PIVOT3driveAC 取り付け その4 スイッチ調査編

今回の作業に当たってカプラーの配線図をディーラーからもらったのですが、クルーズコントロールスイッチを見て気になることがありました。

クルーズコントロールスイッチは12Pですが使用しているのはわずかに4本。1番がイルミネーション(スイッチ照明)＋、2番がイルミネーション－。5番がクルーズコントロール＋、12番がクルーズコントロール－になっています。

スイッチは4個もあるのに2本だけでどうやるのだろうとテスターで調べたところ、

何も押していないオフの状態で、抵抗値は2.2KΩ。

クルーズで0.1KΩ。

キャンセルで0.2KΩ。

リジュームで1KΩ。

セットで2KΩ。

つまり、スイッチはON/OFFではなくて、抵抗値が変化することを感知してその機能を決めているという高度な制御がなされていることが分かりました。

オーディオリモートスイッチも同様です。ステップワゴンでは全てON/OFF切り替えだったのに対してえらい進化です（もしかして軽量化という考えか？）。

更にバラしてスイッチ裏の構造を調べると、プリント基板の一部が分断されて、スイッチ裏にある金属の接点が分断した箇所に押し付けられることで通電させる仕組みでした。これではプリント基板を作り替えないことにはON/OFF機能は無理です。でもこんな小さいプリント基板を精密に再制作するのは私の力では出来ません。

スロットルコントローラーのクルーズコントロールセットスイッチは、ON/OFF(0Ω/∞)でないと機能しません。結局クルーズコントロールスイッチを流用することは実質的に不可能と分かりました。

その5に続く。