昨年(2022年)10月にクラッチが切れなくなって整備やさんに入庫していたヒーレーが5ヶ月ぶりに戻ってきました!
クラッチレリーズシリンダーのプッシュロッドがなぜか短かったらしく(ヒーレー用ではあったらしい)、なんかの拍子でクラッチを切るまでストロークができなくなっていたようです。それを長めのものに交換、また踏んでも途中で抵抗が大きくなってしまって踏み切れない問題は、クラッチマスターシリンダーの分解とパーツ交換でしっかり圧がかかるように対応してくれました。
前回の整備でクラッチのストロークが極端に短くなっていたのですが、元に戻った感じです。
タイヤのチューブ(そう、チューブレスタイヤではないのです!)はなぜか一輪だけ10インチタイヤ用(!)のものがついていたので、すべて14インチタイヤ用に交換してもらいました。
タイヤ。前回のタイヤ交換時にチューブのサイズがあってないことを発見したので、今回交換。銘柄はヨコハマのGT SPECIAL CLASSIC。旧車用のタイヤ。
しかし、久しぶりにシートに座ってみると、めちゃ低っ!
前が見えないくらい。
そしてクラッチを奥まで踏むと僕の足だと伸び切ってしまう。
運転できるかなぁとちょっとドキドキしてしまいました。
ファミリーカーの部品を流用しながらも、見た目も走りもスポーツカーそのもの。
久しぶりに走ってみるととにかく視点が低く、隣にSUVが来ると、見上げる見上げる。。そして相手からも見にくいらしいため、高速の合流などではとにかく相手の車の死角に入らないよう、気をつけて運転しておりました。
パワステも何もついてないステアリングはロックトゥロック2 1/3回転(2.33回転)でとにかくダイレクト、足回りはフロントがウィッシュボーン、リアが1/4楕円リーフスプリングのリジッド型。ボヨーンガツッ!ボヨーンガツッ!という非常に独特な感覚で、クッションの殆どないシートと相まってなかなかに乗り心地はすごいです。
30㎞乗って、もうグッタリです。笑
タイヤは標準偏平(偏平率82%!)。僕のは80タイヤですが、車体も軽いのでサイドウォールのたわみとかも全然気になりません。それでも乗り心地は悪いですからね!
エンジンはなかなかどうして悪くなく、もともとオースチンのコンパクトカーであるA30用に作られたものをツインキャブ化して載せた実用エンジンですが、エンジンオーバーホール後は、3500回転くらいで振動が急激に減り、粒の揃った回転感覚のままレブリミットである5500回転まで回ります(ほとんど回したことはありませんが。。)。ピークパワーは43PS、5200回転で発生。トルクは7.2kg-mとスペックだけ見ると決して心踊らされるものではありませんが、登り坂でない限りトルクも十分で伸びも良く、地面の近さも相まってこの上ない爽快なドライビングを楽しめます。
屋根はオープンが基本、ピラーもあるようなないようなもので前方を遮るものも最低限、この上ないオープンエアドライビングを楽しめます。
快適性ゼロですが、とにかくプリミティブで最高です。
いろいろ故障するとやっぱもうだめかなぁ、走行中の故障怖いしなぁ、手放しちゃおうかなぁと心折れそうになるものの、乗るとやっぱりこれはいい!最高!!と笑顔になってしまうのでした。なんて罪作りな車なのでしょう。
Posted at 2023/03/11 14:01:41 | |
トラックバック(0)