルゲージを取り付けたら、最後にペットボトルにつないだガソリンホースを繋ぎます。これで全て接続できました。
まだガソリンは入れなで下さい。


ガソリンを入れる前にフロートチャンバー下部のドレーンボルトを少し緩めます、完全に抜かないで緩めるだけです。少しの衝撃で簡単に水平がズレてしまうのでネジを緩めるとかも先に全てすましてしまいます。
いよいよガソリンをペットボトルにいれる所まで来ました

ガソリンコックはオンの状態でペットボトルにガソリンを入れていよいよ実油面の確認にはいります。

ガソリンを注ぐと、ガソリンがフューエルレベルゲージに流れだします。

フューエルレベルゲージの
目盛りの読み方についての
説明です

キャブのボディとフロートチャンバーの合わせ面から下に4.5㎜±1㎜が実油面の許容値となります。目視では4.5㎜ピッタリに有っていましたが画像では5.0㎜の様に見えますね。正直見る角度によっても4.5だったり5.0だったりもします。目視の誤差を入れても許容範囲内なのでこれで良しとします。これで実油面の調整は終わりです。キャブを車体に組み戻し手終了です

補足）実際には最初はアームの曲げ具合をデジタルノギスで計っていなかったので、うまく実油面が許容範囲内に収まらずバラしてはアームを曲げ実油面を計測する作業を10回ほど繰り返しました。いい加減嫌になってきたころに曲げ具合をデジタルノギスで計るようにしてから2回目で実油面が決まりました。最初からデジタルノギスで曲げ具合を計ることをお勧めします

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①キャブスタンドの制作
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②実油面の確認
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③フロートアームの調整
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④実油面の調整後の確認
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