
予選の翌日は午前に準決勝が行なわれる。
暑さが厳しいので、ホテルから氷を多めにもらっていく。4時半起床で早々に会場に移動、朝食は現地でお弁当が配られるが、それは食べずに、消化の良い、本人の好きなパスタ・うどんなどの麺類を買ってくる。
ゆる体操で体をゆるめてから、ストレッチに入り、着替えてローラーに乗り出す。9時15分スタートなので走路は走らずにローラーだけのアップにした。暑さのせいか、脈拍が少し高い。
昨日は、今年からサプリメントを購入しているグッドコンディションの代表自ら来てくれ、マッサーをしてくれたので疲れは取れているようだ。ほぐしている間に、水やスペシャルドリンクを作っていく。スペシャルは、競争前と競争後で濃さと中身を少し変え、2種類作った。
昨日ハッキリしたことだが、団体練習、及びバンク練習をしていないので、思っていたより後半厳しいらしい。他の選手が疲れたところで、一気に先頭責任を取りに行くスタイルなのだが、それまでのペースがブロック大会より少し速いようだ。その為、スタミナが持たないことが判明した。
今日は、一気にスパートを懸けた後は、いかにも「余裕があります」という感じで流して他の選手にはばれない様にしておくことにした。IPUの監督にアドヴァイスされたことは、すぐに修正できるので再度確認する。
ゲートをくぐってアップエリアに入っていく。昨年はここで敗退したので今年こそ、という気持ちはあるが、本人に力ませないように、あくまでも自然体を貫くことにした。多分他人が見ると、ボーッとしているように見えるのではないだろうか。本人から離れて他の選手をチェックしていく。どうも同じ組では一年生の選手の調子が良いようだ。名門校でもあるし、本人も調子がいいのだろう、表情が明るい。
待機エリアに移動し、ギリギリまでテント下の日陰にいることにする。予選一位ということは他の選手は当然知っているので、マークしてきているのか視線が良く合う。そういう時は、思いっきり眼を飛ばすようにしている。次男は自分の世界に入っているのか、無表情になっている。体のゆるみ具合もいいようだ。時々ドリンクを口にしている。
スタートラインへ移動していく。いつもの通り最後に余裕を持った感じで付いていく。ここからは声をかけたり、指示を出すことはルール上できない。後は結果を待つだけになる。
号砲が鳴りスタートしていく。数名が先頭責任を取るべくダッシュしていく、いつもの展開になる。最後尾につけて、車で言うところのスリップに入りながら、力をセーブしながら付いていく。思っていた通り、一年生の調子がいいようだ。一気に先頭を2本取る選手はいないようで、先頭グループはかなり力を使っているようだ。3分の2が終わった辺りで集団のペースが落ちてくる。すかさず大外から一気に仕掛け、先頭に立ちバックストレートのラインとホームストレートのラインを通過し先頭責任完了した。
しかし、思っていたより集団が追いついてこない。単独で周回し思っていたより力を使ってしまったようだ。最後に一年生が抜け出し、その後を流して二着でゴールした。一年生の付き添いのコーチにおめでとうと一言あいさつをした。ゴール後も息が上がっているのだが、極力平然とした感じで、自身があるような表情を見せるように言っていたので、悠然と帰ってきた。結果が発表され、一位が失格になり繰り上がりで一位になった。
ダウンしながら話を聞き、アイシングとマッサーで疲労を取っていると、他校の監督から声をかけられる。やはり上位に入らないと他人は認めてくれないものだ。
これで昨年よりは上位に入ることが確定し、うれしいと言うより、ようやくここまで来たという感じがする。
明日は決勝、インターハイ三連覇を狙う選手を相手にどうするか・・・・・・これが問題だ。
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2009年の思い出 | スポーツ
Posted at
2010/04/07 14:58:33