晴れ時々薄曇り。日が差せば暑いが、日陰は涼しい。
〇概要
23年7月以来の日光サーキット。ただし、いままでこのサーキットで参加経験のある、TKくらぶの練習会でも、アルボーの走行会でもなく、WinmaX TRACKDAYというブレーキメーカー主催・運営の走行会イベント。このWinmaX TRACKDAYは23年4月@本庄サーキット以来の参加。平日開催だが、日光では、貴重なレッスンありのグリップ走行会なので、仕事をサボ…、いや休みを頂いて参加。WinmaX TRACKDAY、てっきり本庄開催が基本なのかと思っていたが、いろんなところでやるみたい。ただ、彼らは長野から来ているようで、日帰りできる範囲なのだろう。
修理&機械式LSD装着してから、積極的にいろんなサーキットで試していたが、少なくともタイムが短縮する方向であることは間違いないので(ショップからは乗りにくくなるかもとは言われていた)、今回も期待していた。ただ、タイヤが減ってきており、実際は途中で左右を入れ替えてみた(どうしても左側が減るので)。また、ショックもヘタってきたのか、公道で乗り心地が悪化してきていた。これらのネガティブ要素を打ち消してタイムを縮める効果がLSDや強化クラッチあるのか。
結果、ベスト43.804秒でそれまでのパーソナルベスト43.887秒なので0.083秒短縮…、微妙。やはりタイヤやショックが良い状態で臨むべきだったか。ちなみに左右入れ替えの効果はほとんどなし。
イベントとしては、13分x5本、レッスンは担当がついて、自分の場合は3走目で同乗(運転してもらう)、5走目は走りを見てもらって講評をもらう感じ。アルボーの日光走行会のように、逆同乗(自分が運転、講師が助手席)はない。ちょっと残念。
ちなみに、写真撮ってくれます(後日アップロードして、参加者にメールで通知してくれる)。画像も頂いたもの。
〇セッティング
・減衰
フロント 3戻/20段 リア 3戻/20段
※これがドライのベストセッティングだと思うことにした。
・タイヤ(左右を入れ替えるほど、消耗が見てわかるレベル)
F シバタイヤ TW280 205/45R16
R シバタイヤ TW280 225/45R16
・ホイール
F Buddy Club P-1 Racing 7.5Jx16+32 114.3-5H
R Buddy Club P-1 Racing 8.5Jx16+27 114.3-5H
・タイヤセッティング
第1走前内圧(冷間)[Bar]
前 1.88
後 2.15
第1走後内圧調整
前:2.2
後 2.5
※前回に引き続き上げ気味にした
第3走後
フロント左右入れ替え
フロントの方がリアに比べて消耗が激しかったため、フロントから入れ替え
「ROTATION」の向きが逆になるが、多くのタイヤではウェットでない限りは問題にならないらしい…
第4走後
前:2.15 走行後温感
リア左右入れ替え後、左2.14、右2.19ただし冷間
〇1走目
前回の本庄のWinmaX TRACKDAYは、クラス分けで速いクラスに入ってしまい、さらには参加台数が多いこともあって、ほとんどタイムアタックできずあきらめて、途中抜けするほどだったので、かなり心配したが、平日で参加台数が少ないこともあってか、それなりにクリアはとることができた。
本庄やTC1000であれば、攻め方が確立しているので、1走目の一発でそれなりのタイムが出せるが、ここ日光は、走り方を模索中のサーキット(走る機会も少ないし)であるので最初からタイムが出せず、探り探りの走りになってしまう。
で、最初は44.5秒も切れなかったが、最初のセクター1(S1)の第1コーナーと第2コーナーの走り方を変えて、もとい、思いだして、実行したところ、この枠のベスト43.994秒。ZⅢでだしたベストが43.887秒だったので好感触。
具体的には、1コーナーをクリップを少し奥にとって、このクリップ手前でブレーキ、クリップ過ぎてブリッピング(ヒール&トー)。ラインとしては、第1コーナーと第2コーナーの間をあまり孕まない。ただしブレーキをしっかり残して、クルマの向きを変えて、第2コーナーのクリップをつく(しがみつく感じ)。ただし、横Gを受けながらなので、ブリッピングに失敗(Gが影響して、トーがアクセルペダルにいかない)することがある。こうすると、次の左右のシケインが少し、パーシャルアクセルになるが、今のところはこれが自分のベストの走り方。
この日光サーキットはセクタータイムがでるので、分析しやすい。
なお、自分のセクターごとのパーソナルベスト(タイヤはZⅢ)。
S1 10.090秒
S2 19.184秒
S3 14.332秒
この走行枠のセクターベスト
S1 10.162秒
S2 19.323秒
S3 14.294秒
S1は最初は10.5秒を切れなかったが、走り方を修正して10.5秒を切れるようになった。S3に至ってはパーソナルベスト更新。でS2はこの後も改善できなくて苦しむところ。ほとんど高速コーナーとストレートだけなのだが。
〇2走目
1走目をそのまま突き詰める。後でわかることだが、この枠が一番早く走れて、パーソナルベスト更新43.804秒。これ以降はタイヤor路面の状況が悪化したのかタイムは伸びなくなった。
セクター別で言うと、S1は10.088秒を出して、ベスト更新、S2は19.232秒でこの日のベスト、S3は14.376秒で、1走目より悪化。
ただし、セクターのベストが同一周にそろっていない。この日のセクターベストで皮算用すると、43.614秒。
〇3走目(同乗)
担当はアルボー柴田氏。以前本庄でのこのイベントで担当してもらったことがあって、憶えていてくれた。
「フロントがプアですね(走り出してアタックする前の段階で)。」
「(シバタイヤと聞いて)タイヤの特性かなという気がします。」
・最初のセクター。ラインやブレーキのタイミングは私とあまり変わらないように見えるが、ブリッピングは(私と比較して)遅らせていて、ハンドルが切れた状態で、トー(ブリッピング)。
・高速コーナーはアクセルを抜くだけでなく、少しブレーキをかけている。
・裏ストレートエンドのブレーキングは私よりは遅め。
・シケインの入り口は孕まず、小回りする。いったんアクセルを入れていた。
「前(本庄)よりもフロントがプアでアンダーっぽい感じですね。」
「なので、少し手前から曲がる意識をもっていかないと曲がりにくい。」
「それが悪いというわけではない。」
「(機械式LSDをつけたことをつたえると)その影響ということもあるかもしれない。(アクセル)オフで引きずっている。」
走行後に、質問を受け付けてくれた。
Q.1コーナー~2コーナーのヒール&トーが横Gを受けてやりにくいのだが、それは慣れるしかないのか。
A.ギア比の関係で、3速で入って、早い段階で2速に落としてしまえば、ブレーキングに集中できるが、エンジンが効きすぎてしまって、その間の減速がもったいないので、中で落としている(つまり、シフトダウンを遅らせている)。
選択肢が2つあって、
・早めにシフトダウンして、エンジンブレーキでメインで減速し、ブレーキングに集中しながらコーナリング
・3速で奥まで入っていて、余裕ができたところで、2足に落としてコーナリング
ミッドシップということもあって、ブレーキコントロールは非常に大事なので、(中途半端にしないで)どちらか決めてから取り組んだ方がが良い。
Q.高速コーナーでブレーキで減速していたが、私はアクセルオフだけで切り抜けるが、どうあるべきか。
A.どちらでもよいが、
(フロントがプアと話したが)アクセルオフだけだと、フロントが回りにくい感覚があった。
(加えて)アクセルオフの減速だと、向きが変わるまでアクセルオンを我慢しなければならないが、
裏ストレートの始まりで早くアクセルを全開にしたいので、ブレーキで減速してしまってから~
もっと言うと、少しリアを浮かせて滑らせて、向きを変えてから、早めにアクセル全開にしていた。
あくまで、クルマがそういう状態(フロントがプアでダル)と感じたから、そういう走り方にしてみた。
フロントが硬いクルマだったら、もっと、そーっとアクセルオンオフしていたと思うが、このクルマはそうではないので、高速コーナーでキュッっとブレーキをかけた。
Q. 一度こうって決めちゃうとその走り方しかできなくて(柴田氏のように車を感じて走り方を変えることが難しい)…。
A. よくわかります。速く走るには、ブレーキを踏んでいる時間を短くするか、アクセル踏んでいる時間を長くするしかないが、それを実行するために、いろいろ試したい。1周はあっという間なので、どこか区間を決めてトライするのが効率が良いかもしれない。
※クルマについて
(柴田氏)フロントがプアという以外は、しっかりロールするし、乗りやすいクルマ。
(私)フロント(左)のタイヤが減ってしまっているからかもしれない。
(柴田氏)タイヤが動いて、なのか、反応が遅れている気がする。以前(本庄の頃)の方がオンザレールな感じ、今は、アンダー。
(私)以前と比べて、立ち上がりはアンダーだが、進入は入りやすくなった印象があるのだが。
(柴田氏)速度域との関係もあるのかもしれない。速度域が高いと、タイヤがたわむので印象が変わる。
→私は機械式LSDの有無で、アンダーorオーバーの変化を感じていたつもりだったのだが、柴田氏はどちらかと言えばタイヤの違いで、アンダーを感じていようだ。
ちなみに、柴田氏のタイムは43.532秒で私よりも0.3秒速い。私を乗せて…、しかも数周で出したタイム。セクター別だと、
S1 10.086秒(この日私のセクターベスト-0.002秒)←ここは柴田氏と私のアプローチは異なるが、現状の私のアプローチで近づけるかも。
S2 19.015秒(同-0.217秒)←ここは決定的に違う。高速区間なので大差ないはずなのだが。やはりブレーキを使うのが肝なのか。
S3 14.300秒(同-0.076秒)←ここは意外にも差がつかず。
〇4走目
目に見えて左右の減りが偏っていた(左の方が減っている)のでフロントタイヤの左右を入れ替え。ホイールごと左右を入れ替えた。あまり効果が無かったが。
この枠では、後ろから迫られることが多く、(先に行かせてばかりで)ややクリアが取りにくかった。
色々アドバイスを実施してはみたが、結果として悪くなった(この走行枠のベストは44.334秒)。
この走行枠のセクターベスト
・S1 10.191秒
約0.1秒悪化。ヒール&トー(シフトダウン)を遅らせるアプローチを試したが、遅らせると(ハンドルを切って)横Gがかかる状態になるので、かかとがアクセルペダルに出せず(ブリッピングできず)、失敗しやすい。やはり、現状は早めのヒール&トーで(シフトダウンして)アプローチした方が(エンジンブレーキが効きすぎたとしても)無難。
・S2 19.482秒
約0.1秒悪化。ブレーキを使うとこれが限度。確かに予めブレーキで減速してしまえば、後はアクセル全開なので走りやすいのだがタイムは出なかった。必要最小限のブレーキ・ハンドル操作が必要なのかも。現状、アクセルコントロールだけの方がタイム的には速い。
・S3 14.661秒
約0.3秒悪化。 走り方を変えていないのに、なぜかすごく悪くなる。S2の最高速度が低いからか。
〇5走目
リアタイヤもホイールごと左右の入れ替えを実施した。ただ、スキール音が目立つようになり、全体的にグリップ低下して、クリップをつけないこともしばしば。
もうタイヤが、終わっているのかも。この走行枠のベスト44.256秒。もらったアドバイスの走行は、現状の私には難しいので、本来の自分の走行に戻してアタックしたが、もう44.0秒を切れなくなった。この走行枠のセクターベスト
・S1 10.118秒
早めのヒール&トーで(シフトダウンして)して走った。10.3秒は切れる。もっと安定させて、常に10.0秒台で走れるようにしたい。
・S2 19.434秒
ブレーキを使わないで、アクセルコントロールだけで高速コーナーを走るようにしたが、午前中のように、19.2秒前後は出せなくなった。
・S3 14.460秒
ここも悪いまま。ただ、機械式LSDの効果なのかどうかわからないが、最後のシケイン区間のハンドルの切り返しがやりやすくなった。以前は、クロスハンドルから持ちかえるかどうかのギリギリ(左右90°近く)までハンドルを切っていたが、左右80°くらいの切り返しで済むようになった。ので楽にはなったが、タイム的にはあまりメリットないようだ。
〇講評コメント
走行後柴田氏からコメントをもらえた。以下意訳。
良いときはうまく走れていた。安定させるには反復練習が必要。
最終的には、クルマの変化・コンディションの変化を感じ取って、適した運転操作を判断・実行することが必要だが、それはもうプロレベルになる。いろいろな走り方をチャレンジしてみること、必要な技術があれば練習して習得することが必要。
そういえば、タイヤが減っていた割には完全に回るようなスピンはほとんどしなかった。
VIDEO
〇動画の説明
まずはこの日のデイベストラップ0:00~0:50。
0:06 1コーナー、ターンインしつつの最初のブレーキは1コーナーのCP手前から。
0:08 ハンドルの切れ角を維持しつつ、トーでブリッピング。このときは割と遅め。
0:10 ハンドルを切り足しつつ、ブレーキを抜いて、しっかり2コーナーのCPをつく。
0:12 3コーナーのCPに至るまで、速度をしっかり落とし、CPをしっかりついて、最短距離を取る感じ。車やセッティングによっては速度優先の場合の走り方もあるようだが、自分の現状はこれがベストかと思う。
0:19 フロントのタイヤのグリップが限界でアンダーが出る。フロントが少し上下している。
0:25 アクセルコントロール(アクスルオフの減速)のみでブレーキは踏まない。レッスンで指摘されたように、ハーフアクセルの時間が長くなる。
0:38 ここでもアンダー。グリップを維持するために小刻みにハンドルを動かす(カウンターステア?)。
0:39 少し外側に孕んでしまう。少しアクセルを踏んで加速。
0:40 加速からブレーキで前荷重を作って旋回。この時右コーナーのCPを奥に取れれば、最終コーナーが楽に脱出できる。
NG①0:50~1:08
最終セクションS3のシケイン入り口でリアが流れる。アクセルオン後、ハンドルが切れたままブレーキを踏んでリアが流れた。相変わらずセルフステアでハンドルを取られたが、自分でハンドルを戻して事なきを得た。タイヤのグリップがあればこらえられるはずだが、ヨーの力を使って、リアを滑らせてブレーキで曲がりたい(ボトムスピードを上げたい)ところなので、仕方ない。これが限界なのだろう。
NG②1:08~1:18
2コーナーの入り口だが、これもハンドルが切れたままブレーキを踏んでリアが流れたもの、ここに至るまでの減速が足りない、つまりボトムスピードが高すぎた。
NG③1:18~1:32
バックストレートエンドのコーナー。これも同じ理屈で、(よそ見して?)ブレーキを遅らせた分強いブレーキになってしまい、リアが流れたもの。
どのNGもボトムスピードを上げようとして、限界を超えてしまったもので、タイムを短縮させたいという意図にたいして正しいアプローチではある。自分の場合、日光はハンドルが切れた状態でブレーキを踏み始めるようなコーナーが多いサーキットのようだ。