
先月にエンジンオイルを換えたばかり(→
リエッセのエンジンオイルを交換)ですが、この数日でオイルの知識を貪欲に増やし、早くも次のオイルパートナーを選びました。
前回のブログに書いた通り、私はACEA規格に大きな信頼をおいております。
その上で、ACEA E4取得のオイルを頑張って探してみましたが、どうしても日本国内で買えるところはないようでした。
E4の一番の魅力は、オイルの酸化耐性(要は寿命)を決める塩基価(TBN)が12.0以上が保証されること。
塩基価が10.0前後のものは探せばまだありますが、12.0以上の物はまず見つけることができません。
そしてその性能を持ったオイルは、そのメーカーの中で一番上位のフラッグシップオイルに位置します。
欲しいけど買えなかったオイルたち…
・MOBIL DELVAC1 ESP 5W-40
(デルバック1 ESPは日本製だとE7で本国製だとE4取得)
・Total RUBIA TIR 8600 10W-40
・REPSOL GIANT 9550 FE-LL 5W-30

これすごいな。高温側粘度30でHTHS3.5をクリアしてるのか。
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E4が買えないのは残念だったけど、次点でE7規格のもので探し、絶対正義と信じるGTLベースオイルを採用している、Shellで決めることにしました。
・Shell Rimula R6 LM 10W-40
本当は20L缶で30,000円以上する物なんだけど、ヤフオクで半額以下で出品しているのを見つけて落札しました。ラッキー? 本物だよね?
15,800円だったので、790円/Lです。
ACEA E7取得(必然的に全化学合成。半端な性能では取れない。)の性能でこれは激安。
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それにしても今回購入したこのリムラ R6 LM、商品名は一緒なくせに本国のものと比較すると日本のは中身が違うんだけど。
TDS(テクニカルデータシート)見るとみんな数値が違うんだよね。
特に許せないのが塩基価(TBN)が大分低いこと。
グローバルモデル

塩基価(TBN)が12.9もある。
日本モデル

一方で日本のは10.6まで落ちる。
いやまぁ10超えてる時点で十分良いっちゃ良いんだけど。。。
でもグローバルモデルの方があれだけ良いのを知るとなんだかなぁ。
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つーかこれに限らずなんだけど、本社が外国にあって日本でも作ってますっていうメーカー(シェル,モービル,SUNOCO,ペンズオイル等々)が作るオイルって、ことごとく別物になんだよね。しかも性能の低い方向に。
性能はACEAやアメリカ仕様の方が断然良いんだから、いちいち日本仕様で精製(しかもダウングレード)してないで、黙って並行輸入品でそのまま売れや。
SDSもTDSも公開しない日本のオイルはこれだから信用できない。
だから私はメーカーや商品ではなくACEA規格を信じる。
規格毎に性能値が保証されてるから。
少なくとも品質の悪いゴミみたいな鉱物油は確実に回避できる。
APIとは違って。
Posted at 2024/01/25 15:50:40 | |
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