鷹山のブログ一覧

８月４日(土)

御浜小屋の方から今日の夕焼けは結構焼けるよ～。と言われ、三脚を立ててその瞬間を待ちました。
　予想どおり、夕焼け舞踏会という感じになりました。宿泊者の多くがこの風景に心洗われたことでしょう。しかし、この風景と引き換えの山小屋の夜は辛かった。富士山の時の山小屋と同様、超過密の中での雑魚寝といびきの合唱にはとても耐えられませんでした。私は、しばらくの間、一人宿の外で夜風にあたって体を冷やしていました。おかけで睡眠不足になったことは言うまでもありません。
　
　さて、ではその風景の一部をご覧ください。

　
【No1】



　【No2】



　【No3】



　【No4】

*太陽が沈んでからドラマが始まります。


　【No5】



【No6】



【No7】



【No8】


この夕焼けは、「のれん」さんと以前撮った時以来かも??
のれんさん退会しちゃったんですね。寂しい限りです。

次も登山の写真が続きます。

８月３日（金）

　例年、７月末から８月の頭にかけて長期遠征をしていますが、今年は家造りもあって、短期間で妻と東北へ旅をしてきました。実に長期遠征は、えぇ～と、山中湖に撮影会に行ったきりでしょうか？？
　ちょうど、家では穴掘りをしているときなのでタイミングが合いました。今回の旅程は次のとおりです。


■１日目：松島→塩釜→牡鹿半島→花巻温泉泊
　　３．１１の被災地をこの目に焼き付けておきたかったのと多少でも消費活動をしてこようと思ったため。
■２日目：花巻温泉→登山（私）　→　山小屋泊　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　→酒田の花火鑑賞（妻）　　と、別行動
■３日目：山頂アタック→下山→横手泊→寄り道して帰宅
　といった感じです。

最初に訪ねた松島はさすがに観光地だけあって、一部に被害が見られましたが、それほどとは感じられませんでした。もっとも、ちょっとしか立ち寄らなかったので、詳しいことは分かりません。

【Ｎｏ1】


【Ｎｏ2】



この後、塩釜で食事をしたり、仮設商店街で買い物もしましたが、写真は１枚もありません。結局、レンズを向けられませんでした。牡鹿半島も同じです。写真を撮るより、いろいろ考えさせられてしまってそれどころではありませんでした。

・僅か数メートルの差で家を失った人
・不便なところに仮設住宅があって暮らしている人
・こんな酷い目に遭っても笑顔でお客さんに接する商店の人たち
・道路沿いに積み上げられた瓦礫やゴミの山
・全て押し流され、基礎だけ残った市街地
.....

こうした風景を見ていると、自分の置かれている境遇や自分がこれから何をしなければならないかを考えさせられてしまいました。


そんなこんなでその日の宿に到着する時間もちょっと遅くなってしまいました。

泊まったお宿は「やまゆりの宿」というところ。なかなかいいお宿でした。また泊まってみたい宿の一つです。

【Ｎｏ3】


【Ｎｏ4】


宿の内容はＵＲＬに貼り付けておきましので、興味のある方は見てね。


８月４日（土）　晴れ

　花巻を後にして、次に向かったのは、そう、過去２度挑戦していずれも山頂に到達できなかった「鳥海山｣登山です。過去は１０月の初旬にチャレンジして山頂は雪のため断念したため、今回時期を変えて挑戦したものです。
　紅葉の時期も圧巻ですが、夏は夏でこれまた高山植物や青々とした緑が目に眩しく久々に開放感を味わいました。やはり旅は良い。そして、自然の中での撮影もまた格別なものでした。
　今回も、登山口は｢鉾立｣からです。いつもと違うのは、山小屋に泊まったことですね。山頂の山小屋に泊まれれば良かったのですが、満杯で泊まれず、御浜小屋に泊まりました。昨年の富士山以上に山小屋は悲惨(狭い・うるさい・暑すぎ)な状況でした。本当は、テントが良いのでしょうけどね。ここはそうした場所もありません。
　次の写真は、鳥海湖付近の写真ですね。宿についてホッと一息のところです。

【Ｎｏ5】



【Ｎｏ6】

＊日陰に咲く美人の山百合に出会ったので、三脚立てて撮影。シグマ150mm。重いのに持っていきました。


【No7】



【No8】

*何とも愛らしい...とこの花に出会えたことに感謝。山百合自体はたくさん咲いているんですよ。でも、どれも美人というわけではないんです。


【No9】



【No10】



【No11】


何とも雄大な風景でした。心が無になりますね。これだから、山登りは辛くとも止められない。


【参考】
１回目の鳥海山登山

２回目の鳥海山登山



次は鳥海から臨む日本海の夕焼けです。

7月20日（金）

　順調に進んだ解体作業。予定では24日（大安）に地鎮祭、そして、30日からは地盤改良の予定です。
　その間に一応、埋蔵文化財の調査があるということをメーカー側から聞いてはいました。私としては、余計なことでスケジュールがずれると単に入居日が遅れるだけでなく、費用や税制面でデメリットが生じるので、解体が終わった後に、役所に電話をして早く試掘調査をして欲しいと依頼をしました。

　その結果、試掘調査が決まったのは20日でした。解体工事が終わってから、1週間以上経過してからの調査です。「こちらから電話をしないと日程が決まらないか？　何とものんびりした仕事だ....」と内心思ったものの、「まあ、今まで私の住む集落で家の建て替えに伴って遺跡が出たという話は一度も聞いたことがないし、だいたい試掘調査自体やったという話を聞いたこともないしな」と思っていました。文化財保護法に基づいた調査なので、形だけでも協力するのは国民の義務だから仕方ないと思っていました。

　それで、これがその時の試掘調査の写真です。ちなみにこの写真は妻が撮ったもの。

【Ｎｏ1】


【Ｎｏ2】


【Ｎｏ3】なんかいやな予感


　この日のお昼休みに父から携帯に連絡が...
「どうなっているんだ！！　遺跡が出たから全部掘り起こすと言っているぞ、何で家だけやるんだ○×△。やるんなら、平等にどこの家でもやるべきだろう」と怒りまくってました。

あの...。私が発掘頼んだんじゃないだけど...。　まあ、ごもっともなご意見。

私も役所の担当に電話しましたよ..。すると「以前隣の家を試掘した時に出なかったので、今回も出ないと思っていました｣ですって。「だったら埋蔵文化財の指定地域にしなければいいのに...」。そう、私の住むところはもともとそうゆう地域に指定されていたのでした。でもね、指定地域の中で家の建て替えに伴って遺跡が出たのは、私の家が初めてです。不幸の宝くじに当たったようなもんですね。

その後、いろいろ役所とのバトルがありましたが、あまりにずさんなやり方に怒りを通り越して呆れてしまいました。そのいい加減さは次のとおり。

①同じ集落でも、町組織内において書類が開発部門から回る時と回らない時かあって発掘できなかったときがある。今年になってから、そのようなことがないよう組織内で話し合いをした。
　→同じ被害に遭っている人がいるということですね。大体、いつから文化財保護法があると思っているんでしょうか？
②建主とのスケジュール調整不足
　→本来は、適合証明を取る段階で建主と調整をしていれば、６月には調整が終わっていたはず。
③調整した内容とは違った発掘工事の実施　など

と、いろいろありましたが、これに協力しなければ、違法建築になってしまいますしね。いかに相手に手落ちがあったとしても、権力に逆らってもどうにもならないので、やってもらいました。
そのため、着工は20日間も遅くなってしまいました。
発掘調査自体は別に協力したくないといいうことではなかったのですけどね。埋蔵文化財の指定地域になっているのであれば、出るのが当然というリスク管理の下、建て主と事前にスケジュール調整をするのが市民サービスと思いますけどね。出てからスケジュール調整をするなんて民間企業ではありえないでしょ...。


　次の写真の地鎮祭も、最初「延期できませんか？」と言われたので、「神主さんから大工さんまで全て調整しているので、無理ですね」とその場で拒否しました。

　結局、意地でも地鎮祭はやりましたよ。しかも、地鎮祭か終わったらすぐに発掘をやるように依頼をしました。本当は、地鎮祭の結界は数日間そのままにしておかなければならないようですが、そのことも含めてお祓いをしてもらいました。

【Ｎｏ4】



【Ｎｏ5】　それぞれの腹の内
この写真は削除しました。
＊登場者　父と役所の担当者 　この写真は後で削除します。

【Ｎｏ6】


【Ｎｏ7】


＊すったもんだした挙句、やっと発掘調査が終わりました。なんでも、古墳時代の遺跡で、住居跡が出たとのこと。また、土師器かたくさんでたそうです。学芸員さんとしては、嬉しかったでしょうね。


まあ、この遺跡の人が私のご先祖様ということはないと思いますが...。そんな昔から、ここに人が住んでいたんですね。

とにかく、我が家にとってはたいへんな出来事でした。



次回は、旅と撮影です。
発掘調査の間は何もできないので、急遽、気晴らしに予定外の夏休みをとって登山をしてきました。





　

７月２日（月）　　

【解体工事開始】
　
　前回の主要装備決定から、いきなり話が飛んでしまいましたが、細かいこと載せていくと話が長くなるので、話は飛躍します。

　本来は、この解体工事の前にメーカーとの｢着工合意｣をするのが一般的ですが、役所側と建築確認申請にかかるトラブルでスケジュールが遅れてしまいました。そのため、確認申請が下りてから着工合意をしていたのでは、年内に引渡しができなくなってしまうため、私が責任を持つから、先に解体工事をやらせてくれと頼み込んで、念書を住林に書いた上で、７月２日から解体工事を始めました。

　解体工事も、メーカー指定の業者だと金額が高いので、地元の工事会社を頼みました。もちろん、法に則っての解体工事なので、手抜きはなしです。でも、この選択で百数十万の金額差が出ました。全てメーカー任せだと、いくらでも費用は高くなってしまいます。ちなみに、この解体業者は結構大きな会社で芸能人の桑田佳祐さんの家（建て替え）など、芸能人の家も結構手がけているとの事でした。まじめで親切な会社です。
　解体の様子はこんな感じです。
【1　解体直前の我が家】
＊＊＊＊＊

＊画面向かって右側が洋風？、玄関は和風...とちぐはぐな家です。玄関の屋根に乗っているのは、土嚢です。3.11の影響でぐしが落ちてしまったため、ブルーシートをかけて雨漏りを防いでいた跡です。
この写真は後で削除します。

【2　43年間お世話になった家　】　

＊縁側です。もう傷だらけで、これは再生不可能と一条工務店に言われた檜の無垢材です。さて、これが本当に再生するのか？　


【3　８帖2間ぶち抜きの部屋】

＊昔は、冠婚葬祭や親戚の寄りごとにこうした8帖2間続きの間取りをする家が一般的でした。しかし、今の時代は、家族への負担や手伝ってもらう近所への負担を考え、すべて外で行うようになったので、こうした間取りは不必要になってしまいました。新築の家でも、こうした間取りは変わってきます。


【4　解体作業】

＊いろいろ不便も感じる家でしたが、いざこうして取り壊しとなると、数々の思い出も一緒に壊されるようで何とも複雑な心境です。両親の方がその思いは強かったでしょう。


【5　解体最終日】

＊解体着工から9日間でここまでやってくれました。しかし、毎日暑い中をただひたすら黙々と仕事をやってくれました。


【6　威力を発揮したマシーン】


　次は｢とんだ災難...｣です。

もう、とっくの昔の話題ですが、家造りに忙殺はされていましたが、一応、次は生きていないと思い、撮影したのが金環日食の写真。

これだけはどんなに忙しくとも、撮らねば．．．と思い撮りました。
ＮＤ４００をつけての撮影です。

腕が未熟なので、皆さんのようには撮影できませんでした。..もっとも、インターバル撮影でしたが..。

仕事も趣味も今しかできないことを積み重ねていきたいですね。家庭もでした。（汗

【Ｎｏ1】



【Ｎｏ2】



【Ｎｏ3】



【Ｎｏ4】



次は、再び家造りです。