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イイね!
2011年06月02日

新潟県十日町 棚田のある風景 その1

前回の続きです。


■実は前回の美人林に行く前に、十日町の棚田のロケハンをしていました。

 ネットや写真雑誌に出てくる棚田の風景に憧れて我慢できずに出かけたものです。

 特に水を張った田植え前の風景というとこの時期にしか見られません。


■ロケハンで回ったところは、次のところです


  「星峠の棚田」

  「蒲生の棚田」

  「儀明の棚田」

 この3箇所それぞれでロケハン撮影をしました。日中撮ってもなかなか絵にするこ

 とが難しいですからね。単なるロケハン撮影です。この3箇所で約3時間ほど費や

 しました。
 
 

 この他にもありましたが、やはり一番印象に残ったのは星峠の棚田でした。十日

 町の代表する棚田であると思います。

■次にあげるのは、アップするような写真ではないのですが、ロケハンの時に撮影し

 た試し撮りです。試し撮りで日中に構図を考えて、翌日夜明け前からの撮影に備

 えます。やはり、行き当たりばったりの一発勝負はは難しいです。


【No1】 ロケハンその1

*試写といえど、最初はここがいいと思って三脚を立てるわけなんですが、実際に  
 
 
 

 撮ってよく見てみると、気にならないと思ったものが気になったりするものです。この 

 写真では、右手前のコンクリートの道路です。道路も風景の一部に溶け込む場合

 もあるのですが、この道はちょっと...でした。ちなみに、前面の田んぼの水が濁って

 いるのはまだ代掻きをしたばかりなので、時間が経てば澄んでくるのでOKです。

 それと、このポジションからだと前面の田んぼが強調されすぎてしまって、その先

 に見える棚田が小さすぎてバランスが悪いと思い、結局この場所は×にしました。 
 
 


【No2】 ロケハンその2

*このポイントはNO1から少し右へ回ったところなんです。一見良さそうなんです

 が、奥行き感がNO1よりも感じられないのです。谷のラインが途中で山の陰に隠

 れてしまっているんです。これは致命的です。それに、この風景に入り込んでいる

 道路が、この景色を分断していると思いました。風景に占める道路のイメージがな

 んとなく大きく感じるのです。右斜めの道路ですよ。中央の道路は気になりません。


 結局、この後も、この写真に見える道路を三脚をかついで下りながらポイントを探し

 ましたが、「これだぁ!!」というところには行き当たりませんでした。

 定番のポイントは、本当はトイレのある裏側なんです。行ったことのある人は分か

 ると思いますが...。この一点ですね。でも、この場所は木に囲まれているのでフ

 レーミングが難しいと思いました。定番ポイントは棚田その2にアップします。

 もっとも、星峠の棚田も望遠で切り撮る場合は、このポイントとは限りませんよ。

 
 他にもたくさんあります。

 それで、周辺をうろうろし、結局、この星峠からちょっと離れだ場所に偶然自分で

 納得の場所を発見!!それがNO3以降の写真です。この日(14日)は、この風

 景の近くに車中泊です。ちなみにこの風景の近くに車中泊したのは私だけでした。

 もっとも、星峠で棚田を撮る人はほとんど車中泊です。宿に泊まって後から来ても、

 場所がないんです。


■前置きが長くなりましたが、撮影するときはたいていこんなことの繰り返しです。主

 役が決まっていないところでは主役探しが難しくもあり、楽しくもありますね。


【No3】 夜明け前の風景



【No4】




【No5】




【No6】

*これが私が選んだポイントです。全面さえぎるものがない棚田の美しい風景です。ここは広角よ

 し、中望遠よしの場所だと思います。実は、この後、もっといい場所見つけたんですけどね。それ

 は、またのお楽しみです。

 さて、この風景でポイントとなる場所はどこでしょう?? 

 皆さん眼の行くところがあると思います。


 私は、手前中央からやや左の小さな1本の木です。この風景ではこの木が主役だと思いました。

 後に出てくる風景はこの木を中心にしています。





【No7】

*この写真は違います。



【No8】

*この写真のこの木です。私に語りかけてくる木は...。



【No9】

*この写真でもポイントはこの小さな1本の木です。



【No10】




【No11】



...と余計な話しをしてしまいましたが、自分の構図取りはいつもこんな感じでやっています。

今回は、写真の質は低かったですね。悪しからず。


次回は、日中撮影をした場所をアップします。まだまだ続きますよ~。ペースは遅いですが...。
ブログ一覧 | 旅と撮影 甲信越編 | 旅行/地域
Posted at 2011/06/02 20:57:21

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この記事へのコメント

2011年6月3日 0:04
こんばんは

棚田の写真・・・いいですね。
自分の中の風景遺産そのものです。
水面が鏡のように木々を映し出す朝の一時。
ピーンと張り詰めた空気。
聞こえるのはシャツターの音だけ。

確かにロケハンをしっかりと行い、太陽の昇る
方角や構図を考えておかないと、時間だけが
過ぎてしまい、滅多に行くことが出来ない場所の
せっかくの写真が・・・ってことになりますからね。
人物や動物の写真と違って風景写真は偶然て
なかなか起きませんから、事前の情報収集は
非常に大事だと思います。

No.3とNo.4は言うまでも無く素晴らしいですが、
No.6が個人的には好きですね。
ちょっと引いた構図で里山棚田の広がりも感じるし
素朴なんですが、ずっと見てしまう、そんな感じです。
ちなみにPL使ってますか??
コメントへの返答
2011年6月3日 7:32
おはようございます。
遅い時間に恐縮です。

「風景遺産」いい言葉ですね。
Impactさんの大山千枚田もそうですが、この「人と自然が織り成す風景」は、共感できる風景だと思います。

私は、次回アップする風景も含めてImpactさんをここにご案内したいですね。秋の紅葉と雲海の風景も最高だと常連のカメラマンの方がおっしゃっていました。

ロケハン>
本当です。知らない場所では、夜到着、早朝撮影といっても、自分で納得のいった場所でなければ後で後悔しますよね。わざわざ休暇とって行くわけですから。事前の情報収集と現地での情報収集が大切だと思います。

NO6>
この写真はほとんど色彩レタッチをしていない「素」の状態の写真です。目の前の風景が素晴らしければ、基本的にいろいろいじらなくても、十分見れる写真になるかと思います。ただし、腕があればなんですが...そこが今ひとつというところです。(笑

PLはこのときは装着していました。



2011年6月3日 7:50
おはようございます。

北海道には棚田は無いので、見たことはありませんが綺麗なところですね~

しかし、中山間地の農業も厳しいこともあり、今後棚田の維持がきちんとされていくか不安ですね。

こういった日本の美しい風景がどんどん失われていっているのが残念です。
コメントへの返答
2011年6月4日 18:27
こんばんわ。

そう言われてみればないですよね。
北海道は広いし棚田を作る必要はないですよね。気候的な制約もあるでしょうし。日本人がいかに狭いところで必死に生きているかが分かります。

ここの棚田も田植えツアーとかがあるらしいですよ。この棚田もたぶん「遺産」になってしまうでしょう。いずれ写真でしか見られなくなると思います。今でも、棚田の中に耕作放棄地がありますからね。厳しいです。

私は棚田は作っていませんが、自分の田んぼを守ります。今日も田んぼ仕事でした。(汗
2011年6月3日 8:37
おはようございます♪

鷹山さんの写真は本当に綺麗でどれも素晴らしく

いつもツボに入ります。

鏡面、夕陽、マジックアワー、

どれを観ても吸い込まれそうです。

本当に勉強になります。

No.3とNo.4は言うまでもなく素敵ですが

No.6がとても雰囲気が良くて構図も好みです。

鷹山さんの撮られる九州が今から楽しみで仕方ありません。

※コメントをいただいて元気が出てきました。

もうそろそろみんカラ復活を考えてます。

ありがとうございました。
コメントへの返答
2011年6月4日 18:32
こんばんわ。

ありがとうございます。車中泊の甲斐がありました。(笑

NO6は見たまんまの感じですね。色彩やWBはほとんど弄っていません。朝日が彩りをしてくれたものです。

九州は行きはもうフェリーを予約してしまいました。帰りはこれからです。行き先は九州のお友達の写真を参考にしながらただいま行程を作成中です。私も楽しみです。

いろいろあると思いますが、中傷する人間も自分も惨めにしているだけと思いますよ。自分は自分です。マイペースでいきましょ。
2011年6月3日 9:26
おはようございます。

よく棚田は「日本の原風景」なんて表現されますが、中国やネパール、フィリピンなんかの東南アジア系にもいっぱいあるんですよね。フィリピンの棚田は世界遺産になってますし。

これを見て先ほど「棚田百選」とやらを見ましたが、見事に北海道はないですね(笑)だだっ広い土地があだになったかなw

写真のように水鏡になった棚田もものすごく美しいですが、夏の青々とした穂や収穫前の黄金色の穂も美しいんでしょうね^^

ボクのお気に入りは9番です。どれも美しいですけど、遠くの山々の尾根の重なりがグラデーションのようにかすんでいく感じがたまらないです。

写真を見ると「瑞穂の国」という名前がぴったり来る感じがしますね♪
コメントへの返答
2011年6月4日 18:39
こんばんわ。

私もこの「農のある風景」が大好きです。

フィリピンの棚田は知りませんでしたが、「天国へ昇る階段」とも比喩されてるようですね。日本とは比較ならないほどのスケールです。

北海道は土地柄仕方ないですよね。でも、本州にない魅力ある風景がたくさんありますもんね。

ここに常連のように来る人の話しによると秋の風景がこれまた最高とおっしゃっていました。またこれたらいいなぁ~と思っています。

NO9>
実は、この中で最も気に入っているのは私もこの写真です。後編ではさらなる棚田が登場予定??。

瑞穂の国とは本当によく言ったものだと思います。稲作は日本の有形な引き継がれてきた文化であり、経済的な理由から潰したくはないものです。
2011年6月3日 10:57
こんにちは。
なかなか難しいんですね。
素人なので全部イイと思いますが。
特に、2とか8は綺麗ですね。

棚だ、被写体にはイイのでしょうが、
作るのは大変ですよね。
コメントへの返答
2011年6月4日 18:43
こんばんわ。
そうなんです。

写真は良く引き算といわれますし、フレームに何をどのように入れるかでだいぶ印象が変わってしまうのです。だから撮影オフで同じ場所、同じカメラで撮っても人によって違う作品になってしまいます。

8は望遠での切り撮りですが、代掻きがきちんとされているので、水面が青い鏡のようになりますね。ほんときれいです。

棚田は見るのはいいですが、ほんと作るのは至難の業だと思います。
2011年6月3日 15:32
鷹山さんが構図を決めていく過程を紹介して貰って大変参考になりました。

いつもいい加減に撮って、後で悔やむ事が多いので見習うべき所ばかりです。
コメントへの返答
2011年6月4日 18:45
恐縮です。
たまにはいいかと思いまして...。
素人ながらにいろいろ構図には悩んで撮っています。なので、失敗作が山ほどあります。(笑

でも、昔に比べれば撮る枚数は減りましたね。無駄打ちが減ってきました。
2011年6月4日 8:41
自然の鏡ですね~(゚▽゚*)

ここで一つご質問^^

もちろん腕の問題が1番なんでしょうが鷹山さんの写真は細部までしっかりと写れてますよね。
私が撮ると近くのものはいいんですが遠くの風景など細部がつぶれてしまいます。

画素数の違いもあるんでしょうか?
現像の違い?

抽象的な質問ですみません^^; 風景写真がどうも苦手で(A;´・ω・)アセアセ
コメントへの返答
2011年6月4日 18:56
自然の鏡>
まさにそのとおりですね。

この鏡に朝日、夕日、月、そして青空を写せるとこれまた素敵なんですけどね。なかなか...(汗

細部>
いろいろな要因があると思うので一概には言えませんが、やはりパンフォーカスを効かせるには手前にピンを定めて絞りを高めることだと思いますが、絞りすぎるとご存知のとおり回折現象が起きてしまいぼやけてしまいますしね。難しいです。

今は5D-MarkⅡを使っているので、以前使っていた40Dとは風景写真での精度はかなりの差がありますよ。

そして、最後の仕上げのレタッチによっても変わってしまいますしね。私は比較的シャープを効かせて仕上げています。過度にならないように気をつけていますが...。効かせすぎるとどぎつい写真になってしまいます。

口で言うのはなかなか難しいですね。
あまり参考にならなかったかもしれませんが、おいおいということで..。
2011年6月5日 16:11
鷹山さんこんにちは。

まるで鷹山さん一人が静かな中撮影しているように思えますが、たくさんの人が撮影ポイントを狙っているんですね^_^;

写真が素敵な人ほど下準備をしっかりとされているわけですね。

しかし、水が綺麗になって、田植えが始まるまでで、さらに天候もとなるとサクラ以上に撮影日は限られてきますね(>_<)
コメントへの返答
2011年6月5日 17:31
こんばんわ。

このポイントで撮影していた人は最も多くて15人~20人程度だったと思います。星峠はさらにこの倍の人数は下らないと思います。旅館から中型バスで送迎ですから、たまったものではありません。(笑

やはり、深夜到着、早朝撮影は博打に近いですね。知っているところなら別ですが、初めての場所は少なくとも夕方にロケハンするとともに、ネットで事前に太陽の昇る方角を調べておいた方がいいと思います。

ほんと、これで桜があれば最高ですが、逆にこ地は桜の時期はまだ雪が結構残っているようですね。

自分も家業が農業でなければ好きなところにいけるのですが、なかなかそうはいきません。宿命なので仕方ないですね。(笑

2011年6月5日 17:10
鷹山さん、こんにちは^^

棚田の風景、引き込まれました
今回はこの風景を撮る過程も書かれていて
自分の撮影と比べて綿密な準備されてるだなぁとシミジミ!

以前僕の撮った土谷棚田のブログで木をポイントにしてる事をコメントして頂いたので
今回のもきっとあの木が鷹山さんに何か語りかけてきたのだろうなぁって思いました

先日、プロのカメラマンと一緒に撮影する機会があったんですけど
やっぱり細部にまで気を配って撮影されてる事を感じました
今後の撮影では自分でも色々と気を使いながら撮ってみたいと思いました^^

九州に来られるんでしょうか?
お時間あればお会いして見たいですね^^
鷹山さんが切り取る九州の風景、楽しみです♪
コメントへの返答
2011年6月5日 17:42
しもさんこんばんわ。

毎度ありがとうございます。
いつも、撮影するときはこんな感じであっちをうろうろ、こっちをうろうろ...と不審者に近い行動をしています(笑

あの木>
そうなんですよ。実はここで京都から来ていた80歳近いBM乗りのおじさんと知り合いになり、撮影談義をしていましたが、そのおじさんもキーポイントはこのステージではこの小さな木だね。と言っていました。

プロの人は無論ですが、撮影オフなどをするといろいろな方の撮影スタイルがあるので勉強になりますよね。今回も、この場所ですごい機材を使って、自分で道具を加工して撮影している人とお話ができ、いろいろ勉強になりました。

九州>
その予定です。もう行きのフェリーは予約しちゃいました。いきたいところはあちこちあるのですが、行程を組んでいないので、決まったらメッセージします。まだ先の話ですけど..(笑


2011年6月6日 22:19
写真が素晴らしいのはもちろんですが、今回は、鷹山さんのロケハンの様子や考え方を拝見できて、とっても勉強になりました。

と同時に、自分はもっともっと丁寧に撮らないとダメだなぁと反省しきりです。

No.5やNo.8の水面の美しさ、絶品です♪
来年は桜シーズンで燃え尽きないように気を付けて、私も棚田に挑戦してみたいですね!
コメントへの返答
2011年6月6日 23:47
こんばんわ。
私なりの素人ロケハンですが、それなりに考えて撮っているプロセスもたまにはいいかと思いまして...(笑

主役がはっきりしていないところでの自分なりの主役探しは、武者修行にはもってこいだと思うんですよね。

自分としては、この繰り返しが「撮影眼」を養うのではないかと思ってやっています。なんて~偉そうなこと言ってすんません。(笑

NO5.8>
夜明け前から日の出の時間帯の水を張った田んぼは、七色とまでは言いませんが、色の変化が短時間で目まぐるしく変わるので、思わず興奮してしまいます。

コックレーンさんの撮った棚田も見てみたいですね。

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