クラッチ、ブレーキフルード交換 エア抜き
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
キャリパーのオーバーホール、ホース交換ができたので、エア抜きを行います。
ブレーキフルードはいつも使っているMOTUL DOT5.1です。グリコール系なので入れ替えできます。
沸点が高いのでべーパーロックしづらいです。
BF-6などもありますが、低温時の電子制御の応答性向上のための規格の様です。
2
ブレーキブリーダーボトルを使うと簡単にエア抜きできます。
ワンウェイバルブが付いていてフルードが逆流しないようになっています。
ブレーキマスターシリンダーから遠い順にエアを抜いていきます。
左後、右後、左前、右前の順ですね。
エア抜き中は、リザーブタンク内のフルード油面に注意です。
切らすとマスターシリンダーやDSCのところにエアが入り悲しくなります。
作業中は随時補充します。
3
メガネレンチをブリーダースクリューにかけてからニップルアダプターを取り付けます。
画像ではホースが下向きに付いていますが、上側に取り回してエアが戻らないようにします。
4
リヤキャリパーのエア抜きはペダルでする前にピストンキューブを使って行います。
ブリーダースクリューを締めた状態で、ピストンを180度くらい反時計回りに回して出します。
ブリーダースクリューを緩めてからピストンを時計回りに回転させ押し込み、エアを抜きます。
これを気泡が出なくなるまで繰り返します。
5
エア抜きをした後、ピストンの溝はこの位置に合わせます。
サポートにキャリパー、パッドを取り付けます。
6
あとはブレーキペダルを踏んでエア抜きを行います。
二人で作業がお勧めです。
ブレーキペダルを踏んだ状態でブリーダースクリューを緩め、エアの入ったフルードを抜きます。
ブリーダースクリューを締めてからブレーキペダルを戻します。
リヤキャリパーのときはパーキングブレーキを何回か操作します。
これをエア(気泡)が出なくなるまで繰り返します。
全てのキャリパーで行います。
7
気分の問題かもしれませんが、ブリーダースクリューの中に残ったフルードをこより状にしたペーパーで除去してから、キャップを付けています。
フロントキャリパー ブリーダースクリュー
締め付けトルク 9-12N・m
リヤキャリパー ブリーダースクリュー
締め付けトルク 6-8N・m
8
ついでにクラッチのフルード交換も行っておきます。
リザーブタンクはクラッチとブレーキで共有しています。
ある程度フルードを入れるとクラッチ側にもフルードが行き渡ります。
クラッチ側はフルードが切れやすいので、随時補充します。
クラッチペダルを踏んだ状態で、
矢印のところを反時計回りに90~180度回転させてエアの入ったフルードを抜きます。
時計回りに回転させて締めてから、ペダルを戻します。
(13mmのスパナで回せます)
これをエア(気泡)が出なくなるまで、もしくはフルードが入れ替わるまで繰り返します。
9
最後にフルードを補充して、キャップを締めて完了です。
エア抜き後は、慎重にブレーキの効きを確認します。
(ペダルに違和感があったらもう一度エア抜きをしましょう)
各部フルードの漏れがないかをチェックして完了です。
整備が事故原因なんて事にならないよう、ブレーキ周りの整備は責任を持って行います。
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