こんばんは、さとなる@本日外出 です。
総武快速線・横須賀線を通勤に利用しています。その路線は両国駅付近から品川駅までは地下トンネルとなっています。前から結構な漏水が見られたのでどうのように処理をしているのか調べてみました。
(タイトル画像は東京駅4番線ホームからの撮影)
馬喰町駅の漏水 壁パネルを外して排水している
このトンネルは総武トンネル、東京トンネルと言い、地下深く地下5階相当で、東京都の地下水位より下に位置するため諸問題を引き起こしています。その一つが漏水でその処理のために20年前までは、水道局の下水に排出していました。しかし、下水道使用料が年間3億円だったため、東京都と協議して、その節約と川の水質緩和を目的に目黒区の立会川に放水することにしたそうです。その導水管の写真です。
大井町駅で撮影 水色の配管が導水管立会川へ向かうため品川から南は京浜東北線・東海道線を沿っていく
導水管の敷設が完了して2002年から放水を開始。2003年にはボラの大群が河口から遡上して話題になりました。水質改善の効果を証明する出来事となりました。
トンネルの歴史と現在
1960年代、輸送が飽和していた首都圏各線に国鉄が行った通勤五方面作戦の中の一つで、総武線の複々線化とともに横須賀線との直通運転を行う方針が固まった。総武緩行線の両国駅横からトンネルを掘り東京駅の地下5階の深さにホームを設けることとし(総武トンネル)、横須賀線は線路容量がひっ迫していたため、東京駅から品川駅までを地上線と並行する形で地下トンネルを建設することにした。(東京トンネル)
1972年に総武快速線開業。1980年からは相互直通運転開始された。東京駅で両線はホームを共用しており、現在では多くの車両で直通運転がされています。旅客案内は、横須賀線・総武快速線と案内されており車両はE217系、E235系(通称スカレンジ)を共通利用しています。いづれかの路線で事故などにより遅延が発生すると、系統分離をして直通を取りやめることもしばしばあります。総武トンネル・東京トンネルには地下駅が4駅設置されており、北から馬喰町駅、新日本橋駅、東京駅、新橋駅である。
青い線が地下トンネル区間(引用元 Google社「Google Map」)
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Posted at
2022/09/06 22:40:49