2mm厚の銅板を使ってメタルガスケットを造ります。
元のガスケットは1.2mm(新品は1.3mm)なので0.8mm分の圧縮ダウンになります。
計算したところ約9:1強位になるのかな。
ターボ車なのでこれくらいの方が安心です。
CNCフライス盤があればすぐ作れるんだけどね~
結局切り出すまで4~5時間かかりました。
まず自在錘で56パイの穴を開け、ノックピン2か所の位置を正確に出してピッタリ穴あけします。
この3者の寸法さえ合っていれば大丈夫。
と言う訳で切り出しました。
バリを丁寧にとって軽くヤスリ掛け。
最終チェックです。
まずまずです♪
ヘッド側もチェック。
大丈夫そうです。
ノーマルとの比較。
ちょっと形が違いますが、問題ないと思います。
この時点での銅板は割と硬いもので、切削加工が良好な素材ですが、それではガスケットにならないので「焼きなまし」をして柔らかくしていきます。
400~500℃が良いようで、薪ストーブの煙突側が良いのでは?と思い、火を焚いて載せてみました。
変化はすぐに現れましたよ。
この後20分位まで加熱してみたところ、更に真っ黒になりました。
そして急冷!
ジュッ!と言う音と共に収縮したのか表面の炭化した部分が剥がれます。
んで、これをトイレ洗剤サンポールで酸洗いしてきます。
と言っても30分位漬け込んでたわしで洗うだけなんですけどね。
洗ってきました。
画像では判りませんが、もうこの時点でふにゃふにゃ金属です。
表面に不安がある箇所に超耐高温液体ガスケットを塗布。
ほい、組みました。
カムチェーンがちょっと張り気味だけど許容範囲かな。
バルタイは0.8mm分遅くなるけど、ターボ車だしハイカムだし、無視してもいいかな。
当たり前だけどバルブのリセスも十分あるようだしね。
次回はタービンの冷却を考えます。
Posted at 2022/03/26 09:59:06 | |
ターボ化計画2 | 日記