![キャロスポに向けて⑤。 キャロスポに向けて⑤。](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/045/984/267/45984267/p1m.jpg?ct=8204ab9a312f)
さて、チューニングも大詰めに入って来ました。
私が上司のキャロルに乗って、最初に感じた1番の違和感は、ミッションのギヤ比でした。
2速から3速が離れているのです。
2速で6500rpm近くまで回して、素早く3速に入れても4000rpm近くまで落ちてしまい、失速気味に。
非力なキャロルにとっては、常にパワーバンドで走れないことは致命的です。
しかし、キャロルの純正の良さをしっかりと学ぶうえでは、この状態で走り込むことが大切です。
従って、ミッションのチューニングは、最後の方だと思っていました。
いよいよ、その時がやってきました。
さて、どうするか。
まず、キャロルのギヤ比をみると、案の定2速から3速が離れています。
2.470と1.521。
そして、HA36Sワークスのギヤ比をみると、クロス化しています。
2.105と1.521。
ちなみに、カタログにも「ギヤをクロスレシオにすることで、エンジン回転数を常に有効なパワーバンド内にキープしながら加速していくことが可能に。」と書いています。
おっしゃるとおりです。
更にファイルギヤも4.388から4.705なので加速も良くなりますね。
このワークス純正ミッションを移殖するのが、安全性、耐久性に優れる1番のチューニングと判断しました。
調べてみると、意外とすんなり装着出来そうてす。
ただこれは、ショップにお願いしないと部品の調達からして私には無理です。
ショップに状況をしっかりとお伝えして、やって頂けることになりました。この移殖はショップも初めての試みのようでした。
暫くして、状態のよい中古ミッションが見つかったと連絡があったので、ドックイン。
生まれ変わります。
上手く装着できました。
シフトリンゲージ部分を少し加工しただけだとおっしゃってました。
さて、試乗してみると…
「素晴らしい!」の一言でした。
常にパワーバンドをキープ出来るようになりました。
「これぞ、THEチューニング」ですね。
そして、また同じ道を走り込みます。
全く違うクルマ?のように速くなりますのでシフトポイントの場所が大きく変わります。
この違いが分かるのも同じ道を走り込んでいるからです。
更に腕を磨いていきます。
Posted at 2022/03/29 21:32:32 | |
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