さあ、いよいよ組み立てです。
細部を確認&加工&修正&爆笑しながら組んでいきますよ~
こういうの触ってるとさ、つくづくさ、日本人って凄いもん造るるんだなぁって思いますよハイ。
つか日本の生産者って全員変態なんだわ(笑
中華ベアリングを外します。全然ダメかって言うとそうでもなく、そこそこ回るんだけど、やっぱり国産NTN製の精度は素晴らしく、比較で空回りさせると誰でもすぐわかるほど違う。
ベアリングがクランクケースから外れました。
このために今回内掛けのベアリングプーラーを新調しました。
手持ちのプーラーでは1箇所外れなかったんだ。
やっぱ道具って凄いな~
クランクシャフトのベアリングも交換・・・しませんでした。
写真撮るの忘れたんだけど、中華ベアリングのままでVブロック使って芯ズレの検査したんだ。
そしたっけ片方は0.01以下、もう片方は0.01強~0.02弱の精度が出ていた。
ベアリングを組み替えると芯がズレる事は良くある。
最初から組まれていたベアリングはC&Uと言う中華製なんだが、触った感じは非常に良く回るし、耐久性は知らんけど現時点で交換する必要性を感じない。
芯だし用の銅ハンマー持ってないし、しばらく悩んだがこのまま組む事にしたんだ。

写真はタイミングスプロケットを外す前にウッドラフキーとの位置確認の記録写真。
スプロケの谷の中心にラフキーが来るとびったしです。
と言う訳で左クランクケースに内臓を組み込みます。
ちなみにクランクシャフトのベアリングは6205番で、国産モンキー(6304)より内径がちょっと大きい。外径は52mmで同じなので、他社クランクシャフトが付きそうだ。しかしにわかに圧入なのでケースを炙って付けないといけない。
ノーマルはそのまま常温でスポッと入る。
なので外すたびに芯ズレのチェックは必要かな。
写真では解り辛いけど、この時点でキックスピンドルにギアは無く、国産のようなミッションとのかみ合わせは無い。
プライマリ方式なのでこの後右クランクケースの外側でギアが組まれる仕組み。
これは国産のモンキーやカブには無い方式で、ギアが入っていてもクラッチを握ればキックが踏めると言う凄い機構だす。
この感動はあまり伝わりにくい。
同じ4miniユーザーなら少し伝わるだろうか(笑
左クランクケースで蓋をして、少し組んでみた。
ケースはジェットヒーターで炙るとスポっと入る♪今は車庫の中の気温がマイナスなので、その温度差で叩かなくても入るのでシアワセ💛
ベアリングも冷凍庫で冷やしてケース側をホットガンで温めると自重で入るんだけど、ホットガン持ってない(涙
Amazonで1,980円で売ってた。
んなもん迷わず買えや!と思うけどまだ買ってない。
だって基本真夏にエンジンバラさんからなんとか薪ストーブやらジェットヒーターでごまかせるし。
このエンジン組んでクラッチが切れないと言う不具合が良くあるらしいけど、このスプラインワッシャーちゃんと組んでるかな?
メインシャフトの切り欠きに下のワッシャー合わせて30度回し、その後に2枚目のワッシャーの突起を内向きに入れて固定する事でクラッチアウターとプレッシャープレートにクリアランスが生まれ、スプリングで噛み合っているリフター部分を押すことでクラッチが切れる。
ちゃんと組んだのでカバーしちゃいます。
じゃ~ん、ステーターコイルは武川のスペシャルパーツを付けます。
中華コイルは純正ハーネスから大幅に改造しないと火花が飛ばないと判断。
ネットでも始動できないと言う人がちらほら。
純正や武川キタコ等の社外CDIでは点火しません。
ちなみにうちにあるフルデジタルCDI(中華製)だと点火します。
そして中華フライホイールが軽すぎるので、まだ武川の軽量フライホイールの方が外径も大きく重いので、単気筒だしストローク型エンジンだし、本当はノーマル付けたいけど持ってないからこれにして貰ったシャリー用武川レーシングCDIを使う事にします。
これは!ギアポジションスイッチなんだけど、4速まで付いてるぞオイ!これは夢のギアインジゲータ表示が出来るかも♪
インジゲータはAmazonで注文しちゃいました。460円送料無料!
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0874B43ZJ/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o00_s00?ie=UTF8&psc=1&fbclid=IwAR1GKGK7HIb6pmBW7eHkuWfU452Y9mlh64LNzhCjQOWoXSms-JH3qsdnRAQ
今見たら100円値上げしてた(笑
腰下終わって腰上へ。
ピストン、解り辛いけど触るとバリだらけ(笑
1000番でかる~く擦ってイキまっすぅ。
カムも外してベアリングチェック。
ちゃんと回るみたいだから打ち換えはしない。
そして嬉しいデコンプ式(武川のパクリ)
笑えるのはタペットクリアランスが・・・シックネスゲージが入らない!
と言うより両方とも押していた(笑
このままエンジン掛けると常に圧縮漏れしている事になる。
もしや、ちゃんと圧縮掛けると壊れるの?わざと?
そしてアジャストナットも強烈なトルクで閉まっていた。
規定値は1.0kgf/mですよ~、BBRええかげんにせいや!
お決まりらしいカムチェンテンショナープッシュロッドの先端のゴムが中華製だと自然崩壊するらしいのでモンキー純正と交換です。
腰上はいつも通りサクっと組んでしまって、カムのプロファイル測定です。
タペットクリアランス0.05mmと合わせても7.35mmのリフト量が!
ハイカム過ぎるぞおい!
武川のハイカムでも6.80mmですよリーファンさん。
この後一回ヘッド外してオーバーラップ辺りのバルブの動きを見てみました。
径が小さいので当たりはしない模様。リセスはどうなんだろう?
半田でも入れて測った方が良いだろうか?いや、もうこのままイッてしまえ。
家に帰ってCADでプロファイル描いてみたけど凄い四角い!
ほい、でけた。
ゴムブッシュ類は全部武川製に交換してあります。
・カウンターシャフト出口
・シフトアーム出口
・キックスピンドル出口
どら、いっちょ積んでみっかな。
とその前に、キャブで問題発生。
左が付属の中華インマニ。右がPE28のインシュレータ。
AとBの寸法が全然合わないので、真ん中のアダプタを制作。
こんなもん造るだけで結構時間かかっちゃう。
組付けるとこんな感じになる。
元々使っていた武川の4valve用インマニは向きが全然違うので使えない。
キタコの12wayアタッチメント買おうか迷ったけど、高いしボアの拡大加工も面倒だし、鉄板は有るから作っちまったワイ。
ガスケットも噛ませたし、これで上手い事行けばいいんだけど・・・行かないんだなこれが。
次回はエンジン積載です。
またトラブル発生です(笑