こんばんは、さとなる@題材収集日 です。
本日は休日を利用して首都圏JR線のウィークポイントとして知られている旧蛇窪信号場の現場と、その解決案の大崎短絡線計画の現場の写真を撮ってきました。
〇:旧蛇窪信号場 ◇:大崎短絡線計画場所
(引用元:国土地理院地図 ペイントはさとなるによる)
ウィークポイントの理由ですが、複線である横須賀線(品鶴線)が平面分岐しているためです。過密ダイヤの時間帯は、この場所では湘南新宿ラインの上り電車が、横須賀線下り電車の通過待ちが時折発生しています。そして、ダイヤ編成上、電車の本数を増やすことが出来ないそうです。首都圏のJR線の場合、運行本数が多い線路は分岐や交差は平面では極力行わないよう工夫しています。しかしこの場所は、すでに高架で東海道新幹線が並行しているため立体化が困難です。
複線の平面分岐は下り線と上り線がクロスする。
旧蛇窪信号所の分岐(今はJR大崎駅構内の扱いとのこと)
拡大写真 右に大崎支線 左に横須賀線
上空には東海道新幹線の高架
路線の経緯
1929年品鶴線はもともと貨物用途で敷設された線路ですが、東海道本線の線路容量がひっ迫したため、その補完のため
1980年に旅客化されました。横須賀線・総武快速直通運転(
9月6日UP JR東京トンネルも見てね)が開始されて旅客電車は、品川方面に向かっていたのですが、
2001年山手線西側への利便性向上を図る目的により湘南新宿ラインの運行が開始され大崎支線の利用が大幅に増えました。
2019年には相鉄・JR直通運転が開始され更に電車本数が増えています。
解決策として大崎短絡線の計画があるとのことで、その該当場所を見てきました。
湘南新宿ライン上り電車は大崎支線に入らないで横須賀線上り線から分岐した短絡線を使用すれば平面交差をしなくて済みます。
現時点で公式発表はされていない
(引用元:国土地理院航空写真 ペイントはさとなるによる)
大崎短絡線は急下り勾配で急カーブの単線。短絡線の距離が短いため電車一編成が収まらないので、大崎駅の一部を北に移動する必要があるそうです。※前の電車の発車が遅れて駅構内に留まっていると後続は停車する→後方車両が横須賀線線路上に残ると横須賀線の運行を妨げることになるため都合が悪い。
広い土地がある、JR東日本が土地を取得済みの模様。空が青いなぁ
右のマンションがそのままでは、短絡線の建設は困難そう
この写真外の右側は古くからの住宅が密集している。
仮囲いには東日本旅客鉄道株式会社の標識
橋脚や橋梁を建設するには、引き続き土地の取得が必要のようです。この辺りは、昔からの家屋が密集していますのでメドが立っていないのかもしれません。そのためが報道発表など公にされていない。
大崎駅から南方向を見たところ、線路と歩道の間にスペースがみられる。
大崎短絡線が建設されればダイヤ編成の柔軟性が高まるため増発も期待できそうです。
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Posted at
2022/09/25 19:14:56