
随分前に、NBOXからCX-30に替える際、S社のジムニーシエラ(1.5LAT)を検討しました。 国内では「軽」規格が主流ですが、1.5Lならさぞかし気持ちよく走るんじゃない? と期待しました。
豊田の小さいD店で試乗。 現車でなかなか試乗出来ないほど売れていました^^
結果は、1.5Lにしてはもっさりした走りで期待は裏切られました。
終わってから、ベテラン担当者に聞いてみました。
Q.なぜ1.5Lなのにパワーが抑えられているのか?
A.圧縮比が低く設定されている。これは海外諸国のガソリン事情に対応するため。
Q.なぜ今だに4ATなのか?
A.高速を出す車ではなく、4WDで悪路を行く車であるため耐久性の高い従来のATを使用。 将来は6ATになるかも。 MTは5速でよりスポーティ。
Q.納期はいつ頃?
A.ラインが限られていて、国内、海外双方に供給しているので1年~1年半かかる。
・・ということで、注文までは至りませんでした。
この時感じたのは、この車は使われるシチュエーションがはっきりしているため、作る方はそれに合わせた信頼性の高い保守的なスペックを堅持して、やみくもに高価にならぬよう努力しているということ。
それと偏狭な地域でも確実に帰還、運用できるよう、信頼性、経済性、メンテナンス性(が容易な、部品に互換性があり調達が容易な)の配慮がされており、評価され、結局ベストセラーに繋がっているということを感じました。 これはある意味商用車に近い考え方かもしれません。 先進性やハイスペックを追いもとめてどんどん複雑化し高価になっていく車とは対極にあるなと思いました。 人に寄り添う車というか「足」「道具」として使える車といえるかもしれません。
そういえば、鉄砲やってる同級生(院長さん)は今だにジムニーです。(ランクルではありません)
Posted at 2024/01/13 18:22:36 | |
トラックバック(0) | クルマ