
朝一で吸血鬼Dr.のところへ行ってきた。
珍しく3人も待っていた。
こんなことは滅多にない。
HPで待たせないことを売りにしていたことも有ったくらいだ。
5分ほどしたらDr.が玄関から入ってきた。
遅刻したんだ。
手羽中スープがパワーアップしてた。

パプリカ、ブロッコリーなどの野菜と、巻貝のような形をしたパスタが追加されていた。
一気にスープらしいものになってた。
妻さんの仕業だ。
残りもんの猪肉と
じゃこせんべいも召集し
ごった煮から進化してた手羽中スープを貰った。
ホッケの上半身を焼いた。
お握りの気分になってご飯を炊き、お櫃の中でシラスと塩昆布を混ぜ込み少し冷ましてから握った。

形は悪いし、海苔も上手く巻けてないが、誰が何と言おうとお握りだ。
本はM.K.ローリングズの「仔鹿物語」の下巻。

捕まえた熊の仔を売ってジャクソンビルで買う買い物リストを見るとこの頃の開墾生活の必需品が良く分る。
食料調達に必要な弾薬の材料、衣料に必要な材料、医者代わりの医薬品など。
製品じゃなく材料を買い求めていたんだ。
性悪熊や飢えた狼との戦い、子供(主人公)と仔鹿の成長過程とその葛藤が美味そうな食事の様子と共に綴られる。
題名から、花咲く野原で仔鹿と戯れる亜麻色の髪の少女なんてのをイメージしていたが大違い。
木の実や可愛い小動物などの豊かな自然に囲まれ、時に牙を剥かれながらも逞しく生きていく家族の物語り。
映画を観ているような狩猟の描写などから、著者はてっきり狩猟経験の豊富な男性と思い込んでいたが女性だったとは。
翻訳(土屋 京子さん)も素晴らしい。
古典ものは関係代名詞までも訳すような、堅苦しく小説の体をなしていないものも多いがこれは違う。
いい本に出会えた。
Posted at 2022/03/15 02:09:17 | |
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