オーバーヒート完治修理記録【その1】
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マイコペンが患っていたオーバーヒート現象。お陰様で完治しました。
片道8km通勤するとクーラントが500ccくらい吹き出し水温も100℃~110℃という重篤な状態でしたが、コペンを購入した大分市のファクトリードイさんに陸送し修理してもらいました。
担当メカニックのH氏、忙しい合い間に100枚近くも写真を撮って下さってました。
同じようにオーバーヒート症状に悩んでる同士もいらっしゃると思いますので要所を記録します。
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エンジンを降ろしたあとのエンジンフレーム。ステアリングアーム・スタビなど足回りやエンジンマウントなどが付いています。
今回の修理メニューはこの時点ではまだ決まっておらず、これから点検し修理内容を決める流れです。
ガスケット交換で済むのか、エンジン交換なのか、診断結果が出るまでの数日間がえらく長く感じました。
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3つあるエンジンマウントのフロント側。状態が悪かったようでエンジン降ろしついでに3つ全て新品交換。
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タービンを外してみたらガスケットが3箇所ほど割れてたみたいです。
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補機類などパーツを取って半裸になったエンジン。こちらはインマニ側。
ちなみにヘッドカバーは2年ほど前イグニッションコイルを替えた時ダイハツで新品交換してます。
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カムを取ったヘッド内。普通に綺麗です。
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クーラント吹き出しの原因と思われるシリンダー部がいよいよ出てきました。
これはシリンダーブロック側。歪みはこちらではなくこの上に付いてるヘッドブロック側です。
幸いクーラントはシリンダー内には侵入していませんでした。
タイミングチェーンの伸びも無かったそうです。
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で、これが問題のガスケット抜けしているであろうヘッド側。
INとOUTのバルブ16個のうち1番エキマニ2個だけ色が黒いです。何でだったのだろう?
この時点ではまだヘッドの歪み部分はどこだか分かりません。
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ヘッド面の汚れを取り払いシックネスゲージを使って歪み箇所を洗い出し。
そしてついに歪み箇所発見です。
ヘッドの2番と3番の間が歪んでいたそうで写真のゲージの刻印を見ると0.04mmの隙間だったようです。
この隙間からウォータージャケットに圧縮ガスが入り込んでクーラントを吹き出させてたのです。
ここでようやく修理方針が決まりました。今回はヘッド面研で完治できるという事になり予算的には軽くなったので補機類や消耗品はほぼ全て交換することにしました。
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ヘッド面研は近所の金属加工屋さんにお願いしたそうで面研が終わるまでの間にオーバーホールです。
写真はオイルパンを外してひっくり返しているエンジンブロック。クランクシャフトが見えてます。
かなり状態が良いとの事だったのでピストン周りは分解せず洗浄のみです。
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タイミングチェーンやオイルパン周り部品の洗浄。
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ウォーターポンプも寿命近い状態でしたので新品交換。右下のピカピカのやつです。
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近所の加工屋さんにヘッド面研出して翌日にはピッカピカになって戻って来てました。0.04mmの歪みに対し0.06mm面研したそうです。
ヘッドが出来上がったここからが修理のヤマ場だったようです。
【その2に続く】
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