こんばんは!
F1韓国GP、実家のTVがCS放送映ると思ってたら
サービス期間が切れてて結局地上波で観ることに…
しかも地上波フジは「世界体操選手権」放送してくれる
おかげでえらい遅くまで起きてるハメになりました。
おかげで本日は仕事ちょー眠かったです…
結果はご存知の通り、レッドブル勢がコケて
フェラーリ-アロンソが優勝&ポイントリーダーとなりました。
私普段ブログでF1のコト書くことなかったですが、実は結構好きなんです。
鈴鹿に出入りする事はあっても人ごみがダメな性分なので現地観戦には縁がないのですが、
TV観戦、WEBニュースチェックは欠かしてません。あとエクセルでポイント計算とかグラフ化
してシーズンの動向を分析したり…
そんな中で今年のF1も大詰めとなりました。残り2戦ともなるとポイントを逆算して
誰がどのような展開でタイトルを獲るのかなんてことを勝手に予想して楽しんだりしてます。
そこで私なりに今後の展開について考察してみたところ、なかなか興味深い展開に
なりそうなので公表してみます。
17戦終了時点で、アロンソ 231、ウェバー 220、ハミルトン 210、ベッテル 206、バトン 189点
ドライバーズタイトルの行方は①アロンソ逃げ切り ②ウェバーが逆転
パターンとしてはこの2つに限られると思ってます。
①のアロンソ逃げ切りはそんなに複雑な話ではなく、現ポイントリーダーがそのまま最終戦終了まで
優位性をキープすればというだけのことです。
現に次戦ブラジルGPでアロンソ優勝、ウェバー5位以下ならその時点でアロンソのチャンプは決定です。
レッドブルが中段以下に沈むのも考えにくいですが、次戦で決する可能性があるほどアロンソは
優位なポジションにいます。
でも決まってしまえば今シーズンはアロンソの強さが光ったシーズンでしたと言えるでしょう。
下に長々と記してることを払拭する展開です。個人的にはこの展開で決するのが好ましいです。
-ポイント計算で見えてきたレッドブルの課題-
②ウェバーが逆転のパターンですが、11ポイント差を2戦で挽回はさほど難しくないようにも
思えますが、現時点で25点差のベッテルにもチャンスが残されていることが複雑にさせます。
日本GP予選-決勝、韓国GP予選を振り返ると戦闘力的にベッテル>ウェバー>アロンソの
順番だと思います。残る2戦のブラジルGP、アブダビGPもこの順番のままレースが決すると
考えると…
アロンソ 261(231+15+15)点、ベッテル256(206+25+25)、ウェバー256(220+18+18)
となり、レッドブル勢が並び、アロンソに5点及ばないことになります。 つまりレッドブルは
ベストパフォーマンスを発揮したとしても、アロンソがそれに続くパフォーマンスで追走すれば
共倒れになってしまうのです。
そこでレッドブルはおのずとチームオーダーを発令する必要性が出てきます。
例えば最終戦でウェバー1位、ベッテル2位指示をだせばウェバー263点、ベッテル249点、
アロンソ261点とウェバーのみ逆転が可能なわけです。
もちろんウェバーが2戦どちらかを自力で優勝すればそれに越した事はないですが、
ベッテル>ウェバー>アロンソの力関係が予測される以上、レッドブルはドライバーまかせの
成り行き上のリザルトではなくチームマネージメントを駆使しなければ敗退してしまうほど
追い込まれている立場と言えるでしょう。
タラレバですが韓国GPを予選と同じく1-2フィニッシュ、アロンソを3位にできていたら
ウェバー238点、ベッテル231点、アロンソ221点とシリーズポイントも1-2体制となるため
残る2戦レッドブルはリタイヤしてアロンソに追撃される展開をのぞけば、2人のドライバー同士の
勝負でタイトルを決めればよいという展開に持ち込めたことでしょう。
それが2台リタイヤだったことで、チームオーダーを必要とする展開になったわけですから
チームとして大きく舵を修正する必要性が出てきました。
韓国GPの結果はレッドブルにとってそれほど大きな転換点だったと言えるでしょう。
-チームオーダー発令のタイミング-
私がレッドブルの首脳ならこれほど難しいものはないです。先に記したとおり
ベッテル>ウェバー>アロンソの順で最終戦の終盤に差し掛かったとする。
チームオーダーを出せばウェバーのチャンプは堅いが、ベッテルにもチャンスが残る。
もしアロンソがトラブル等で6位以下に後退して、ベッテル優勝、ウェバー2位なら
ベッテル256点(5勝)、ウェバー256点(4勝)、アロンソ254点となり
ベッテルがウェバーに同点、勝数差で上回りチャンプとなることになります。
この可能性は最終戦・ファイナルラップ・最終コーナーまで可能性が残ることから
オーダーを出すならやはりシーズンのフィニッシュを向かえる瞬間になるでしょう。
ただし問題はワールドチャンピオン決定の瞬間が1チームのピットの無線支持で決まるというのは
いかがなものでしょうか?
今シーズンのF1ワールドチャンピオン争いは史上稀に見る混戦だっただけに
それが決する瞬間はやはりドライバーのパフォーマンスで決してもらいたいものです。
最後の瞬間に無線支持で、というのはファンの興醒めを誘うだけになるでしょう。
無理なことかもしれませんが、オーダーを出すならブラジルGPが始まる前というのも一興です。
ベッテルを切り捨てるのはかなりの英断ではありますが、
レッドブルはアロンソを追う立場であり、そのアロンソもドイツGPでチームオーダーを受けてる
わけですから、レッドブルにも発令する正当性はあります。
その上でブラジルGPをウェバー、ベッテル、アロンソの順でフィニッシュすれば
アロンソ246点、ウェバー245点、ベッテル224点となり、最終戦アブダビGPを
アロンソ VS ウェバーのガチンコ勝負に持ち込むことができます。
なにせ最終戦を先にフィニッシュしたほうがチャンプと単純明快で見ごたえある勝負に
なるでしょう。
つまりチームオーダー発令はファンを想えば早いほどよく、チームの内情を考えれば遅いほど良い
ということが言えると思います。
-おわりに-
前述のタイミングについては結局は後者が選択される展開が堅いであろうことは否めません。
ですが、もともと今シーズンの象徴ともいえるレッドブルドライバーの衝突劇をチーム側が
どのように導くか、他チームのライバルを破るためにはどちらのドライバーをチャンピオンにするか、
その決断なくして栄冠を勝ち取ることはできないということをレッドブルは新興チームとして
経験にすることになるのだと思います。
ファンにとっては納得のいかない展開なるのかもしれませんが、
その場その場で感情的になって受け止めるよりは、残り2戦の展望を知っておいた上で
その決断を見送ることが残り2戦の見所だと思っています。
以上ちょっとコラムニストっぽく書き綴ってみました。
えらいながくなっちゃったけど最後まで読んでくれたヒトはアリガトです!