バックドアオープナー 作り方(リアドアオープナー/バックドアを内側から開けるやつ)
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
http://minkara.carview.co.jp/userid/3353279/car/3102058/11765917/parts.aspx
先日パーツレビューで投稿した自作インサイドバックドアオープナーの作り方を記します。まだまだ良い方法を模索中です。
お金と時間と手間がかかりますが、その出来と実用性はさながら純正品です。開けるのに力も要りません。動けば良いってもんじゃない。レバー式とは違うのだよ、レバー式とは!!
手順を細かく記したのと余談で長文です。
混同を避ける為、82523-77R00のケーブルはワイヤケーブル、電気的なケーブルの方はコードと呼称します。
で、お約束ですが…
──────────────
改造行為なので自己責任です。
──────────────
JB64W 1型での施工です。今後説明とは違うところが出てくる可能性があります。
現場判断でお願いします。ザ・DIYです。
#追記(2022/11/12)
⚠️施 工 前 に … 注 意 事 項⚠️
まず手順を確認すると共に、マイナーチェンジで変わっていないか、オプションで何か付けてないか、別の改造を施していないか等を確認してください。
今回の方法はドアロックユニットにもう一本ワイヤーか何かが付く切り欠きがあるからこそ実現した施工方法です。
手順10~12番のロックユニットを外す工程を参照してください。
別のオプションやマイチェンで何かが付いていたらこの方法での施工は不可能なので、先にユニットを外して確認した方が安心です。
部品を揃えたり作業を開始する前にT30トルクスを用意し、ユニットに何らかの変更が無いか確認してください。
#追記終わり(2022/11/12)
加工はカッターでの切断、ドリルでの穴開けがあります。
○材料
↓ディーラーで頼む物
・バックドア ハンドル(XG, マットブラック)
型番 82850-77R00-5PK─確か4,015円(税抜3,650円)
・バックドア ラッチ リンク
型番 82520-77R00─4,015円(税抜3,650円)
・バックドアケーブル
型番 82523-77R00 ─770円(税抜700円)
↓ホームセンターでそろう物
・金折20x40mm(買った物はM4の穴有り) x3
・T字金具(木工用で発見) x3
・金折の穴に合う径で10mmのボルトナットセット x 3
・M6x10mm ボルト x2
・M6x15mmアプセットボルト(ワッシャとバネ座金付) x1
・結束バンド(耐荷重15kgくらい?) x2
・15mm幅のスポンジ(必要?)
○必要な道具など
・T30トルクス
・スケール(150mm以上)
・カッター
・ニッパー
・3番ドライバー
・ドリル 4mm(金折の穴による), 6mm
・やる気
○あるといい物
・内張が置ける台(足場台など)
(作業中内張を置くのに使います。内張がぶら下がります)
2
まずは内張加工から
画像は完成形ですが…2カ所ほど改善すべき部分があったのでそういった点も説明では考慮してます。
もっと良い固定方法が思い浮かんだらぜひ教えてください。場当たり的にやってますので…。
早速内張を剥ぎましょう。
新品のハンドルには裏の縁にゴムが付いていますが、不要なので外しておきます。
3
ハンドルを取り付ける為の穴を開けていきましょう。
・注意点1
画像のように四角く切ってしまうと角がハンドルに隠れきらないので、表から穴が微妙に見えてしまいます。(ギリギリ隠せたので自分はセーフでしたが…!)
次の項で説明します。
4
完成後の実測137x79mmでした。
なので最初は1~2mm程度小さめに切って、ハンドルを合わせながら微調整してください。
左辺と上辺を基準としてください。
左辺は左の出っぱりから8mmほど内側
上辺は上の出っぱり直下です。
角はこのくらい取れば大丈夫だろって感じなのでざっくりな数字です。ハンドルが入ってかつ穴が見えなければ丸くてもOKです。
ハンドルは内張りに押さえつけているだけなのでこの穴のサイズが全てを決めます。
一発で切ったらダメ、絶対。
これで多分大丈夫なはずです(無責任)。
報告待ってます。
5
金折はこんな感じ。これは下側のです。
ハンドルのナットはM6なので長辺の穴は6mmに広げておきます。
内張が挟める位置に合わせてT字金具を取付けます。
今回は金折の穴が4mmなのでM4ボルトナットで固定しました。脱落リスクや強度を考えると溶接が一番良いです。メタルボンドでもいいかもしれない。
今回は説明するため、そして誰でも出来るようにということでやってません。
6
内張の邪魔な出っぱりは削ぎます。
押さえ金具のうち横2つはT字金具の先端が余るので適当に曲げてます(切るのが面倒だった)。
隙間を埋めるのとズレ防止を期待して余っていたエプトシーラーを貼ってみましたが効果は不明です。
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内張に取付けます。
8
ワイヤケーブルを取付けます。
切り欠きがあるのでそこから入れます。
先端が入ったら回して緑の部分をラッチに固定。
これにて内張加工は終了です。続いて取付へ
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ドア側のコード2本とラッチは外して、適当にぶら下げておきます。ハンドルも外せばこの後のロックユニット取り出しが若干楽になるかもですが、外さずとも出来ます。
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ロックユニットを外しましょう。ここのネジはT30トルクスです。黄色のネジロックが塗ってあります。
11
取り出すには横にしながらハンドルの上を通します。(画像は既に施工後のユニット)
12
ワイヤケーブルがもう一本付けられそうな切り欠きがあります。
何かドアロック関係のオプションが付くのでしょうか?
ここに内張に取り付けたワイヤケーブルの先端をはめ込みます。
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ハンドルを引くとリンクが引かれ、その先にある別のリンクが押されてロックが解除される仕組みのようです。
ワイヤ先端(タイコ)とワイヤが通っている所に結束バンドで固定。矢印の位置、上のリンクに触れるまで絞ります。上のリンクを押すほど絞ってしまうとドアが閉まらなくなります。
結束バンドより良い方法無いですかね?良いアイデアがあれば教えてください。
14
要注意点です。
矢印の飛び出しているリンクにはパーツが接触していないように。ここが正常に動かないとバックドアの鍵がかからなくなります。
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焦らず動作確認しましょう。
確認中の画像を撮り忘れたので使い回しで申し訳ない。ドアへの取付は必ず動作確認後に行ってください。
ロックの黒い部分をガチャッと引っかかるまで矢印の方向へ押し込みます。(ドアが閉まっている時の状態)。
引っかからない場合は結束バンドの締めすぎか、干渉しています。
次にハンドルを引いて、元の位置に戻るか確認します。数回引いてみて確実に戻るか、結束バンドの伸びや緩みが無いかを確認します。
戻らないなら結束バンドを絞ります。
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動作確認出来たら復旧作業です。
ロックを戻し、外したハンドルラッチも戻します。
内張を右手で持ってワイヤケーブルをサービスホールに収めながら、左手で2本のコードを接続しなおします。先にコードを接続してしまうとワイヤケーブルがコードを押し込んでしまい、内張が入らなくなります。断線注意。
内張側のラッチによるコードの押し込みに注意しながら内張を戻します。
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完成です!!圧倒的完成!!!
よほど強く引かなければ内張が剥がれる事はありません。新しい内張なら尚更剥げないので、クリップを交換してみるのもいいかもしれませんね。
ドアハンドルを付けて、内側にステーを作って補強するとなお良し。その内ステーの作り方も載せたいところ。
これで車中泊でも困ることはありませんね!
見た目も純正パーツなので抜群のフィット感です。
以上です。お疲れ様でした!
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