1988年12月、成田空港より秘密裏に、初代レガシィのプロトタイプ(挑戦車3台/予備車1台)がアメリカに空輸された。初代レガシィ発売間近の1989年1月21日 米国アリゾナテストセンターにて初代レガシィの10万キロ世界速度記録への挑戦が行なわれた。日本から87名、アメリカから17名、テストコースを実に1万890周。昼夜19日間 447時間44分09秒887、 平均速度223.345km/h 世界速度記録を樹立。その記念すべきゴールは、後のスバルの根幹となる新開発EJ型を搭載。このEJ20型エンジンは初代レガシィのみバルブ開閉機構にHLA(ハイドロリックラッシュアジャスター)を採用。ロッカーアームを介してHLAの油圧によってバルブクリアランスを無調整とした。今回は1月21日を記念して、初代レガシィのアイコンであるHLAとトミカリミテッドビンテージと共に写真撮影。