プロクルーズ走行会は近年、TC1000かTC2000のみの開催だったようだが、
4月15日(土)のRd.3筑波1000でビラが配られ、つくるまサーキット那須での開催が告知された。
つくるまサーキットは、去年8月にDIREZZA DAYで走って以来だが、まだ走り方を確立できず、是非走り込みたかったところたっだので迷わず参加。
休日開催のうえ、低価格(withクーポン)なのも参加の動機。
行く途中でガソリンスタンド(東北自動車道東側のENEOS)によった。
車を給油機の横につけると、腰の曲がった高齢女性がでてきて、給油してくれる。
自宅からだと給油せずに帰ってくるのが難しいので、走行前に給油したのだが、このガソリンスタンドは、サーキットへの道中にあるわけではなく、セルフでないから高いし、給油にも時間がかかるので、なるべく避けたいのが…。
つくるまサーキット~黒磯板室IC付近によいガソリンスタンドがなく困る…。
天気は薄曇り。日が差せばやや暑いくらいで、去年のDIREZZA DAYは、「熱中症かも」というくらいだったので、それに比べれば、良い。帽子を忘れて、(最近忘れ物が多く)鬱になったが、日差しがそれほどあったわけでもないのは不幸中の幸い。
グリップの劣るPROXES R1Rに変えたので、当時のZⅢでのベストタイム45.028秒+0.5秒の45.5秒に目標を設定。
前回の反省から課題としては、最終セクションのコーナリングとギア選択。
結果的には、45.055秒とほぼ自己ベストと同じタイムが出せて満足。ある程度走り方を確立できた。場所的には遠い、つくるまサーキットだが楽しく走れるコースで非常に気に入った。
〇イベント
・1枠15分12~13台。告知当初15分x4走行だったが、主催者の想定よりも参加者がかなり少なかったようで、走行枠が追加されて15分x6走行だった。
・そのせいか走行開始時間も10時から、と遅め、
・相変わらず、ラップタイムの電光掲示板がないので、戻ってリザルトをもらわないとわからない。走行中に試行錯誤がしにくい。
・ただし、コースの入り口にコンクリートウォールが新設されていたりして、少しづつ設備が良くなってはいるみたい。
・パドックの駐車位置によっては、コースイン待ちの車列に塞がれてしまうので、コース入り口の近くに陣取るのは避けた方がいい。
・ドリフトクラスは5台(+何台か当日参加)。時間的にはこちらも同様だったようだ。なお、(参加者として?)FORMURA DRIFT JAPAN参戦中の草場選手が来ていた。あまりに参加が少ないので、声がかかったのか。台数も少ないのでレッスンという感じではなく、適宜アドバイスを求めにいっていいよって感じ。本人も知り合いと一緒に楽しく走っているようだった。
・ドリフトと一緒のイベントだと、コース上、パドックにタイヤカスがばらまかれて、嫌なのだが、この日はそれほどひどい目に合わなかった。TC1000のグリップオンリーの走行会のひどい時よりもはるかにいいくらい。
〇セッティング
・減衰
フロント 5戻/20段 リア 5戻/20段
PROXES R1Rにしてから、少し柔らかめにしているが、効果はわからず。
もっと固くしてもよかったのかも。
減衰のセッティングは今一つわかりにくい。
タイムには効いてくるのだが、感覚的に違いがわからないので、どうしようもない感じ。
・タイヤ
F PROXES R1R 205/50R15
R PROXES R1R 225/45R16
第1走前内圧(冷間)
前:1.92
後 1.92
第1走後内圧(なんとなく低めに合わせた)
前:1.95
後 2.15
以降、走行後に上がってもこのくらいにあわせる感じ。
〇走行前レクチャー
インストラクターも初めてのコースで、直前に試走したのみだったようが、ポイントを抑えたライン取りアドバイスあり。
自分でラインを組み立てたいので、参考にさせてもらう程度。前回DIREZZA DAYでのアドバイスに比べて、特に新しい情報はない感じ。
〇走行①
・遅いクラスに入れてくれたようで、自分より少し早いインテRについていく感じ。
・ところどころ、さらに一つ前の遅い車に引っかかるが、一緒に譲ってもらいながら、進んで行く感じ。決して、抑えられてしまうわけではない。特にクーリングラップはとっていない。
・おかげで、楽しく追走できた。インテRの方がコーナリング速度は少し早いくらいだが、圧倒的にストレート速度が高い。
・前車のアコードとライン取りを比較できて面白かった。
前車は1コーナーのクリップは取らずと2コーナーに対してアウトから入っていくが、私はしっかりクリップをとってほぼインベタ。結果的にこっちが早い、気がする。
クレンセンドアウターは少しアウトから入っている(≒その前のコーナをイン側で脱出している)ようだが、私はミドルから。膨らむ分だけ、距離が伸びてもったいない。どうせ立ち上がりは(すぐ次のコーナーの入り口なので)速度が出せない所だし。
・課題の「最終セクションのコーナリングのとギア選択」については、前に車がいることもあり、あまり突き詰められず。
・タイム的にはこの走行①でのベスト46.372秒だった。楽しかったが、ちょっと落胆。
〇走行後レクチャー(走行①を見てもらって)
・「我が道を行くライン取りでいいと思います。」
→インストラクターが提示していたライン取りとは違っていたが、それはそれでいいようで、とくに修正を求められなかった。
・「前の車に抑えられていた?」
→No。いい感じで走れて楽しかった。
・逆に「最終セクションのコーナリングのとギア選択」について教えてほしい旨、伝えた。
→同乗走行でチェックしてくれることになった。
〇走行②
・ほとんど譲ることなく、逆に譲ってもらいながら進む感じ。
・課題の「最終セクションのコーナリングのとギア選択」については、ストレートに戻ってくるまでずっと2速維持にしてみたが、最終コーナー手前で、レブリミットに当たるので、もったいない感じ。
・途中で赤旗有(赤旗を発見して、急減速するのは危険なのでやめてほしい)。2コーナーでコースアウトする車両が2台続いたため、安全を見て、赤旗をだしたとのこと。
・再びアコードRの後ろになって、ついていく感じ。クリアラップがとれるとアコードRの方が速い。置いて行かれる。
・タイム的にはこの走行②でのベスト45.709秒だった。赤旗前に出したタイムだが、この時間で、タイヤのグリップが終わったのか。同じ走り方でも、赤旗後はタイム出ず。
〇同乗走行
・いつもプロドライバーの横に乗ると感じるが、ブレーキが強めで短く(縦G強い)、コーナリングスピードが速い(横G強い)感じ。
・ファーストコーナーは1mくらいCPを外していた。ややアウト側からCPを奥にとって、ドライビングマジックS-1に入る感じ(インテRのラインに近い)
・ドライビングマジックS-3の入り口でブレーキを軽くかける(私はアクセルコントロールのみ)。
・クレンセンドアウターの入り口はややイン寄りのミドルから入る形(私はもっとイン寄り)。本人曰く「向きを変えてアクセルオン」と言いながら、テールをスライドさせ、カウンターステアをあてながらコーナリングしていた(「いい感じですね」とコメントしながら)。
・フルムーン1の入り口でもブレーキを軽くかける。軽い長く残して曲げる感じ。
・課題の「最終セクションのコーナリングのとギア選択」については「微妙なところですね。」とは言っていたが、場所やコーナリング中であるかないかにかかわらず、単純にレブリミットに至れば、シフトを上げている感じ。これが答えかも。
・車については「いい動きですね。コントロールしづらいイメージだったが、そんなことはない。」「良く曲がる車ですね。荷重を残してブレーキコントロールで曲がりやすい。」
〇走行③
・今度はアコードの後ろについて走る感じ。途中で譲ってくれたが、タイプR同様、こちらよりも速い。
・少しづつ45.5秒台が出始める。
・課題の「最終セクションのコーナリングのとギア選択」については、最終コーナー手前で3速に入れる感じ。
・あまりブレーキは踏まず、アクセルコントロールで済ませていたが、インストラクターの走行を手本にして。フルムーン1の入り口でもブレーキを軽くかけるようにしてみた。ここだけはアクセルオフだけでは減速しきれず、孕んでしまう。
・タイム的にはこの走行③でのベスト45.565秒で目標まであと少し。走り方も確立されてきた感じ。
〇走行④
・走り方は走行③のまま。
・遅い車に詰まってしまったので、途中でピットロードに出て、再びコースイン。
・再びコースインしたが、アコードRの後ろに追走する展開に。でも追走も楽しいのでそのまま走る。
・追走中にこの枠でのベスト45.276秒が出てを目標達成。だが、このラップ以外は、あまりタイム出ず、マグレ感強し。
・少しして、譲ってもらったが、今度はロードスターを追走する感じ。
・さらに譲ってもらった後、クリアラップで走れたが気負って、スピンしかかる。
・最終コーナー手前で3速に入れていたが、スピードがのっていれば、さらその前のコーナー(シオバラ)で3速に入るかも、
〇走行後質疑応答(インストラクター)
・「ドライビングマジックなどは、自分はアクセルコントロールだけで抜けているが、インストラクターはブレーキを入れていた。そっちが良いのか?」
→速度を平均すれば同じなので、タイム的な差はあまりないが、挙動が乱れない範囲で(インストラクターのように)いったんアクセルON→ブレーキするのも一つの手。荷重移動が発生するのでこれを利用して曲がりやすくなる。
〇おまけ走行①
・帰る人もいて、割とクリアラップがとれたので、下記を意識して走ったが、45.5秒すら切れず…。
・「1コーナーはアウトギリギリからCPへボトムスピードを高く維持することを意識(前回スピンアウトしたところなので怖かったが)」「最後から2番目コーナー(シオバラ)はなるべく減速せずに抜ける。速度がのっていれば、シオバラの直前でシフトアップ。」
〇おまけ走行②
・同様にクリアラップがとれて、何度か45.2秒台を出して、最後のラップはすべてを出し切ってデイベスト45.055秒達成。
・勝因としては、「シオバラでの、なるべく速度を落とさず、かつ、無駄のないシフトアップ」。課題に対して1つの答えを見出したかも。とはいえ、シオバラもファイナルコーナーも、出口のアウト側はダートなので、かなり怖いのだが…。
〇雑感
・つくるまサーキットの路面はスキール音がわかりやすい。グリップしているかの判断がしやすいので、ギリギリが攻めやすい、楽しさを感じる要因だと思う。
・適度に前野車に引っかかったので、明確にクーリングラップは入れなかった。
VIDEO
0:13~ デイベスト45.055秒
0:15~ アウトギリギリからターンイン。ちょっと早いかも。しっかりCPをついて膨らまない。ドライビングマジックをアウトから入れるように、出口もしっかりイン側を維持。
0:27~ ドライビングマジックは少しだけ縁石にのるくらいにCPをつく
0:33~ クレセントはアウトに振りすぎないでミドルややイン側から入る。次のフルムーンがアウトから入れるように、出口はギリギリまでイン側を維持。
0:40~ ここは今回からブレーキを入れるようにした。なので、その分だけ、クレセントの出口は強めに加速。
0:47~ シオバラを速度を維持しながら抜けられるようにアウトギリギリからはターンイン。この例では、レブリミットになるほど加速できなかったが、シオバラのCP付近でシフトアップ。ハンドルを切りながらのシフトアップ、かつ、シオバラの出口アウト側はダートなので、かなり緊張する。
0:52~ ファイナルコーナーも速度を維持したいのでアウト(はみ出すとダート)ギリギリから。ここも出口アウト側はダートなのではみ出せない。
1:03~ NG集というか動画メモ。
1:06~ ファーストコーナー~他車とのライン取りの違いがわかる例。
1:26~ クレセントでの、カウンターステアというか、ヨーを打ち消すハンドリングのつもり。あまり速度を落とさずに済んだがインストラクターのようにスムーズにはいかない。
1:34~ 同様のクレセントでのヨーを打ち消すハンドリング。良し悪しは不明。
1:40~ フルムーンでのハーフスピン。オーバースピードが原因だが、これを機にブレーキを踏んで減速するようにした。相変わらずセルフステアに振り回されて、しっかりとカウントステアができていない。
1:58~ ファイナルコーナーでのハーフスピン。ターンインすでに滑っているので、ブレーキが強過ぎたか。外側の土手(ダート)に向かわなかったが、内巻きに土のうの壁に突っ込みそうで怖かった。これもセルフステアに振り回されて、しっかりとカウントステアができていないのは致命的な運転技術不足。