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ハクビシンが静かだ。

もしかしたら家出したのかもしれない。





久し振りに日野の明洞キムパプに行ってきた。
新大久保にある明洞のり巻きの店長の奥さんが経営しているお店。
この方、日本語も韓国語もペラペラなのでどっちの人か分からない。

キムパ。

いろいろ種類があるが頼むのはいつもベーシックな明洞のり巻き。

チヂミ。

今回はキムチのチヂミにした。

豚足。

タレがついてくるけど使ったことが無い。

会計の時、バイトと思われる女の子が「一万円からでよろしいですか」って。
誰が言い始めたのか、だれが指導したのかこの間違った日本語は韓国にまで伝わっているんだ。
丁寧語のつもりなんだろうけど何度聞いても笑ってしまう。

妻さんからのちょこもの。

カブ甘酢と何とかいう冷たい葉っぱ、プチトマト。
ごぼう、しらたき、合い挽き肉の炒め煮。これ旨いからちょこじゃなくたっぷり欲しい。

残りもんのメバルの煮付け。

美味いし、食べ易いし、春だし又買ってこよう。




本は池波 正太郎さんの「梅安最合傘　仕掛け人・藤枝梅安」シリーズ第三集。

鰹飯というのが出てきた。
湯がいて、冷まして、ていねいに揉みほぐして、濃い目の汁かけて薬味は葱。
おかわり必定。

天井裏のハクビシンの立てる音がこの二晩小さい。

足音を追いウエッジで天井をつつきまわしたのが効いたのだろうか。
バンカーでは活躍しなかったこのサンドウエッジの使い方が分かった。




朝ごはんはおじやと海苔。

朝日の中で炬燵に入りながらの冷たいおじやは美味しい。

つまみはメバルの煮付けと、なばなの辛し和え。

春で日本酒を呑んだ。




本は池波 正太郎さんの「梅安蟻地獄　仕掛け人・藤枝梅安」。

新人小杉が登場。

根深汁が気になった。
熱い熱い根深（ネギ）の味噌汁をふうふういいながら吸いこみ、ご飯にかけては何杯もおかわり。
この時代、葱と味噌はやもめ暮らしの家でも必ずあったらしい。

おもんさんとややこしいことをしている最中にべらべら喋り、黙ってしなさいと怒られてた。（これは梅安最合傘だった）

予報どおりの雨。

買い物を済ませておいてよかった。





春らしくメバルを煮付けた。


ご飯も食べたくなり急遽炊いた。
寒い日だったので土鍋でおじやにした。

味付けは丸三ふりだし。
卵は２個。

零汁一菜の質素な食事。

おじやは水分過多だったのでスプーンで食べた。



どうやら家の屋根裏にハクビシンが棲みついたようだ。
天井を走る音がしていて最初はネズミかなと思っていた。
そのうち音が大きくなりチーチーという鳴き声が聞こえてきた。
鳴き声を頼りに調べてみたらハクビシンのようだ。
夜行性なので夜中に騒ぐ。

捕獲するか追い出すしかないが、捕獲は自治体に申請して許可を貰わなくてはいけない。
審査に時間がかかるそうだ。
追い出したらよその家に潜り込んでしまうだろう。
昔は市で捕獲をしていたそうだが、現在は業者を紹介するだけらしい。
そのくせ生息域の調査に必要なので見かけたら情報をよこせと勝手なことを言っている。



本は池波 正太郎さんの「殺しの四人　仕掛け人・藤枝梅安」。

悪いこいつを殺ってくれと依頼主から香具師経由で持ち込まれた案件を高額報酬で叶える連作集。
本当に悪い奴かどうかは報酬の一部を使い自前で調べる。
調べが付いたらあとは相手の力量に応じて葬る手段、算段を決め実行するのみ。
小気味よい。

梅安は何かというと鰻を食べる。
大根を千六本に切り、それと剥き身の浅利を小鍋で煮て酒を呑む。
呑み終わったら飯にかけてさらさらと、なんて場面も出てくる。
出汁が好きなようで、そのせいか大阪、京都によく出かけている。

兎に角腹が空く小説だ。

我が家は途中何回かの増改築をしながら築５８年ほど経つ。

そのせいか昨夜の地震でよく揺れた。
うちの市は震度３（殆どの人が揺れを感じる）の発表だったが
４（殆どの人が驚く）から５弱（棚にある物が落ちる）ぐらいには感じた。
息子が即座に連絡を寄越したのは、揺れ具合をよく知っているからだろう。

翌日の報道で停電も発生したことを知り慌てて懐中電灯を枕元に用意した。

悪天候が続くらしいので、二日分の食料をダイレックスで仕入れてきた。

漬け込み用にフーコック島（ベトナム）産の魚醤（ニョクマム）と日本酒、おろしニンニクを用意し


ポリ袋に手羽元を入れ２時間ほど漬け込む。


中華鍋で軽く炒めてからビールをひたひたにして煮込んだ。


最後に煮切れば手羽元のベトナム風煮込みの出来上がり。

２０本ほど出来たので、妻さんと山分けした。

付き合わせは、なばなの辛し和え。

なばなと菜の花の違いが分からなくて調べたら、菜の花が人間なら、なばなは日本人やアメリカ人だと。

余計分らんわい。

池波 正太郎さんの「仕掛人・藤枝梅安」シリーズ全７巻を借りてきた。
書かれた順番に読みたいから並べようとしたら、和暦と西暦がごちゃ混ぜ。
和暦（昭和）には25を足して1900をくっ付けて・・・と面倒臭かった。

和暦が昭和だけだったのでまだよかった。
これで平成だ令和だのが有ったらもっと面倒だった。


本のソーティングを終えたら次はつまみの用意。

ハンターさんからの贈り物、鹿腿肉の燻製をスライスし

ジンを買いに行くのを忘れていたので少しだけ切った。

私がつくった手羽中のごった煮を、妻さんが品よく改造したスープに香薫５本を追加した。

またごった煮風になってしまった。

ビビゴの水餃子を茹でて黒酢と辣油、粗挽きガーリックパウダーをかけた。

ガーリックパウダーは使いきってしまったので、何処かで買ってこなくちゃいけない。

上乾うるめイワシを焦げないように炙った。

ガスレンジに網を乗せて、その上で焼きたい。
それだけのために卓上カセットコンロを持ち出すのは面倒だ。
自動消火機能のついていないガスレンジって売ってないのかな。


本当はここにジンの入ったグラスも並ぶ筈だったのに。