ＤＡＩＳ(ﾀﾞｲｽ)のブログ一覧

長年、このブログを見ていただいている方なら覚えているかもしれませんが、ダイ君にとってはもう１台の愛車であり、ボクにとってはお友達の１台であったクルマがいましタ。


今は愛車紹介にも登録されていないそのクルマとは…




ミニカ君




訳あって愛車紹介から抹消したミニカ君。

彼はダイ君が以前勤めていた会社のパートナーでしタ。
ボクがダイ君とコンビを組む１ヶ月前に仕事上でのコンビを組み、以後、ボクも何度か会っては時々肩を並べて記念撮影したこともありましタ。


ダイ君曰く、会社で唯一綺麗な営業車と自負するほど大事にしたそうで、それこそセカンドカーのつもりで乗っていたとカ




「綺麗にしておけば会社のイメージにも一役買うわけだし、乗っている自分も気分が良くなるじゃん。なにより仕事にも精が出るし？」




給油はセルフスタンド。タイヤの空気圧もチェックし、洗車もセルフ洗車機に入れたら乾拭きし、タイヤとホイールも自分で洗浄。

本当はやらなくていいメンテナンスでは、オイル添加剤を注入したり、自腹でハイオクを少し入れたこともあったとカ。


そして、自家用車ではなかったミニカ君は、外装には手を着けられないため、内装を自分仕様にしたというダイ君。




「もちろん許容範囲でだよ(笑)。交通安全御守、ワイドタイプのルームミラー、カップホルダー、ケータイ充電器、シート用マット、シフトノブカバー、芳香剤、ソケット電源、携帯スピーカー、ブルーのイルミネーション……あれ？最後のやつはいらない？(笑)
唯一出来なかったのは、ステアリングカバーだったね。ミニカの内装色がブラックだったら付けてたんだけど」




そんなふうにカスタム(？)されてきたミニカ君。
後輪の軸受けからの異音が二度起きた以外、大きなトラブルも無く走り続けてきた４年８ヶ月後、ダイ君が退職をすることになり、次のパートナーに託されることになりましタ。


お別れの日、ボクはミニカ君と色々お話をしましタ。
仕事の相棒として、車好きとしての愛情も注がれたミニカ君は、「仕事でお役に立てただけでなく、面倒や気を使ってくれるなんて、私は本当に幸せ者でした」と、誇らし気に語ってくれましタ。




それからは、地元では時々すれ違うこともあり、それこそボクがミニカ君に乗っているダイ君とのニアミスの逆を見ているかのようでしタ。


しかし、それから約半年後。
ミニカ君を見ることは無くなりましタ。
ミニカ君を始めとした同期の営業車たちと共ニ。


今もどこかで元気に走っているのカ。知らない間にすれ違っているのカ。それとモ……
なんてことは考えないようにしていまス。




「ミニカは俺にとっては、仕事をしながら運転技術を身に付けさせてくれた、先生のような車。
今、こうしてキュリーと今日まで事故も無く走り続けているのは、彼のおかげであると言っても過言じゃない。」




ダイス＆キュリーには、じつはかけがえの無いメンバーがもう１台いる、というお話でしタ