Speeduino:オープンソースECU(準備編6-2)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
Speeduinoと接続ハーネス・パルス整形回路をそろえることができました。
これでトリガー信号はハード無改造でとれることになります。
ハード改造したほうが手っ取り早い説もあるのですが、私の場合ビートは日常の足でもあるので、すぐに現状復帰できる状態を維持したいのです。
2
パルス整形回路です。前回はブレッドボードの試作基板でしたが、ユニバーサル基板で少々整えます。
デスビ内蔵のクランク角センサーとカムプーリー付近にあるシリンダー判別センサーから出力される波を5V矩形波に整えるものです。
Speeduinoは3.3V~5Vの矩形波として入力するのが推奨されています。
3
所詮ユニバーサルなので裏は小汚いです。
ノイズ除去のためのコンデンサー容量の試行錯誤もあり更に小汚くなりました。
前回、シリンダ判別センサーの波を正負反転し増幅した上で矩形波に変換する回路をブレッドボード上で試作したのでそれを清書するのが目的ですが、クランク角センサーの波を矩形波に変換する回路も取り込みます。
こちらは正負反転も増幅もいらないはずなので、シュミットトリガーとダイオードクランプ回路を使って5V矩形波をつくるだけです。
4
最初のトライではエンジンはかかるものの安定せず、回路の単体確認などやりましたが回路に問題はなさそう。
前回ブレッドボードでテストしたシリンダ判別センサーの入出力は狙いどおり動作したのですが、今回回路に取り込んだクランク角センサーを矩形波に変換する部分がダメなようです。
クランク角センサーの入力と矩形波の出力眺めていたら、入力波の電圧がえらく低いことがわかりました。
電圧がシュミットトリガーの閾値を超えないため矩形波が出力されないのだと想定します。
5
先行で計測した時点では十分電圧が高かったはずで、シリンダ判別センサー側のように増幅はいらないはずなのですが・・・
色々と試行錯誤してみたらノイズ消すために追加したコンデンサーの容量が大きすぎるのが原因とわかり、1μFから0.1μFに交換することで、波の電圧が十分高くなりました。
図の黄色が入力で、青が出力ですが、黄色の時点でダイオードクランプ回路で上限5V、下限0Vに調整しているのでほぼ矩形波に整形されています。
Speeduino自体にもクランク入力側は上限5Vに制約するダイオードクランプ回路が組み込まれているので、そもそもクランク角側は今回の回路自体が必要なかった可能性もあります・・・
6
最終仕様で、シリンダ判別センサーの入出力が狙いどおりか確認します。
黄色が入力で青が出力。
7
同様にクランク角センサーの入出力も確認します。
これも黄色が入力で青が出力ですが、重なってしまうので黄色は正負反転表示です。
まだまだセッティングは出てませんが、全域スムーズに回るようになったので、入力信号はこれで決着でよいかと思っています。
8
テストで使っていた計測用ハーネスは線が細く信頼性に欠けるので、実走用に制作したハーネスで同様の動作になるか確認します。
9
見た目は前回よりもスッキリとしました。
計測用ハーネスと同様の動作ができたので、これで準備編は終わり!!
と思ったのですが、EACVの挙動がまたまた怪しくなってきました・・・
さてどうしようか・・・
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