Sam's Detailing SIGNATURE PASTE WAX  

【再レビュー】(2022/05/15)
プチ二刀流特別編の10回目です。
今回は、イングリッシュローズのセプタードアイルです。ミルラ(没薬)の香りが豊かな強香種で、咲き進むと、黄金色のしべをのぞかせる花容になります。
花容は、18世紀の頃のオールドローズそのもので、薔薇本来の姿に近いです。英国の故デビッドオースチン氏が、交配によって姿を変えてしまった当時の世界中のモダンローズを、マリーアントワネットの庭に咲き乱れていた時代の姿に戻す革命的改良に成功したのが、イングリッシュローズです。しかも、オールドローズにはなかった四季咲き性を付与させました。1990年代までは、ややエキセントリックな存在でしたが、その後、育種界を牽引する世界標準の品種群になりました。
今シーズンは、日々の寒暖の差が激しく、開花が足踏み状態です。薔薇は、前日の記憶をもとに咲く傾向が強いため、冷え込んだ翌日は、開花が進みません。3日くらい温暖な日が続くと一気に咲き進みます。
蕾での熟成期間が延びるのは、悪いことばかりではなく、花色が映える色合いとなり、花弁も美しくなります。
Sam’s Detailing Signature Paste Wax で光沢を高めた部位なら、どこでもパネルになります。

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