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2013年12月30日 イイね!

フロントフォークOH②

先にシールガードを外します。
正立フォークの場合、インナー側に向かって外します。つまり、上に向かってとります。ツメ等があるタイプならばツメを浮かして手で引き抜けばいいんですがCB400SFのはそういう構造ではないです。
用意するものは木端2つとプラハンマー。。。

外し方は下に木端板を引いておきインナーチューブから立てます。アウターチューブについているガードに木端を当て、ガツンと叩きます。円なので少し位置をずらしてまた叩くと抜けてくるので繰り返せば抜けます。大体3,4回たたけば抜けます。

ダストシールを外します。人によってはシールガードを外さないで取る人もいます。シールガードに傷を入れて本命のアウターやインナーに傷を負わせないということなんでしょうね・・・。自分はどこにも傷を負わせないっていう覚悟でやっています。捨てるダストシールやオイルシールは傷がはいってもいいですがね。
スクレイパーがあればそれを使った方がいいですがない場合はキリとマイナスで取ってしまいましょう。キリで持ち上げてマイナスを差し込み持ち上げていきます。アウターの淵が傷になるのでマイナスドライバーはビニールテープとかを巻いて保護しておきます。

外すとワッシャーとオイルシールストッパーが見えるのでそれらを外します。ストッパーを外す際は・・くれぐれも傷をつけない様に・・・。コツとしてはストッパーの終端から取るようにマイナスドライバーを斜めにいれます。勿論淵をてこにすると傷になるので当たる面をビニテで保護したりそういうコジリをしない様にします。

取ると残りはオイルシールのみです。これはあとはインナーをゴンゴンゴンと引き抜き動作を繰り返せば取れてしまいます。
フォークパイプブッシュでスライダーブッシュとバックアップリング(厚めのワッシャー)、オイルシールを叩き出しているだけですがね。


各パーツをパーツクリーナで洗ってしまいます。オイルロックピースに齧りがないのを確認してください。自分のは若干齧りがあったのでやすりでバリだけ取っておきました。

この辺からがフォークOHの醍醐味ですね。

あとはばらした順の逆で組み立てます。

オイルロックピースをインナーの下部に差し込みアウターとドッキングさせ、スライドブッシュ、バックアップリングを入れます。


スライドブッシュをはたきこみます。道具はプラハンマー、木端板、パイプです。専用工具があるらしいですがそんなもんなくてもどうとでもなります。パイプの選びかたが肝です。塩ビパイプの40パイってやつがいいですね・・・。それの1mを買ってきたほうがいいです。500円もしないはず。フォークのパイが違う場合は、縦裂きすることも考えるといいですよ。CBR600のときは庭に捨ててあった足場パイプ(48.?パイ)で金属ハンマーで打ち込んでいたので結構重くて面倒でした。今回もそれが使えますがスライドブッシュをいれるのはいいんですが本命のオイルシールが金属パイプだと破損しやすいため、バックアップリング余分に1枚用意したおぼえがあるので塩ビが一番出費が少ないと思います。
はたきこんでいくと途中で音がかわるので入ったかどうかわかるはずです。この段階では入ったかどうかがバックアップリングを外せばわかるので確認しながらやってもいいですね。

そして本命のオイルシールを叩きこんでいきます。

SKFのオイルシールはノーマル(純正)に比べて、外側の厚みが薄いのでかさ上げ用のプレートがあります。説明には高さがノーマル(純正)にあわない場合は入れろとあるので比べて合わないのでいれます。入れる前にフォークオイルの新品でオイルシールの周りを湿らせます。大切な儀式なので忘れずにやりましょう。効果としては空気が入らない様にするためとシールをオイルに馴染ませて滑りをよくしたりといった感じです。
スライドブッシュ同様はたきこみます。
ストッパー溝まで叩きこんだらストッパーをつけてダストシールをはめ、シールガードを外したのと同様に叩きこみ難所終了となります。

あとは、下部のヘキサボルトを締めつけます。
コツとしては中の部品の本命の長いスプリング、カラーを入れて部品が浮かない様に押し込んでからボルトを締めるといいですね。低強度のねじロックをつけて締めこみましょう。

スプリングとプレートは入れておきカラーは油から出ていたので抜いておきます。

よいよ、オイルを入れるときです。
手持ちのオイルが15番と5番で、CB400SFはどうやら10番のようです。しょうがないのでブレンド油を作ります。HONDA ホンダ:ウルトラCO SPECIAL-IIとYAMAHA ヤマハ ワイズギア:サスペンションオイル G15でブレンドです。とはいっても、ホンダのは過去に4リッター缶で買ったのでたくさん残っていたりします。なのでG15よりホンダのほうが多めになりました。

まずはイニシャルで適当に前回油面付近までゴボゴボ入れます。おおよその量は把握しておくといいですね。一回トップのねじを締めて組み立ててみます。何度か体重をかけてストロークさせて、エア抜きをします。ふたを開けて、ストロークを底付きにして油面を見ます。だいぶ下がっているのが確認できると思います。次に足して油面を調整し、また、ふたを閉めてガシュガシュストロークさせます。
ふたを開けて油面が変わりがないことを確認してください。

もう一本も同じようにして車体に取り付けます。

組み方としてはフォークを2本ハンドルステム、トップブリッジさしたらおおよその位置でステム側のねじを軽く締めておちないようします。タイヤのシャフトを持ってきます。タイヤシャフトをフォークにはめ、位置だしをしておきます。
あとは泥除けをつけて(位置だし)、タイヤをつけるのですが、これは小さいきゃりぱーなので後からつけられますが600の頃はディスクにキャリパーをはめておいてタイヤをつけないとあとからキャリパーがつかなかったので今回もこの手順でつけます。キャリパーに関しては規定締め付けトルクを超えるとねじが舐めるので注意が必要です。(ねじ締めに慣れていると手応えで分りますが・・・)

大体以上がCB400SFのフォークOH手順ですね。
Posted at 2013/12/31 02:16:13 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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