ARISTO 整備備忘録 189（メモリーバックアップ自作・DIY）

　頻繁ではないものの、電装関係の作業で安全のためにバッテリーの端子を取外すということがあります。しかし、エンジンコンピューターのリセット（初期化）以外ではバッテリーの取替え等ではラジオの選局や車両の設定までもリセットとなると再設定が煩わしくなります。
　それを防止するものを簡単ですが自作します。

※注意　
　以下の作業はあくまでも個人の作業ですので、作業の参考にされる際は自己責任でお願いします。日本語を理解していないみんカラユーザーで洗車や食レポ程度しか書けないヤカラは真似をしないで下さい。当方は関知しません。　

　部品のストック箱に余っていたメーカー不明、新品のシガーライタープラグです。
　これは内部にガラス管ヒューズが入っていないタイプです。

　9V電池（旧規格は006P）を給電するためのバッテリースナップです。電池ボックスを使用せずにホックボタンを止める要領で電極に合わせて接続するものです。

　バッテリースナップの赤黒配線をシガーライタープラグに通し、ハンダ付けで配線を接続する準備をします。

　絶対に赤（＋）と黒（－）の極性を間違わないようにそれぞれ画像のようにハンダ付けします。

※R4(2022).4.12 追記
　電気に精通している友人からの指摘により、＋側にダイオードを入れないと電池側にバッテリーの電流が逆流して危険であるとのことで、極性を間違わないように1000V 1A 1N4007のダイオード1本を画像のように割り込ませて絶縁しました。

　シガーライタープラグの＋側をねじ込んで組み立て、9V電池を接続したら完成です。
　使用方法としては、車両からバッテリーを取外す前にシガーライターソケットに挿入してエンジンキーをACCの位置に回しておくとメモリーがリセットされません。

　ARISTOの後部座席用シガーライターソケットでの使用状況です。

　PASSOのシガーライターソケットでの使用状況です。