TEIN車高調取付【フロント編】
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【作業前確認①】
作業前車高を測定する。
ホイール中心〜フェンダーまでの距離(ライドハイト)で管理します。
私のタントは左右共に15インチホイールで355㎜でした。
【使用工具】
スケールなど
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3
【作業前準備】
パーキングブレーキを掛ける。
ジャッキupして馬を掛け、両輪外しを行う。
必要に応じてリアタイヤ後ろに輪止めを設置して転動防止する。
【使用工具例】
輪止め、馬2脚、2t〜油圧ジャッキ、純正ジャッキ、ホイールナットレンチ、電動ツール
※TEINの取説とは異なる手順・要領で作業しているところがあります。
※参考にされる方は作業の危険性をご理解の上、お怪我のないよう自己責任でお願いします。
※手順で不明な点が有ればお気軽にコメント下さい。答えられる範囲で対応します。
4
エンジンルーム内アッパー取付部のゴムキャップを外し、ナットを緩める。
取り外したゴムキャップとナットはTEIN車高調には使用しません。
【使用工具】
ラチェット、17㎜ロングソケット
【参考:純正品番】
ワッシャー [48682-B2012]
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両側のスタビリンクロッド上側を外す。
【使用工具】
14㎜ラチェットメガネ、3/16インチの六角レンチ
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ショックのスピードセンサー取付ボルトを外す。
ブレーキホース取付ボルトを外す。
【使用工具】
ラチェット、10㎜ソケット、12㎜ソケット
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スピードセンサーのクランプを外す。
クランプの反対側に穴があるので、マイナスドライバーを差し込んでクランプの片側を押し出すと外れます。
【使用工具】
細めのマイナスドライバー
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ショック下側取付ボルト2本を外し、ブレーキローターを押し下げながらショックを取り出す。
ボルトが抜きにくい場合は、ブレーキローター下部を軽くジャッキupすると良い。
【使用工具】
ラチェット、17㎜ソケット、エクステンション、17㎜メガネなど
9
【重要:危険作業!!】
スプリングコンプレッサーを手締めでなるべく左右対称の位置に掛け、左右交互に少しずつ遊びができるまでバランス良く縮める。
絶対に片側を急激に締め付けないこと!
また、真っ直ぐ縮まらない時は一旦緩めて爪を掛け直すこと!
【使用工具】
スプリングコンプレッサー1組(1本爪タイプ推奨)、ソケット、電動ツール
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バネの縮め方は、画像の様にほんのちょっとの遊びができる程度で良いです。
これでアッパーを外した時にバネがミサイルの様に飛び出す事はありません。
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アッパーマウントのロックナットを外す。
【使用工具】
17㎜ディープソケット、電動ツール
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ショックからスプリングを抜く。
縮めた時と逆手順でゆっくり交互にスプリングコンプレッサーを緩めて外す。
アッパーマウントとベアリングの2点は、TEINのS/Aへ移植します。
【使用工具】
スプリングコンプレッサー1組、ソケット、電動ツール
【参考:純正品番】
アッパーマウント [48609-B2080]
ベアリング [48619-B2010]
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取説に従い、TEINのS/Aを組み立てる。
ロックナットを締め付ける時、減衰力ダイヤルのゴムキャップは一旦外す。(紛失注意)
ロックナットの締め付けはアッパーシートに車高調レンチを掛け、トルクレンチを使って締め付ける。
締付トルク=50.0 (N•m)
【使用工具】
車高調レンチ、トルクレンチ、17㎜ディープソケット
【参考:TEIN品番】
ナットM12×1.25 [SAP38-B8414]
アッパーシート [USS03-E1294]
スプリング=φ70-L175
ダストブーツ [SAP24-W2628-1]
バンプラバー [SAP12-M2860]
スラストワッシャー(上) [LSS03-N2637]
スプリングシート [LSS01-N2756-2A]
シートロック、ブラケットロック [LSS02-F1298-2]
スラストワッシャー(下) [LSS03-J3632]
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TEINのS/Aを車体に装着する。
ワッシャー(純正)→ナット(TEIN)→ゴムキャップの順で取り付ける。
締付トルク=35 (N•m)
【使用工具】
トルクレンチ、17㎜ディープソケット
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ショックを取り外したのと逆の手順で取り付ける。
(ここまでの工程は省略します)
スピードセンサーのクランプは微妙に位置が合わないので付きませんでした。
クランプはスピードセンサーとASSYで売られているので、クランプだけ付け替えることができません。
※画像は全下げ状態に調整済み。
【締付トルク】
ショック下側取付部2箇所=100.0 (N•m)
ブレーキホース取付ボルト=18.5 (N•m)
スピードセンサー取付ボルト=10.0 (N•m)
スタビリンク上側取付部=48.0 (N•m)
【使用工具】
トルクレンチ、10㎜ソケット、12㎜ソケット、14㎜ソケット、17㎜ソケット、14㎜ラチェットメガネ、3/16インチ六角レンチ
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車高を調整する。
ブラケットロックを反時計回りに回して緩めます。ここは137N•mで締付けられているので、全体重を乗せてやっとです。
試しに全下げにしてみた。
ケース長=215㎜、A寸=73㎜、B寸=0㎜
締付トルク=137.3±4.9 (N•m)
【使用工具】
トルクレンチ、車高調レンチ
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ホイールを付け、ジャッキから降ろす。
少し車両を移動させてS/Aを馴染ませる。
1G状態でスタビライザーの確認。
画像の様に全下げ状態でもほぼセンターです。
スタビライザーの厚み半分位上がったかなってレベルです。
ホイールナット締付トルク=103 (N•m)
【使用工具】
ホイールレンチ、ジャッキなど
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【ライドハイトの確認】
パーキングブレーキを解除する。
フロント=270㎜で前下がり、最低地上高は7㎝台になってしまいました。
これではまともに走れないし不正改造なので20㎜上げてライドハイト=290㎜にします。
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フェンダーのクリアランス。
バンプしたら当たりますコレ。
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再びジャッキupして、ケース長=235㎜、A寸=93㎜、B寸=20㎜としました。
ライドハイトは計算通り290㎜となり、車体がほぼ水平になりました。
最低地上高調査中。
※車高の変化が40㎜を超えていますが、コイルスプリングによるものなので構造変更検査の必要はありません。
減衰力はリア同様にHARDから5段戻し設定(5/16段)にしました。
フルバンプさせなければタイヤがインナーを擦ることなく普通に走れます。
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