
V12 Vantageを購入してまもなく悩まされた腰痛はハグドライブスリムクッションのお陰でなんとか解決しました。しかしながら、乗り心地が硬いことには変わりがなく舗装状態が悪い一般道や首都高のつなぎ目などが連続するドライブを終えるとかなりの疲労感が残ります。981BoxsterSpyder(V12Vantageと同じくフルバケット)の方がはるかに乗り心地はしなやかです。まだ運転している自分は良いのですが、助手席に乗る人にとっては地獄のようです(妻談)。
最初はサスペンションを純正以外のものに変更することを考えましたが、何人かの知人に相談すると、サスペンションよりもまずはタイヤを変えてみたらどうかという意見が多数を占めました。購入したV12 Vantageには製造後3年前後のポテンザS001が装着され溝山もまだ十分に残っていましたが、これを交換することにしました。候補はミシュランパイロットスポーツ4s、もしくはファルケンアゼニスFK510。ファルケンというメーカーそれまで聞いたことがなかったこともあり、当初はミシュランで検討していました。
車検とタイヤ交換を依頼したお店の方の話ではサーキットを走らないのであればファルケンで十分走りの質を維持できること、コストパフォーマンスも優れるということ、最終的には自分が今一番優先したいことは乗り心地の改善であるということからファルケンを選ぶ事にしました。
ファルケンに交換したV12 Vantageを走らせてすぐに、路面からの突き上げがマイルドになったことがわかるぐらい乗り心地は改善されました。長距離になるとそれなりに疲労感はあるのですが、これはシートに問題があるような気がしています。また少し心配していた高速域での車の挙動ですが、公道での常識的範囲内速度ではポテンザに比べて特に見劣りしたり、不安定になることはありませんでした。そしてちょっと嬉しかったことが燃費が改善したことです。ポテンザを履いていた頃と外気温やエアコンの設定などが違うため完全に同一条件ではないのですが、履き替える前の「ヘイキンネンピ」が大体6.2km/L前後を表示していたのに対して、ファルケンに履き替えてからは大体同じコースを走って6.8~6.9km/Lを表示しています。
助手席に人を乗せて都内を走らせるにはまだまだクリアすべきことはありますが、一人でスポーツドライブを楽しむにはなんとか許容できる状態になり一安心です。
Posted at 2020/10/25 17:15:38 | |
V12 Vantage | 日記