タイミングベルト交換②
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
フロントカバーを取り付け、インタミとクランクのオイルシールを挿入します。
フロントカバーのボルトは7.5Nmで、均等に締めました。
フロントカバーの下側二本はオイルパンと共締めです。
オイルシールはインタミとカムが同じです。挿入の治具には36mmのソケットをクランクのオイルシールの治具には、エンビパイプを使いました。
2
カムのオイルシール挿入後です。
挿入には治具を当ててボルトで締め混んだり、少しずつ叩いたりと、色々なやり方でやると思いますが、シールを傷つけないのと、余程曲がって挿入しなければ大丈夫ですが、ボルトで圧入が一番安心かもしれません。
オイルシールを挿入したら、カムとインタミのスプロケットを取り付けます。
ボルトの締め付けトルクは50Nmです。
カムホルダーレンチでスプロケットを固定して、トルクレンチで締めます。
3
オイルシールを挿入し、スプロケットを取り付けたら、いよいよタイベルを取り付けていきます。
下準備として、テンショナースプリングをガイドに被せ、ウォーターポンププライヤーでスプリングを縮め、ガイドの穴に適当なストッパーを差し込んでおきます。
私は六角レンチで代用しました。
4
次に古いタイベルに写した合いマークを、新しいタイベルにペイントマーカー等で写します。
新しいタイベルには、同じ場所にくる位置に初めからマーキングが有りました。
5
いよいよタイベルの取り付けですが、回転方向の記載がない場合は、正面から見て「文字の読める方向」にセットするのが、一般的です。
新しいテンショナープーリーに先程縮めてセットしておいたテンショナースプリングをセットして、取り付けます。
タイベルを合いマークを合わせて取り付けたら、テンショナースプリングをロックした六角レンチを引き抜きます。
六角レンチを引き抜くとスプリングの力でタイベルが張られます。
スプリングを新品交換した方が良いのは張り加減はスプリングの力なので、スプリングがへたっていたり、社外品でバネレートが違っていたら、その張り加減が変わってしまうので、この部品は「純正新品」が良いと思います。
ベルトが張られたら、テンショナープーリーのボルトを締めてプーリーを固定します(忘れずに)
クランクボルトを付けて、クランクを2回転させて、各合いマークが揃えば取り付けは成功しています。
6
合いマークを確かめる為に付けたクランクボルトを一旦外して、タイベルカバーの下側とバランサープーリーを取り付け、クランクプーリーホルダーレンチをセットして、クランクボルトを165Nmで締めます。
今回の作業にあたり、ボルト等の締め付けトルク値を海外サイトで調べた所、カムとインタミのボルトは50Nmで、クランクボルトは60Nm+60°の角度締め、あるいは165Nm(122lb ft)だったので、角度締めがやりずらいので、165Nmで締めました。
タイベルカバーの上側を取り付けて完成です。
7
今回、ついでにタイベルカバーは艶消し黒に塗りました。
タイベル交換のステッカーを何処に張るかで悩みましたが、一番「それっぽい」カバーに張りました。
エンジンルーム内には、日本語表記の物が無くなりお醤油臭さも無くなりました。
940のタイベル交換は簡単だし、万が一失敗してもバルブとピストンが干渉しないので、大事に至ることはないので、初めてタイベル交換する方の入門編に最適かもしれません。
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