
・時間経過で沈殿・凝集しやすい
・オイルフィルターに捕捉される
といったことから扱うのをやめた二硫化タングステン粉末ですが、効果自体は確実にあったため、個人的に解決策を模索してました。
まずは粒度。
以前採用したWS2粉末は平均して1μmという大きさで、潤滑油中に分散させるには大きすぎました。
そもそも比重の大きいタングステンですので、オイルへの添加を考えるなら簡単に沈まないよう粒度はできるだけ小さい方が有利でした。(グリスへの添加であれば関係ないですが。)
そこで、AliExpressで今度は0.1μm粉末のWS2を試験的に購入しました。
さらに、モノタロウで実験用オレイン酸を購入。
AIに聞くところによれば、このオレイン酸を添加することでWS2粒子一粒一粒に被膜を付けることができ、凝集を防ぐことになるらしい。
ただし、名前の通り”酸”なので酸価は高く、オイルの酸化が懸念されるため、酸化防止剤を組み合わせることは必須となります。

エンジンオイル、WS2粉末、オレイン酸、酸化防止剤2種をそれぞれ計算値に合わせて混合し、超音波ホモジナイザー処理。破砕・分散・混合します。
約200cc作成しました。
この作った添加剤を、自家用車の三菱 iのオイル交換時に一緒に投入しました。
- - - - - - - - - - - - -
約2か月ほどして、オイルチェックをしてみました。

( ,,`・ω・´)ンンン? しっかりとまだ黒い。
走行距離は約1,000km程度ですので、これは劣化による黒さではありません。
やはりWS2粒子がまだしっかり付着するのでオイル内に残っています。オイルフィルターに捕捉されていないようです。
実験は成功です。
作成してから2か月間静止状態にしていたボトル内の液体を見ても液体が真っ黒なままで、従来とは違ってオイルとWS2粒子が分離していませんでした。
また、ボトルを傾けて底の方を確認しましたが沈殿も見られませんでした。
こちらも実験成功でした。
- - - - - - - - - - - -
まぁ、エンジンオイルにわざわざこれを使わなくても、最初から液体の有機タングステンで良いとは思います。
Posted at 2026/08/18 18:28:24 | |
トラックバック(0) |
オイル | 日記