WRX用サウンドクリエイター 考察編
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
※こちらは備忘録を兼ねた考察記事なので、取り付け方法ではありません。悪しからず。
先代の86/BRZにはサウンドクリエイターという吸気音をエンジンに取り込む機構が搭載されています。他にレクサスでも似たようなのがあるようです。
これ以外にも、スピーカーなど電子的な機構を用いた物は国内外含め最近のトレンドのようです。
そして、このサウンドクリエイターの開発はなんとピストンで有名な独MAHLEです。こんな事もやっていたんですねー。
結構賛否両論ありますが、騒音規制が厳しい中でいかにスポーティな演出をするかを考えたなかなか面白い機構だと思います。
さて、ここで思ったのは、同じスバル車なら、こいつを流用して取り付けられるのでは?という思考です。
2
答えを言うと、そんな事しなくてもWRX STIに純正で用意されています。
正確には北米仕様のWRX STI(VAF)の”前期にのみ”搭載されています。
エアクリーナーボックス後の蛇腹ホースにサウンドの取り込み口が追加された専用形状になっています。そして二次エアポンプばりの地を這うような配管でサウンドクリエイターに行き、バルクヘッドへサウンドの出口が繋がっています。
ちなみにサウンドクリエイターはインタークーラーのステーと共締めです。ステーは共締め出来る様にネジ穴が追加されています。
3
ebayで探すと結構出てきます。
どれも100ドルしない位で出品されています。
ただ何の役割の部品か現地でも知らない方が多く、レイアウト的にもレゾネーターと勘違いしたタイトルが散見されます。
新品はサウンドクリエイター本体のみで130ドル程度なので、中古なら比較的安く手に入る感じです。
4
じゃあ現地のSTIオーナー達はどういう感想を持ったのかを調べてみると
・ブレーキローター鳴きかと思った
・排気漏れの音かと思った
・老人の叫び声かと思った
など散々な評価が多数ありました。
もちろん肯定的な意見もありましたが少数でした。
冒頭で言った通り、2018年モデルからは不評のためか無くなりました。欧州仕様にももとから存在しない様で、北米専用部品と思われます。
私の勝手な予想ですが、当初の想定でアメリカ人はバックタービンの”Stututu”が好きそうみたいな理由で追加されたのではないでしょうか。エンジン音よりタービンの音が聞こえるレイアウトに思えますし。
また、評価の悪さは、構造上左ハンドルの場合助手席側から聞こえるというのも影響していると思います。
ここは日本仕様に取り付けると正面から聞こえてきていい感じになるかもしれません。
取り付けのハードルとしては右ハンドル故のマスターバックとリザーブタンクの干渉ですが、写真を見る限り加工なしでも行けそうです。
とりあえず何が言いたいのかと言うと、もし86/BRZのサウンドクリエイターに興味があるなら、元からWRXには純正部品で存在しているよと紹介したかっただけです笑
エアクリーナーボックスからインテークダクト周りの設計はBP/BLの頃からほとんど変わっていないので、インプレッサ、レガシィ、フォレスター、エクシーガなどなど多数の車両で流用できそうです。
駄文に付き合って頂きありがとうございました。
5
おまけの品番紹介
46013VA010 Engine Air Intake Hose
Grimspeedからはサウンドクリエイター対応のシリコンホースも出ている様です。
この形状を利用して何か出来るかも?しれません。
6
46040VA000 Chamber, AIR
サウンドクリエイター本体です。
WRX用も86/BRZと同じくMAHLE製の物が使われている様です。
チャンバー部は共通でステー部のみ専用っぽいです。
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