
●掘り下げレベル1...思考停止(思考依存)
「メーカーマニュアルでそう指定されてる」
「純正のものをマニュアル通りのサイクルで交換すれば間違いない」
マニュアル通りの事しか言えないのでテキスト読み上げソフトと一緒。語る資格なし。
●掘り下げレベル2...区分の理解
用途別の使い分けがあることは知っている。
「GL-4はトランスミッションやトランスファー用」
「GL-5はディファレンシャルギア用」
●掘り下げレベル3...違いの理解
「GL-4はGL-5に比べて硫黄分が少ないので、シンクロギア等の黄銅等を腐食する恐れが少ない。」
「逆にGL-5はそういう柔らかい金属が使われていない、より過酷な負荷が加わる箇所に用いられる。」
●掘り下げレベル4...成分の理解
「硫黄は極圧剤の一部として用いられる。」
「極圧剤はEP(extra pressure)という名前で添加されている。」
「硫黄は高圧負荷がかかると鉄と反応して硫化鉄となって摩擦に強くなるらしい。」
●掘り下げレベル5...含有量の調査
「GL-4にEP添加剤は最大4%程度含まれるらしい。」
「GL-5 〃 最大6.5% 〃 」
参考:
https://mroilguy.com/what-is-the-difference-between-gl4-and-gl5-gear-oil/
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自分で交換したことがある人ならわかるけど、ギアオイルってすごく鼻につく嫌な匂いがする。
これはギアオイルに含まれる硫黄と塩素のせい。
いずれも金属表面を改質して極圧性能を高める添加剤です。
さてそこで私考えました。
これら腐食の恐れのある従来の極圧添加剤に頼らないギアオイルであれば、GL-4とか5とかの区分関係なく一本化できるじゃんね。
…。
うちの
Veriorに使ってるWS2(二硫化タングステン)でよくね?
日本潤滑剤販売㈱ タンミック
http://www.ws2.co.jp/product/
まぁ高いんだけど、極圧性能はこれ使って確保した上でさらにADTCで強化。
せん断性能は分子構造の強いアルキルナフタレン(できるだけ硬いやつ)をベースに使って、粘度指数向上剤としてひまし油エステルの硬いやつを添加。
…こうすれば今手持ちの材料だけでギアオイルも作れちゃいそうだなって気がした。
まぁ高いんだけど。
試しに作ってうちのマイクロバスに入れてみようかなと思案中。
Posted at 2024/12/27 02:57:42 | |
オイル | 日記