こんばんや もしくは おはようございす
おそらく、濃色ガラスについて、事故の起因となった報告などされる筈は無い。
それは、「運転に於けるすべての責任は、運転者にある」とする法律から、保安基準をクリアしていれば、濃色だろうと変色だろうとフィルム張りであろうと、「事故原因」として特定されないためである。
事故発生原因として新聞や雑誌に書かれるのは、「前方不注意」「安全不確認」「安全運転義務違反」などの「運転者責任」になる。「整備不良」というのも、「運転者責任」のうちの「安全運転義務違反」にあたるんですよね たしか・・・
しばらく事故を起こしていないので断言するまでではないが…確か…だと思う。
問題は、事故が起きる前に感じる「ヒヤリ・ハット」なのだ。
職場の安全管理や免許更新時講習で耳にした方も多いと思うけれど、「ヒヤリ・ハット」を減らしていけば事故の発生率が落ちる。
「ヒヤリ・ハット」を減らすために、メーカーとしてどう取り組むべきか。ということを「絃爺」が言い続けているわけで、決して利益率や買い得感といった低次元の提案をしているわけではないことを某氏は理解していると信じているのだけれど…
「標準車」すなわち「廉価車」では、素ガラスを設定している。しかし、自分の必要なオプションを選択する際に「オプションコード表」に「濃色ガラス」が入ってしまっているのが不満なのだ。「クリアビュー」というオプションとか「EyeSight」という装備を設定しているスバルなのに、否応なしに
ちょっと待て!
見直してみたら、2.0iの一部にしか「素ガラス」が無い。残るすべてに「濃色ガラス」か。
おいおい。事態は悪化しているじゃないかぁ…
「EyeSight」という安全装備を開発しておきながら、これですか。
「素ガラス」が標準なら、フィルムを張って「プライバシー保護」にも「防犯」にもなろう。
だが、「濃色ガラス」を押しつけられて、「いらない」と思ったら…
2.0iの「素ガラス」に入れ替えて、アンテナ類を何とかして、水漏れも覚悟して…
そこまでしなければ「安全」や「視界」や「開放感」を手に入れられないワケだ。
ふ~ん。
「EyeSight」という安全装備を開発しておきながら、これですか。
「不安全」
についてだけれど、
確かに「透過率」の保安基準は満たしているかも知れない。が。
車体後半部の5枚を「濃色ガラス」にした場合と、「素ガラス」のままの場合、視認性の低下率は、ガラス単体の透過率を上回る筈である。
いくら「目が良い」「免許取得要件を満たす視力、或いは矯正視力」であったとしても、「素ガラス5枚」と「濃色ガラス5枚」とで比較すれば、視認性の低下は確認出来るはずだ。
事故は、「まさか」「うっかり」「つい」といった「逢魔が時の一瞬」に起きる。
だからこそ視認性を落とすような装備や装飾は避けたいユーザーもいるのだ。
しかし。回避できない「セットオプション」という設定をされている以上、何かしらのOPを選択してしまっただけなのに、視認性を落とすような装備を「メーカーが」押しつけてくるのが、不合理なのだ。
「濃厚ガラスはオプション化すればよい」と言う意件、では無い。決して、無い。
オプションならオプションらしく、選ばせろ。2.0iで「素ガラス」設定があるなら「素ガラス」を標準に。というコトなのだ。
「素ガラス」を標準にして、『セットではなく、バラ発注』で、「濃色ガラス」をオプション化すれば、「何よりも走行する上での安全重視」を謳えるのだ。
製造原価、仕入原価を超えるオプション価格設定をすれば、利益は落ちるどころか上がる。
「お客様、フィルムを張る場合7万円近く掛かりますが、濃色ガラスを最初に選択すれば6万円、張替などの心配も要りませんし、防犯上の理由からもお薦めですよ」
というセールスをすれば良いだけなのだ。利益率は落ちるどころか、かなりの確率で上がる。「素ガラス標準」とすることが「スバルは安全を最優先し、かつ、顧客満足度を上げるために、プライバシーガラスもオプション設定し個別のお客様に対応しています。それでも尚、お薦めは、視認性の高い素ガラスです。また、機能性重視のUVカットフィルムをディーラーオプションでお選びいただくことも可能ですよ」という売り文句すら、販社のセールスマンが実践出来ないとお考えだろうか?
賢い消費者は適正に判断する筈だから、交通安全か盗難予防か、必要な装備を手に入れられるようになるのだ。「盗難予防・プライバシー保護・UVカット・見た目の主流」などの勝手なマーケティングを押しつけられずに。
そして、何よりも大切なのは「セーフティ・ファースト」であって、利益率などの数字は付帯事項でしかない、「安全を考えたら利益も上がった」というほうが『スバルらしい』と思うのだ。
クルマは安全が一番
だからこそ、「EyeSight」という安全装備を開発したのですよね
だからこそ、やっとのことで「ヘッドランプウオッシャー」を国内仕向に復活したのですよね? 単純に利益率の問題ではありませんよね?
HID化による発熱低下から起きる視界不良を軽減するための装備、であるならば、透過率低下による視界不良は「良し」ですか?
事故発生率の高い黄昏時や夜間に、透過率低下というのは大きな問題でしょう。それを押しつけられるコトがイヤだと申し上げているわけです。
株主様ではありませんから、一消費者の個人的な意見として受け取っていただくしかありませんが、強く申し上げたい。御社の安全思想は矛盾だらけで良いのでしょうか?
安全のために第三の目をステレオカメラで装備しておきながら、後ろから目を塞いで「だ~れだ?」というコトですか?
2.0iには設定されている「素ガラス」を
「フィルムアンテナが見えにくくなるからカッコええやんか」
「どうせ馬鹿な客がフィルム張るんだし」
「黒ガラスの方が見た目良いでしょ」
「保安基準適合してればオッケーでしょ」
「オデッ×イだのエアウ×イブが好きなら、コレでどうだっ! 透明ガラスが欲しいならエクシーガ買えよ、おめーらのニーズとやらで作ったミニバンみたいなクルマなんだからよっ」
といった理由で2.0i以上に設定していないのなら、商品の前に株を買い占めなくてはいけないのですか?
本当に哀しい思いです。
何よりも安全と満足のために開発をし、マーケティングをしていると信じていたから、軽自動車から撤退しようとGM傘下に陥ろうとトヨタと共同開発しようと何をしようとファンであり続けたのです。今後もそうだろうと思っています。
が。
今回のOPコード設定には非常に哀しい思いをしています。
そして、たったひとつのコメントが持つ「言葉のチカラ」の影響をまともに受けてしまった弱い自分が、哀しいです。とても。
実験課の方もお読みになっておられると思いますので、葛生か某所あたりで是非、次のような実験をしてみてください。
濃色ガラスのレガシー(非EyeSight)を3~4台連ねてコース周回を重ね、ブレーキランプの視認性が落ちないか、2~3台後方のヘッドランプ点灯車がルームミラーで確認出来るか…
エクシーガを同条件でテストした場合は如何なものか。
先頭車をLED式ブレーキランプ車とした場合、レンズカットや反射鏡の仕様によっては、3台目以降の運転席からどのように確認できるのか、それは安全と言えるのか…
これらはEyeSightの有効性を実証するに値する実験でもありながら、EyeSightオーナーであってもEyeSightを過信すべきではないというデータ収集にも役立つかと思います。
「前の前のクルマのブレーキランプに注意して運転しろって、教習所で習わなかったのか? 前方に十分注意して運転していれば事故は起きないんだ。見えるだろう?」
と、事故処理の警察官は言いますよね。
でも、見えやしない。濃色ガラス張りの前方車の前に走っているLED式ブレーキランプ車が急ブレーキを掛けたなんて。
赤い点々が注意喚起なんか出来ないんですよ。
さらにサングラスなんて掛けている外光下では、濃色ガラスの反射とLED式ブレーキランプの拡散性の低さから、危険度は跳ね上がるのですよ。
月間4,000キロも走っていると、ヒヤリとすることが多すぎて・・・
EyeSightでも防ぎきれない車間距離もあるのだし。
全世界の車がEyeSight並みの安全装備を積むようになるまでは、後ろのクルマの挙動も見えるようにして欲しいし。
第三の目を一対装備している安全なクルマを選ぶのか、全方向の明るい窓を装備しているクルマを買うのか、スバルのラインナップだけでは両極端な選択を迫られるという、何とも不思議な話になってしまいました。
あ~あ、すっかり夜が明けた。
と、
こちらに続いての「復活宣言」というか、「爆弾発言」です。
もちろん、個人攻撃のつもりもありませんし、喧嘩したいなどとは思っておりません。
ただ、「怒りを超えるほどの哀しみ」を感じた一文から、脱力し、「もう、プログをやめようか」と思ったトコロを「やっぱり、おいらもスバル馬鹿」というような方向転換をしなくては…
ということでございます。
まだ、つづく