ユニオンさんのブログ一覧

（その一からの続き）
車に近づくと開錠する音がした（たぶん）。ドアノブに手をかけると「お～。開いてる」
乗り込んで座席に座り初めてアコ－ドではなくシビックだと気づかされる。「何でシビックがこんなに広いんだ？」なんたってシビックという名の車に乗るのは義理の妹の「ワンダ－シビック」以来１７～８年振り、いや元号がまだ昭和だったかも・・。
「エンジンかけよーっと」が、この期に及んでまだキ－を挿そうとするオヤジ。「キ－穴あるわけね-よな。おっとこのツマミかな。ビンゴ！。でもどうせならスタ－タ－ボタンにして欲しーな」ぶつぶつ言いながらエンジンをかける。
最近の車はエンジンをかけないとメ－タ－廻りが真っ黒（真っ暗）なので、漠然とMCRエスティマのオプティトロンのようにエンジンをかけるとアナログメ－タ－（針のメ－タ－という意味で）が出てくるものだと思っていたら腰が抜けそうになった。
いきなり、目の前にクリスマスのラブホテル街の様なパステルの光が広がったのであった。こりゃなんだ液晶パネルか？俺のツ－バンのメ－タ－を照らすのは豆電球だぞ！ふざけんな！とデジカメを持っていないことを後悔した親父の２７番目の憂鬱也。続く。

仕事中にオフクロの友達が入ってきた。（工場の２階が実家になっているのだ）
「息子さん。車を止めるの難しいので道路に停まってるんだけど」「じゃ、入れ直しておくからキー貸して。」この方は半年前はアコ－ドだったが、キ－を受け取ると妙である。キ－の部分がなく普通の（？）キ－のリモコン部分（LOCK、OPENのボタンのある部分）だけなのだ。「何これ？」と私。「近づけばドアがあいて離れればカギがかかるんだよ」とオバさん。「お～。そういえば日いずる極東の国にそういう車がある」と聞いたことがある。いまだにツ－バンはドアノブの下にあるキ－シリンダ－にキ－を差し込んでひねるという聖なる儀式を行わないとドアが開かないノスタルジックな車なので、すでに結構カルチャ－ショックであった。
解体屋でリモコンキ－ついたドア探し移植しようかな。でもドアキ－とエンジンキ－の２本持つのは面倒だなとろくでもない考えが浮かんでくる親父の２６番目の憂鬱であった。（続く）

毎月、小遣いを貰ったあとはモルツや凄味を飲んでいるが、月末になると金欠で雑酒（雑酒って一発で漢字変換できないんですよ。単語がないんですよ。わびしいですね～）を飲まざるを得ない！　しかし雑酒はなかなか酔わないのでこれを飲む時はラム酒をショットグラスに一杯ついで交互に飲む。ラムの中に「干しぶどう（なんかもっと今風の言い方はないのか？）」を５～６粒沈めて飲むとほどよく甘くなると同時に、文字通りラムレ－ズンの出来上がりである。
では何故、ラム酒なのか？「やっぱり海賊はラム酒だろ」「だけどあんた、町工場のオヤジだし」とひとりボケツッコミは置いといて、とにかくうまいからである。
みなさんも騙されたと思って一度やってみてください。
だけど結局、貧乏人の生み出した手っ取り早く酔う知恵には違いないかな？あーむなしい。親父２５番目の憂鬱。

昨日はガソリンの値上げネタだったが、どうもビ－ル類も新年から上がるらしい。
我が家の場合は家計費で買ってもらえるのは「第３のビ－ル３５０ml缶を１か月に１ケ－ス」が不文律となっているので写真の凄味（これは発泡酒で自分では一番うまい）やプレミアムモルツ（もちろんビ－ル　本当は毎日これかエビスにしたい）は私の小遣いで買うわけである。ここで値上げされれば発泡酒は切り捨てて雑酒（ジョッキ生とかのどごし生とか）に戻るしかない！　矢沢が「休日はちょっとうまいビ－ル」と言っていたのでプレミアムモルツをやめるわけにはいかないし・・。貧乏人には冬の時代である。
声を大にして言いたいが、政治家は２年位、年収５００万くらいで生活すること義務づけるべきで、その５００万のなかでビ－ルを買って、国産野菜を買って、電車、タクシ-代を自分で払い適正な家賃で生活させないと庶民の厳しさはわからないと思う。消費税をあげる前にコストカッタ－として日産のゴ－ンちゃんが政府に出向すればいいのに・・。と思う「年が越せね～！」と叫びたいオヤジの２４番目の憂鬱です。

最近は自分の収入以外は全部高く見えてしまうが、中でもガソリンは毎月６円/リッタ－値上がりしているらしい。う-ん、そういえば１０月３１日にも「明日から６円上がるので入れとこ」と満タンにしたが、昨日（１１月３０日）も「明日から・・」と同じパタ－ンで残っているプリカを全部使ってきた。ここのGSはセルフ給油なのだが先に自販機でプリカを買って入れると、現金よりリッタ－あたり５円安い。40L給油だと２００円違って１０km多く走れるので所有車が２台ともハイオク仕様、燃費６km弱の恵まれない条件では結構ありがたい。
私はありがたいこと（？）に過去の車の燃費は全部４～７kmなので「１キロ進むのに３０円かからないなら安いんじゃ～ん。タクシ－より安いし、自販機で水買うより安いんだから。」といびつな感覚でここまで生きてきたが、たまに「次は絶対にプリウス買おう！地球のためではなく、自分のサイフのために！」と思うもう一人の私がいるのも事実である。
値上げブ－ムに便乗できずに「工賃あげてくださいよ。」と言えない親父の２３番目の憂鬱です。