
近年の"エコブーム"により、電車や自動車を使わずに自転車で移動する人が増えています。ところが、「自転車に乗るとED(勃起不全)になる」という噂が出回っているようで、これは自転車愛好家の方にとっては、聞き捨てならない話ですよね? なぜこういった説が囁かれるようになったのか、女医の山下真理子先生に真偽のほどを検証してもらいました。
サドルが原因に!
自転車に乗ってペダルをこぎ、両足を動かすことによって適度な運動が行われます。これにより血行が促進され、むしろEDの予防になるのではないかと考えられますが、その運動が長時間に及ぶと、体のある部分に負担が掛かってしまいます。それが股、もしくは鼠蹊(そけい)部と呼ばれる部分です。サドルが鼠蹊部に当たると、血管や神経が圧迫され血流が悪化。さらに陰嚢部に圧力を与え過ぎることで機能が低下してしまい、勃起を妨げてしまう恐れがあるのです。
EDを予防するためのグッズがある!
バイクでも同じ症状が出るのではないかと思われますが、座るイスの面積が随分と違います。自転車のサドルは面積が狭い上に、前傾姿勢での乗車となることが多いので、より強い圧力が掛かることになります。段差を越える時の衝撃なども、繰り返すことによりダメージは蓄積されていくでしょう。こうした自転車によるEDを防ぐために、陰部への圧力を軽減した形状のサドルが発売されたり、長時間のサイクリングにも耐えうるパッドの入った自転車用パンツも販売されているようです。
長時間、自転車に乗ることの危険性
激しい運動をし過ぎると、筋肉の繊維が千切れ、老廃物として尿に流れ込み腎機能を低下させてしまうことがあります。これはスポーツ選手に多い症状なのですが、腎機能が低下すると血圧が上がり、脳梗塞などを引き起こし、突然死を促す恐れがあるのです。スポーツをしている時に、水分を摂るように言われるのは、詰まった筋繊維を流す意味もあるんですね。震災の際、瓦礫の下敷きとなった人が救出され、軽症で済んだように見えたにもかかわらず突然死してしまう例がありました。これも、衝撃により筋繊維が千切れ、それが詰まって起こってしまった同様のケースです。
いずれにせよ、あまり激しい運動は体に良くありません。負担を掛けすぎれば、必ず弊害が生じます。適度な運動で下半身も元気。本番にいかせる体作りを心がけましょう。
上記のように書かれていましたが、まず説明不足な点が2つある。それはポジションによっても変わってくる。サドルとハンドルの落差は、ある程度乗れてきた人はハンドルが下がっていっている。ということは股間への圧力は減っていく。それと体幹部で支えられるようになると、更に減っていく。長時間とか激しいという言葉も曖昧である。ツールの出場選手なら分かるが、学生やアマチュアレベルではそんなことは無いだろう。
自分も珈琲色の血尿が出たことが何度かあるが、それは山間部を50km以上のランを行なった時と、100kmマラソンに出たときだ。ランの場合は地面からのショックで足の細胞が破壊されるので、そんなことが起こるが、バイクではショックを受けないので、そんなことは無いはず。
実際にそのようなサドルを使っている自分からしても、もっと軽量なサドルの時と比べて楽にはなったが、前のサドルがダメかと言うとそうでもない。走り始めの体が元気なうちは、正直軽量なサドルのほうが良いと思うくらいだ。
「実際に乗ってから言ってよね、山下先生」と言いたいところだがかわいいから許そう(^^ゞ
Posted at 2012/12/01 16:21:20 | |
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