• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

ukiponのブログ一覧

2024年08月09日 イイね!

リエッセ(マイクロバス)を自家オールペン_2

リエッセ(マイクロバス)を自家オールペン_2この連日の猛暑の中よくがんばった。





















今回の塗装工程は、住宅用の屋根塗料(遮熱塗料)を使って、

1.ケレン・洗浄
2.下塗り(高反射プライマー)×1回目
3.下塗り( 〃 )×2回目
4.上塗り(遮熱塗料)×1回目
5.上塗り( 〃 )×2回目
6.上塗り( 〃 )×3回目
7.トップコート(無機クリア塗料)×1回

と、全部で6回塗りしました。

住宅の金属屋根用の塗料を使って塗ってるのでやろうと思えば家でも同じ仕様で塗れます。
ここまで塗ればさすがに余裕で20年以上は持つんじゃないかな。

それにしても、チョコミントカラーと思ってこの配色にしたけど、後から思えばそういえば昔S13シルビアでこんな感じのツートンカラーあったったね。
Posted at 2024/08/09 11:13:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | 車いじり | クルマ
2024年08月04日 イイね!

(清浄分散剤)スルホネートとは?

(清浄分散剤)スルホネートとは?まずは基本中の基本から。

エンジンオイルの5つの役割と言えば…?

1. 潤滑
2. 冷却
3. 清浄
4. 密封
5. 防錆

ですね。

参考:イエローハット 〜エンジンオイルの役割とは
https://www.yellowhat.jp/column/oil/045/index.html


で、これらの機能を持たすためにエンジンオイルには容量%にして約10〜30%、様々な添加剤が入れられているのですが、この添加剤のうち半分ほどを清浄剤が占めると言われています。

それくらい、3.清浄はオイルの性能維持に大事なものとなります。


清浄剤には主に、
・スルホネート
・サリシレート
・フェネート
の3種が挙げられますが、その内、今回は清浄剤の代表格である『スルホネート』について書いてみましょう。
(つか他2種はよく(゚⊿゚)シラネ




【スルホネートの役割】



〈1.清浄〉

スルホネート(sulfonate)は、エンジンオイル業界では清浄剤の名前として広く認知されています。
(一方、他業種においては防錆剤としての認識が支配的な模様。)

エンジンオイルにおいてのスルホネートの代表的な働きとは、スルホネート内に数%含まれる金属分によって、金属面に付着した汚れを掻き落とすことにあります。


参考:シェル 潤滑油に使われる添加剤 ~清浄分散剤~
https://shell-lubes.co.jp/lubes-grease/lubes-technology/tech-additive/240/

これによって、エンジン内に発生したスラッジが堆積して大型化する前に剥がし落としてくれるわけです。

つまり、オイル(ひいてはエンジン)が汚れるのを未然に防いでくれているんです。
悪い芽は早いうちに摘むに限りますね。(?)


〈2.防錆〉

前項にも書きましたが、他業種(例えば食品加工機械等)においては、スルホネートは防錆剤の名前として知られているようです。

スルホネートはその中に含まれる金属分(DNNS塩という)によって、金属表面に疎水性のバリア層を形成します。



この膜が水分と金属の接触を妨いでくれて、結果サビの発生を防止してくれます。

ちなみにこの疎水性がスルホネートのキモな訳で、もし水分と混ざって乳化してしまったらこの機能は果たせなくなります。

なのでスルホネート(というか防錆剤)には、水分離性(抗乳化性能,加水分解耐性)が強く求められます。




【スルホネートの種類】



スルホネートと言っても種類は様々です。
先程の文中にちらっと書きましたが、含まれる金属分(DNNS塩)には種類があり、それぞれが持つ特徴によって用途が分かれるからです。
(ちなみに細かいことを言えば、金属分を含まない無灰型(アミン塩)のスルホネートもあります。)

で、その金属塩の種類については代表的なところで

・カルシウム(Ca)
・バリウム(Ba)
・マグネシウム(Mg)

の3種が挙げられます。
ナトリウム(Na)もあるみたいだけど今回は除外しますね。

で、それぞれの特徴について、ここからはChatGPT-4さん(Copilot)に協力してもらって調べてもらいました。

つきましては以下にAIの回答を転記。


・カルシウムスルホネート・

清浄作用: スラッジやデポジットを除去し、エンジン内部を清潔に保つ効果があります。

防錆作用: 金属表面に保護膜を形成し、錆の発生を防ぎます。

私の注釈追記:カルシウムスルホネートは特に低温下でのスラッジ清浄性に優れる。スラッジは高温下だけでなく低温下での水分混入でも生成される。
→昨今の油温の上がりにくいハイブリッド車にも適。

・バリウムスルホネート

高温安定性: 高温環境下でも安定して機能し、スラッジの形成を抑制します。

優れた清浄作用: 特に高温スラッジに対して効果的です。


・マグネシウムスルホネート

酸中和作用: 燃焼生成物やオイルの劣化生成物に含まれる酸性物質を中和し、エンジンの腐食を防ぎます。

清浄作用: スラッジやデポジットの形成を抑制し、エンジンの性能を維持します

低灰分: マグネシウムスルホネートは燃焼後に生成される灰分が少ないため、排気システムの詰まりを防ぎ、エンジンの寿命を延ばすのに役立ちます



と、このように、各種金属塩の種類によって得意分野があることが分かると思います。

なお、アメリカでのエンジンオイルコミュニティではよくオイル解析結果を持ち寄って情報交換と議論が活発になされていますが、オイルの成分にはこれらCa,Mg,Baがそれぞれ含まれているのをよく見ます。



比率はオイルによって様々ですが、万遍なく含めることで全包囲バランスをとっていることが伺えますね。


このように様々な清浄剤をオイルメーカーは選定,組み合わせして作っているようですが、添加剤メーカーのラインナップは多く、
アメリカのとある添加剤メーカーではカルシウムスルホネートだけで商品ラインナップが13種類もありました。
グリース用だったり作動油用だったり、様々。




【LSPIの原因物質】



最近ではAPI規格でSN-plusからSPにかけてLSPI対策が盛り込まれ、その影響で清浄剤界隈にも変化がでています。

というのも、清浄剤成分の金属塩として使われるカルシウムが燃焼室内で酸化反応を起こす際に高温を発し、それがLSPIを引きおこすといわれているからです。







APIのSN-plus以降、SP規格ではLSPIの発生頻度にかかるテスト項目が盛り込まれ、これをクリアするためにオイルメーカーは、これまでメインに使用してきたカルシウムスルホネートからマグネシウムスルホネートへの一部置き換えをすることで対応しているようです。
(マグネシウムは酸化反応温度がカルシウムより小さい)


とは言え、LSPIでエンジンが壊れましたという"市場"報告は一度も見聞きしたことがないし、発生する条件もかなりの低速&超高圧環境でのみの話なので、個人的にはそんなにシビアに考える話でもないのでは?と穿って見ています。(よほどカルシウム分を濃くしなければ。)




【最後に】



疲れた。

極圧剤との競合と対策についてはマニアックすぎるし自分も勉強不足なのでまだ書けない。

でもスルホネートについてこんな丁寧に書かれたページは今の所ないんじゃないかな。
まぁ普通は知る必要ないけど。

空いた時間でちょっと漁った程度の素人調べではありますが、それほど致命的に外したことも書いてないと思ってます。

が、ご指摘あればお知らせください。
加筆・修正します。
Posted at 2024/08/05 01:04:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | オイル
2024年08月04日 イイね!

ベースオイルと添加剤はどちらがより重要?

エンジンオイルのことを語ってる業界の人間のセリフによくある、「ベースオイルが大事」論。

これってどこまでが正しいと言えるのか?
「業界のプロが言ってるから」では根拠として薄いよね。

てことで、ちょっと自分の仕事に置き換えて考えてみた。




木材で言えば樹種と塗料の関係に近い



ちょうど昨日、(別メーカーで建てた)お客さん家のウッドデッキの修繕作業をしてきたのですが、デッキ板が腐ってて切り詰める作業となりました。


↑角のあたりが完全に腐って死んでしまっています。


切り詰めたところ、デッキ柱の下もぐしゃぐしゃでした。(適切に埋め木で補強しました)

しかし問題なのが、このお客さんも決してサボっていたわけではなく、毎年とは言わずとも定期的には塗装してきたというところ。
でも完全に腐ってしまうほど劣化してしまった。

他のお客さん家でも同様のケースがあるのですが、私の見解では原因は塗料です。

両者に共通していたのはホームセンターの(安い)塗料を使っていたこと。

素人レベルで良い塗料を見極めるのは難しいですが、当社が使っている塗料だと比較にならないほど相当長持ちします。

結論1:耐久性を決める要因…塗料
.
.

あと一つ対策があるとすれば、樹種の選定。

デッキ板には住宅メーカーであれば大概はSPF(ツーバイ材)が使われます。

が、これは基本的には外の使用には向かない耐久性なのです。

私は新築物件であれば米ヒバを標準採用していますが、これだと本当に腐りづらいです。

↓これは別メーカーで建てたお客さん家のデッキ修理の際の写真ですが、たまたま土台にヒバが使われていて、同じ環境下でも樹種の違いでここまで差が出ることが一目瞭然でした。


結論2:耐久性を決める要因…樹種




ということで、これらってエンジンオイルに置き換えると、

大元となる木の樹種→ベースオイル

耐久性を付加する塗料→添加剤

という関係性と一緒だと思いませんか。


今回のお話を読んでみて、ウッドデッキを長持ちさせるためには

「樹種(ベースオイル)」が大事だと思いましたか?

もしくは「塗料(添加剤)」のほうが大事だと思いましたか?
.
.
これって二者択一で選ぶような話じゃない。当たり前な話でどっちも大事。
ベースオイルと同様に添加剤にもピンキリあるのです。(しかし公表されない。)


ただ言えることは、デッキを安い材料と塗料で定期メンテしてもすぐ傷むのと同様、エンジンオイルだって安いもので定期メンテしてもエンジン内は傷んでる(汚れてる)。

だってそもそもの性能がしょぼいんだから。

「故障しない=良い」って程度のレベルで見てるからメーカーもそこに突け込む。
(分かりやすい例がAPI規格やJASO規格。通ってりゃいいってもんじゃねーだろ。)

純正だからとか保証がとか、本質はそこじゃない。

ただの消耗品ではなく趣味として車を楽しみ続けたいと思うなら、オイルに対するリテラシーは付けるべきだろう。

じゃないといつの時代も商売人の食い物にされるいいカモでしか見られない。

結論:商売っ気がやたらと目立つ(コストを割いている)メーカーは大概クソ。
Posted at 2024/08/04 10:11:06 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2024年08月03日 イイね!

マイクロバスを自家オールペン

マイクロバスを自家オールペンうちのリエッセをお色直しすべく、自分で塗装することにしました。
うちは住宅屋さんなので、そのできる範囲でこなします。

まずは足場屋さんに頼んで仮設。


メッシュシートが天井から1m以上掛かるように組んでもらいました。


次に足づけ。(ケレン)



屋根に上がったら結構サビも出てた。



手持ちのボッシュの750Wグラインダーで、ペーパージスクやワイヤーカップブラシを使って削りまくりました。

もちろん天井だけでなく正面も側面も全てです。



高圧洗浄。エンジン式洗浄機にスパイラルノズルをつけてしっかり洗い落とします。




養生。これが一番時間かかって疲れる。
最初に捨てテープを貼ってからその後にマスカーで本養生するんだけど、この捨てテープを面倒がらずにやるのが大事。
最終的に同じ箇所に二度テープを貼ることになるので二度手間っぽくなるしマスキングテープもいっぱい使うけど、この後が楽になるから手は抜けない。

一発目から慎重に本養生するほうが時間かかるしミスもしやすい。(マスカーの粘着力はそれほど強くない。)




塗装用具を準備。
コンプレッサー、サブタンク、圧送タンク、スプレーガン。
普段は屋根塗装や外壁塗装に使ってる物たち。

なんで住宅会社の代表兼建築士が圧送式スプレーガン一式なんて持ってんだよ。



そして使う塗料は車用のウレタン塗料ではなく住宅の金属屋根用シリコン塗料。
しかも遮熱タイプを使います。

これでバスの車内温度も少しは改善してくれるでしょう。

写真のは下塗り用のプライマー。
遮熱塗料には専用プライマーを使うと反射率アップです。



シュシュッとひと吹き。(嘘)

面積でかいから圧送タンク4.5Lタイプの買っておいてよかった。
2Lじゃ小さいし10Lじゃ持て余す。










写真では分からないけど、時間をおいて2回塗りしました。

住宅の塗装でも下塗りは必ず2回するようにしてます。
塗装屋さんに任せると大体1回しかやってくれないからね。
クォリティ重視なので自分でやってます。


てことで昨日の時点ではここまで。約3日。
この後は上塗りをかけていきます。
Posted at 2024/08/03 12:58:38 | コメント(0) | トラックバック(0)

プロフィール

「車のトランスミッションにエンジンオイルを使ってもいいの? http://cvw.jp/b/3602924/48320715/
何シテル?   03/19 16:17
夫婦と息子で3人暮らし。 岩手県で住宅会社をしています。 リエッセに関する情報がネット上にあまりに少なすぎるため、私が経験したことはできる限り載せていき...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2024/8 >>

    12 3
45678 910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

リンク・クリップ

エンジンオイルについて考える② 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/02/13 00:38:31
ディーゼルエンジンのオイル 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/02/07 10:23:10
エンジンオイルのSDS CAS#一覧 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/01/15 00:11:51

愛車一覧

日野 リエッセ しらかば荘 (日野 リエッセ)
2024年夏、自家塗装でオールペンしまして、今はミントグリーン/チョコレートのツートンで ...

過去のブログ

ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation