
高校生2名(次男含む)と中学生1名(女子)という前回の耐久レースのメンバーで関西サイクルスポーツセンターへ遠征した。
今回は大阪府の高校総体に併催して他府県の初心者からも参加可能のトラックミーティングが開催されるので、各自課題を持って参加した。
次男はトラックレーサー、あとの2名はロードレーサーで参加。本来バンクはトラックレーサーだけの競技が多い中、初心者へ門戸を広げる為にロードレーサーでも参加可能としている。
次男はインターハイ以降やってきたトレーニングが良かったかどうかの確認と、24kmと長いポイントレースで色々戦術を試してみること、もう一人の高校生は1kmのタイムとバンクに慣れること、中学生はぜん息なので、500mと2kmのTTをとりあえず走ってみる、とそれぞれ課題を与えた。
前回インターハイ前にオープン参加した国体予選で地元の高校生を引き離して勝っているせいか、よく声をかけられた。同じ種目で大阪からインターハイに参加していた子のご両親からも話しかけられた。
結果的に出場ニ種目中両方とも2位だったが、実業団でもトップクラスの
京都の帝王辻本選手にケイリンで競って行ったのには、こちらが驚いた。中学2年から京都の大会にもたまに行っていた。そのときは出場クラスも違い雲の上の存在だった。200m・1000mのタイム差はまだまだあるが、ようやく同じ土俵に上がれたという感じだ・・・・(横綱と小結くらいの差はあるが)
練習や大会の時はめったに笑顔を見せない次男だが、レース終了後帰って来るなりニャッとして「見てくれた!結構決まったと思ったけど・・」、私「ばっちりの展開やった。向こうもあせっとったやろ~。あれで負けたのは脚の差や。スピードがつけば次は勝てるかな?」、久しぶりに二人で笑えた。後で辻本選手に確認すると「やばい」と思ったそうだ。
時間にするとほんの数分だが、一ヶ月早朝・午前・午後と三部練習をやってきた苦労があった分喜びも大きい。これが全国・世界と上のステージに行くともっとうれしいんだろう。その分苦労も大きいと思うが・・・・。
インターハイ以降、悔しさを抱えたまま、ハードな練習をしてきてその方向性や内容が間違えてなかったの事はうれしかったし、何より今回は初めて顔を合わすメンバーの中でうまく周りが見渡せて冷静に判断できた事、格上の人を相手に積極的に攻めて行けた強い精神力があった事がうれしかった。インターハイでの敗戦は決して無駄ではなかった。
あとの二人もそれぞれ課題をこなして、特に怪我も落車もなく無事終わった。
中学生の子は兵庫の中三の子と練習や学校のことで盛り上がっていたし、元日本代表選手と走れて喜んでいた。
それぞれ次に繋がる遠征だったと思う。
**関西サイクルセンターは写真でわかるように、中央が面白自転車広場になっており、選手の待機場所がほとんど無い。それで観覧席に休憩・ストレッチなどの場所を取るのだが、当然一般のお客さんもいる。昼頃になると家族連れの方が沢山やってくる。その中で横に座っている4人家族の長男(後で8歳とわかる)が興味深そうにおいてある次男の自転車をジッと眺めている。
ちょうどもう少しすると、底辺層拡大のためにロードレーサーで小学生の体験走行の時間がくる。小さい頃の自分の子供の姿とダブって見えた事もあるし、いつも大阪でお世話になっている私としては、そこのお父さんに「一緒に行きませんか?面白自転車はいつでも乗れますが、バンクの中は走れませんよ~」と声をかけてみた。するとすぐに上の子供さんが「行きたい」といったので、下の受付まで同行してあげた。やはり運営側が思っているよりは、参加しにくいようである。周りは大会に出ている選手がアップしているし、上位を狙っている選手はそれなりの雰囲気を発しているからだろう。
体験走行だけと思いきや、一周400mタイムトライアルまでしていた。
大丈夫かな?うらまれないかな?・・・・・終わって帰ってきた子供の、走った直後なので暑いのと、興奮とで赤くなった、そして疲れたが本当に楽しそうな顔が印象的だった。
Posted at 2008/09/21 09:56:28 | |
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最速を目指して・・スピードに懸ける青春 | スポーツ