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6月22日（金）

この日の私の朝ごはんは、昨日の残りもの。

阿城鵝肉の鵝肉と、何処で買ったのかは忘れた味付け卵。

ずいぶんと黄身の大きい卵だった。

今がちょうど旬の果物ライチ。

種が小さくて得した気分になった。

奥さんの朝食。

台所用品は一通り揃っているけれどトースターが無かったので、ガスコンロの直火で焼いてる。
この前は包丁に突き刺して焼いていて、一瞬ギクッとしたけれど今回は菜箸でやっていた。

このあと、出先でなにかかにか買い食いするので、ほんの腹塞ぎ程度で抑えておいた。




黄石市場で2年前食べて美味かったものを再度食べましょうと、ＭＲＴで府中站まで来た。

まずは高記生炒魷魚（新北市板橋區宮口街28號）で


看板料理の生炒魷魚を。

いろんな種類のものを食べたくて、普段は一つを二人で分け合って食べるのだが
美味しいと事前に分っているものは一人に一つづつ頼む。

身厚のスルメイカを、甘酸っぱく少し辛味のあるトロミスープで煮込んでありとても美味しい。


次は老曹餛飩（新北市板橋區茶館街11號）で


やはり看板料理の餛飩湯を。

先ほどのイカでお腹が膨らんだのと、餛飩は宜蘭の大貓扁食麵のエビ出汁餛飩湯が台湾一と
思ってしまっているので、一椀だけを頼んだ。
これはこれで充分美味しいんだけれど、一度キンミヤを憶えてしまうと普通の甲類焼酎じゃ
物足りなく感じてしまうというのと一緒だ。

お土産は市場内の阿海台東奄鶏（新北市板橋區後菜園街2巷8號）で


鶏を

前回のよそ見ぶった切り兄ちゃんはおらず、愛想のいい小姐に下半身四分之一を切ってもらった。
丁度客の途切れた時だったので去骨と書いたメモを見せたところ、ささっと骨を抜いてくれた。



鶏を持ったままでうろついて傷んではいけないと一旦部屋に戻り冷蔵庫に格納。

昼飯は奥さんが台北で一番楽しみにしている四平街蕃茄牛肉面へ。


一番上にある蕃茄牛肉麺を迷い無く注文してた。



私における城中市場 老牌牛肉拉麵大王の中毒性の高い炸醤麺と同じ位置づけなのだろう。

このお店で私は

炸排骨と啤酒。



満足顔の奥さんを連れて次に向かったのはＭＲＴの景美站。

ここの景美街は朝市と夜市が開かれ、多くの露地店が軒を連ねる事で有名なのだ。
奥さんは何とかいう餅、私は油飯を求めて来たのだが、景美街を歩き始めたところで
傘が役に立たないような土砂降りにあってしまった。
餅を売っていた屋台は無く、油飯の店は連休明けのせいか来週の月曜日まで休みますって。

帆布の軒下で震えていたら、屋台の台に腰掛けて足をぷらぷらさせていたおばぁちゃんが
横の店を指差して「美味しいよ。食べてくれば」と言っているようだった。

素直にそれに従い、店先で何にしようかと奥さんが迷っていたらお店の人がでてきて
どうやら「今はこれしかない」と言っているようだった。

ようだったと、曖昧な表現が続いているが、流暢な中国語と英単語を解読しているから
しょうがない。

で、でてきたのがこれ。

美味しかったそうだ。


土砂降りも小止みになってきたので中正紀念堂站に途中下車し、２０日（水）はお休みだった
南門市場で冷凍タロイモ、雑穀、酒のツマミなどの買い物をした。


黄石市場で買ってきた骨抜き鶏肉や


南門市場の蟹爪肉とパプリカの炒めもの


とても美味しい上級者向けの臭豆腐などで

いつものとおり機嫌良く一杯。


あぁ楽しい。
楽しいけれど、いよいよタヌキ体型になっていくのが恐ろしい。