多趣味オヤジのブログ一覧

ザ・ワイルドワンズについて語ることも良いでしょうが、このレコードのジャケット写真が実に良いので載せます。１９６０年代後半のアルバムかと思いますが、残念ながら僕がこの写真を知ったのは今週です；だからより印象深く感じたのですが、この空気感は本当に良いです。当時の僕はまだ小学生、その頃の様々な記憶（色合い）が蘇りました。 あの頃は良かった　とは言いませんが、懐かしさはありますね。他の
カットのバージョンもあるようです。ネットのおかげでどんな情報でも瞬時に得られる今の方が便利でありがたいのは当然でしょうが、当時がつまらなかったかというとそうじゃありませんでしたね。希望があったのは間違いないな。

夏以降、リラックスのためYouTubeでハワイアン系のインストゥルメンタルを聴いていました。そしたらお勧めでエルヴィス・プレスリーのブルーハワイが出てきたんですよ。エルヴィス全盛期は’６０年代～’７０年代。１９７７年に４２歳で亡くなっています。今と違ってＦMラジオからの音楽のみが情報源だった僕は曲は当然聴いていたものの、ライブ映像などは殆ど観たことはありませんでした。で今回、ブルーハワイをきっかけとして１９７３年のハワイでのライブ映像を観たら・・・う～ん、カッコ良いうえにあの声量とパフォーマンス、そして人柄が解る笑顔にやられましたね。間違いなくしばらくマイブームとなり長く続くでしょう。知らなかったことはまだまだ沢山あるんだネ；

まあまあの価格だったので・・・なかなか購入せずにいましたが月曜日にポチリました。１９７７年放映のＮHKのドラマ　 男たちの旅路　です。脚本は山田太一さん、以前、車輪の一歩　という回について書いたことがありますが、このドラマ、随分考えさせられます。どういうふうにとか書くつもりはありません。僕らの世代なら観れば解るはず。今回購入したのは　シルバーシート　という回を四十数年振りに観たくなってね。驚いたことにほぼ記憶のままじゃないですか。放映当時僕は高校生でしたが、再放送を含め三度ほど観ましたかね、いや本放送と再放送の二回だけかもしれません；そういう記憶は曖昧なのが情けない。このＤＶＤ、当初は翌日届くはずが配送トラブルでなんと岩手県まで行っちゃってね、岐阜県に今日やって来ました。宅急便会社のサービスセンターに確認の電話を今日朝しましたが、文句は言いませんでした。自分でも不思議。きっと観るまで楽しみな時間が増えてそうさせたのかなと。シルバーシートは老人の悲哀についての回です。興味がある方はネット検索すれば熱心にこの回について書かれている人がいますからどうぞご覧になって下さい。「あんたの二十年後だよ」という台詞が刺さりましたね。

また一人、昭和時代から活躍された人が亡くなりました。
俳優さんのセリフを聞いたら誰が脚本書いたのか解る　数少ない人でしたね。山田さんは台本のセリフの一字一句をそのまま話し演ずることを希望されたとのことなので、俳優の口から出た言葉はそのまま山田さんの台本通りということです。
以前も書いたように僕にとっての山田太一さんはＮＨＫで１９７０年代に放送された　男たちの旅路　です。特攻隊の生き残りの主人公（吉岡司令補：鶴田浩二さん）と戦後生まれの若者たちとの物語。吉岡司令補の生き方がそのセリフで十分過ぎるほど解りました。当時の僕は劇中の若者達より年下でしたが、今や吉岡司令補と同年代。そう思うと今の自分は実に恥ずかしい限り；ですが、現在の仕事（安全教育）には山田太一さんがあのドラマで伝えたかったことを活かすようにしています。それは・・・相手のことを（全ては当然無理だけど）知り、考えて言葉を選んで話す ことです。まぁ、言うほど努力しているわけではありませんが、少なくとも見た目だけ・聴いただけで意見したり注意したりはしません。訳あっての行動や言葉　であるということです。あのドラマが僕に与えたものは大きかったんですね。とはいえそのＤＶＤを持ってるわけではなく、記憶の中でのことですが、車輪の一歩　だけはＰＣ内に保存してあります。あの回だけはどうしても保存したかったんです。興味がある人はネット検索してみて下さい。セリフの大半が記されているブログもあります。今日は訃報を聞き思うこと多く、ここに記した次第です。山田太一さんのご冥福をお祈り申し上げます。

先程NHKニュースで岐阜県内の駐在所が統廃合されることを知りました。その中に地元自治会内の駐在所が含まれていました。昔にも書きましたが、僕が中学生の頃にその駐在所に勤務されていた警察官の方からモデルアート誌を何冊も頂きました。たしか他の模型雑誌もあったかと思います。そのモデルアート誌（昭和４９年のもの）に　バトルオブブリテン　という記事が連載されており、その挿絵が素晴らしくて当時の僕の絵心を大いに刺激したんです。この絵は僕が当時描いたもので、まさにその挿絵の技法を真似ております。それらの雑誌は今はもう無くて記憶の中のみですが、どうやら有料で電子書式として見ることが可能なようです。う～ん、心が揺れますなぁ。
↓これはまさに頂いた昭和４９年のもの。いやぁ～懐かしい。

電子書式かぁ、それより実際の本で見たいな。当然ながら古本になりますが。探してみるかな。その警察官の方、今は７０～８０歳くらいかな、ご存命ならお礼が言いたいけれど、そもそもお名前も知らない（忘れた；）わけで。多感な時期にお世話になった人には感謝せねばなりませんね。このように駐在所は地域に密接しているわけで、整理統合されるのは残念なことだと思います。