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尊いスタンダード - ZX
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○かまちゃん○
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シトロエン / ZX
CLUB_RHD(AT_1.6) (1992年) -
- レビュー日:2026年3月11日
- 乗車人数:1人
- 使用目的:レジャー
おすすめ度: 4
- 満足している点
-
自動車としての基本的な部分、走る/曲がる/止まるといった動的質感の水準、そして人間的感覚との親和性が高いと思います。
30年も前のただの普通車がこのレベルの高さだったと思うと驚きです。
まだこれを超える「普通の車」に出会えていません。 - 不満な点
-
ただ一方で、ホスピタリティ的な部分はまだまだ未熟だったように感じます。現代の車が最も得意とする部分です。
たまにそりが合わないと、投げ出したくなる瞬間があります。
①当時のシトロエンの御多分にもれず、ヘッドライトが暗い。
薄くて知的な目ゆえ。
②1本ワイパーにはやはり限界がある。
ゲリラ豪雨になると、動作速度が全く追いつかない。前述のヘッドライトと合わせて、雨の夜は生きた心地がしない。
しかしカッコいい。ぐぬぬ。
③高速巡行でのエンジンノイズがうるさい。
100km/hで約2800rpm程度ですが、こもったような音が辛い。乗り心地や着信安定性、風切音などはレベルが高いだけに残念。
(香港の富康乗りも同じことを言ってました。あちらはTUエンジンですが。)
④外気導入で常時強制ベンチレーションの効く胸元の送風口のせいで、冬でもヒーターが効きすぎて暑い。
室内循環で足元のみ、風量最小にしても盛大に熱風が出てきます。頭寒足熱できないのは辛いところ。
⑤エアコンユニットのせいでグローブボックスがない。
小物入れも皆無なので、少し困ります。
⑥トランクを閉める時、必ずトノカバーのヒモがハッチゲートの外に出て垂れ下がる。
ZXあるあるらしい。 - 総評
- 好き。
- デザイン
- 5
-
【外装】
猫背でフロントが長く、薄いシルエット。リアのスパッツ。
なんてことないようで、実は結構シトロエンらしい形。
6ライトウインドウや前期の薄いグリル、樹脂モール等、幼い頃に紀行物のテレビやスパイ映画で見たヨーロッパの裏路地に停まっていそうな無国籍的雰囲気も満点。
僕のイメージするヨーロッパ車の最大公約数的デザインです。
どこか線の細い、軟弱そうなところも好き。
駐車場等で見るたび、「あぁやっぱかっこえぇ…」と思っています。
世間的にはジジ臭い地味な車、なんて印象だろうなと想像していましたが、結構評判が良くて驚いています。
特に派手にカスタムされているイカツイ方々から
「渋いっすねぇ!」
とお声がけ頂くことが多い。ナゼダ?
【内装】
時代感のある、非常に一般的なインテリアです。
しかしグレー基調のパネル、柄入りのトリムやシート、大きくて明るい窓は、幼い頃の思い出と重なってなんともエモい心地がします。
サテライトスイッチの名残、みたいなメーター周りもお気に入りです。
2本スポークのステアリングもたまらん。
後席がくるくる窓なのも嬉しいポイント。
後席でのんびり本を読む時など、いちいちキーを捻らなくてもいいので。 - 走行性能
- 5
-
【エンジン】
非力な1.6Lは出足こそのんびりですが、なんの遜色もなく速く走れます。
実は初期の205GTIと同じ、オールアルミのXU5!
まあ、乗ってる限りそんなことは頭に微塵も浮かばない黒子的実用エンジンです。
【AT】
ギアリングや制御、燃費で文句を言われがちなZFの4HP14ですが、僕は初めて「これならむしろATを選びたくなるよ!」と膝を叩きました。
ワイヤースロットルなことも大きいとは思いますが、アクセル一つで思い通りに走れます。エンブレも効きます。人馬一体感があります。
ダルくどろーーーんと走らせるのも最高です。
確かに
「もう一速上があればな…」
「MTのほうが結局楽やな」
などと思わないこともありませんが、個人的ベスト・オブ・オートマ賞を授与することにします。
トラブルが起きないことを祈ります。
【ステアリング】
クイッと回すと、鼻先がスッと真横に並行移動するようなミズスマシ感覚です。
決して敏感な味付けではないのに、実はかなりスポーティ。コーナーでもエッジに乗ったかのようなオンザレール感があります。
しかし決して乗り心地の鷹揚な性格と乖離していません。指を添えておけばひたすらまっすぐ走る。
絶妙な味付けに舌を巻きました。
なおパワステのくせにすこぶる重い。反力も強いのでコーナーで保持するのは少々力仕事。
【ブレーキ】
カックンになりやすいとされるシトロエンのブレーキですが、ZXに至っては実に素直でコントローラブルな良いフィーリングです。
助手席の頭を揺らすことなく、容易に停車できます。
もちろんABSはなく、急ブレーキ時の制動距離は短くなさそうな感覚はします。 - 乗り心地
- 5
-
バネトロエンならZXの1.6が一番ハイドロに近い、なんてお声を聞く通り、素敵で優しい乗り心地です。
1.6/1.8/1.9ではスタビの径や取り付けなど足回りのセッティングが全く異なるようで、シュペールはかなり硬いとか。
またあの肉厚でフカっとしたシートが乗り心地への貢献を大きく果たしてくれているように思います。
現代車で言う乗り心地の良さは、段差があることを感じさせず、鏡の上を滑るかのようなフラットな感覚だと考えていますが、往々にして鋭いギャップで内蔵にくるアッパーは重く効いてくることが多いように思います。
対してZX。路面に段差があることは音や手先、足先で十二分によく分かります。車体も揺れていることでしょう。ただし、内臓には決して届かない。全て減衰させて角を丸め、優しくいなしてくれている。どこか有機的。だから何百キロ走っても疲れないし、乗った人はみんな乗り心地が良かったという印象だけが残る、そんな感じです。
ゆえにオートマでチルく乗る、というのも世界観に合っていて好ましいのです。R&Bを添えて。
ハイドロのような個性はありませんが、オーソドックスな機構でこれが実現できるならステップアップしたい!という気も起こりません。
むしろ故障を気にせずロングドライブできるアドがあります。
ちなみに163cmの私が運転席を合わせて、後席では拳2個+掌1枚の膝前空間が実現します。
足先も余裕を持って座席下に潜り込ませられます。
たった4mのBセグハッチですが、お客様の送迎にはもってこい。ショーファーごっこもできます。 - 積載性
- 3
-
トランクは特筆すべきこともなく、普通に荷物が載ります。フルトレだから広い、という訳でもありません。
オイルや工具、車検証やマニュアル類にボディカバーを入れればみっちりです。
キャビン内の小物入れなどには困ります。
もちろんドリンクホルダーはありません。
薄くて浅いドアボケットだけが頼りです。
灰皿だけは前後に完備されています。 - 燃費
- 3
-
オートマのせいか、悪い悪いと言われているZXの燃費。おそらく1.8/1.9Lはそうなのでしょう。
しかし1.6Lであれば、12〜3km/Lを下回ることはありません。 - 価格
- 3
-
中古でコミコミ120万円ほど。
相場を比較できるほどタマがないのですが、
姉妹車306と比べるとどれも強気な価格設定に思えます。
たまに掲載されるのも、後期ブレークの1.8がほとんどです。 - 故障経験
-
・オイル食い/漏れでオイル600km/Lの注ぎ足し
・ワイパーアームスプリング破断
・マフラー穴あき
他にも細かい所を挙げればキリがありません。
人間のように健康診断ができれば、おそらくCかDなのでしょう。エンジンもATもパワステもオーバーホールしたい。
ただいずれも古さゆえの劣化であり、欧州車の信頼性の低さ、みたいなものに起因されるトラブルは皆無です。
一回もレッカーされることなく1年/8000kmが過ぎました。
全く手がかかりません。
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