
サミットの折込チラシに見た事のないものが載っていた。
「生食用 親子にしん」。
早速行ってきた。
親子鰊。

数の子の上に酢〆鰊が載ってる。
確かに親子だ。
チラシの写真と比べると鰊の厚みが足りない。
これは日本酒でいかないと。

数の子のポリポリ食感と、脂ののった酢〆鰊の味が面白い。
数の子は一旦ほぐして型に入れ、酢で〆た鰊の切り身を載せて押し寿司風にしたのだろう。
筋子やイクラとサーモンでやってみても美味いかもしれない。
今度筋子とスモークサーモン買ってきてやってみよう。
押し寿司の型はないから、ただ載せるだけになるだろうけど。
身厚の鯖を半分に切り塩をした。

何とかという俳優が塩を3本の指で摘み、頭の上のほうからパラパラと振りかけているのを見た事がある。
格好良かったので真似したかったけど、あんなことしたら自分の頭に振りかけるか、魚から外してしまう。
無難に容器入りの食卓塩でやった。
当たり前だけど上手くいった。
暫く置いといて出てきた水分をキッチンペーパーで押さえ焼いた。

粗熱が取れてから冷蔵庫に入れ冷たくしとく。
脂がじゅーじゅーいってる焼きたての熱いのもいいが、こうして冷たくして食べる方が好きだ。
焼き魚は冷めると身がパサパサになるというが、そんなことはない。
ラップしないで3日も冷蔵庫に入れときゃパサパサになるかもしれないが。
作家の池波 正太郎さんも冷たい方が美味いと何かに書かれていた。
モツ煮にニンニクを入れて1時間煮込んだ。

煮込んだニンニクも旨い。
本は原田 ひ香さんの「ランチ酒」。

見守り屋という夜勤の女性が仕事明けにランチと酒を楽しむ。
紹介されているのはどうも実存する店のようだ。
見守りの方は多種多様で、見守るだけじゃなく細やかな心遣いで何でもやる。
もう一冊は上野 啓一さんの「ヒグマ徒歩記」。

定年後北海道を歩いた記録。
スズメバチに纏わり付かれ、トンネルで風圧に悩まされ、ヒグマの存在に怯えながら769kmを歩きとおした。
ヒグマよけには鈴やラジオなどで武装し幸い遭遇しなかったが、間近で咆哮は聞いた。
ここにヒトがいるぞとアピールすればクマは逃げるそうだ。
だがヒトを食べた事のあるクマは鈴やラジオの音を聞いて「あ、エサがきた♪」と思うんじゃないだろうか。
米原 万里さんの「旅行者の朝食」を読んだが、主役をクマにすると「旅行者は朝食」になる。
Posted at 2022/02/20 02:59:52 | |
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