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2013年09月07日 イイね!

FIT3 ハイブリッド & アウトランダーPHEV 一気乗り

FIT3 ハイブリッド & アウトランダーPHEV 一気乗り時間の経つのは早いもので、プリウスPHVを10日間モニターをしたのは1年前の夏でした。

その後ミツビシからアウトランダーのPHEVが発売されたので、さあ、試乗してみよう、と思っていたら、駆動用電池の不具合でリコールだけではなく、生産ラインまで停まってしまい、「お預け」となっていたのですが、最近、復活し、納車が再開されたようなので、試乗してみたくなりました。

ただ、その前に、今日発売のホンダの新型FITがなかなか良いらしいので、まずはこちらに試乗。

高級車というわけではないのでお手軽に店に入りやすいため、混み合う前を狙って午前中にホンダのお店へ行ったのですが、結構な混み具合。とりあえず試乗の順番待ちをかけて、待ち時間にショールームの実車を拝見。

広い!

結構余裕のドラポジにフロントシートを合わせてリアシートへ。

更に広い!
女性なら足を組めそうなシートピッチです。頭上も高い。乗り降り性良好。
フロントシート下への足の差込みが苦労しないので、改善された。(燃料タンクが小さくなった。)

ただ、リアシートの背もたれ、もう少し高くなりませんかねぇ。

運転席の雰囲気もイイです。結構良い質感です。もう少しスッキリさせるとVWポロに迫るかもしれません。大柄な私にとっては、サイドブレーキのレバーが助手席側に移動したのもウレシイ。


さて試乗(1.5Lハイブリッド)した感じは・・・

出足はハイブリッド音でハイブリッドを主張していましたが、40km/hを越えての上り坂は、エンジンが唸るばかり。明らかにパワー不足、というか、車重に負けている感じです。きっと普通の1.5Lならばそんなことはないでしょう。都内のような平坦路ばかりで試乗して喝采しているメディアには、急坂の多い住宅地での感じはわからないでしょうが、これが実態です。低回転でのトルクアップが欲しい。実際、1LしかないVW Up!のほうが走らせやすいと思いました。

折角の広さ(CM、いったい何人乗ったんでしょうね?)を活かした走りが欲しいと感じました。

最後、マネケンのワッフルを戴いて帰りました。

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つづいて、アウトランダーPHEVです。

こちらは、なんといっても本当にデカい、という印象。まあ、ガソリン車には3列シートもあるのだから長いのは当然。ただ、車幅は意外と小さく1800mmに収まっています。

運転席からはBOXYなフロントのため、車幅感覚はつかみやすいのですが、左フロントが遠いクルマです。狭い自走式駐車場での取り回しは苦労しそうです。
走りだしはいつものモーターでの走りだし。トルクも十分・・・なのですが、40km/h程度から上がトロい感じ。やはり、エンジンのガンバリでドンドン加速する車とは違い、「置いて行かれ感」を感じます。しかし、気が付けば60km/hを越え、「ああ、これは本当に等加速で加速はしていたんだ・・・」と、ちょっと感覚が鈍ります。先日試乗したアコードのハイブリッドもエンジン風というよりもEV風でしたが、感性面で違和感のないようにセットアップされていました。とはいえ、アウトランダーは1.8ton以上なので、重すぎる問題もありそうです。

加速は不満でしたが、減速、特に下り坂では、パドル操作のエンジンブレーキ、ならぬ回生ブレーキの6段調節が秀逸だと思いました。エンジン音も変わらず(若しくは無く)、減速感だけ、ポンポンと変わって、とても反応の良いミッションのエンジンブレーキのような感じです。停車後にノーマルDモードに戻らないのは不便でしたが・・・

走らせ方は、エンジン車の延長のハイブリッド車の充電できる機能付き的プリウスPHVに比べると、おっとりした走り方なので、気長に運転できる性格の方向けかもしれません。ただ、燃費はそんなに延びません。

車内のうち、前席は特に注文を付けるようなところはないのですが、リアシートはカローラ以下。唯一褒められるのは背もたれが数段階リクライニングできる点。それ以外は、床が高い、背もたれはもとより、座布団もクッション性が悪い。エアコンの吹き出し口が無い。ルームランプが軽自動車並みのショボさ。天井の貼りモノが安っぽい。前方視界が悪い。と、とても400万円クルマとは言えません。先に乗ったFITのフロントはずっとコストダウンの荒波に揉まれ、それでも頑張ってよい質感を出しているのに、「400万円車で、それはないでしょう!」というのはカイシャの勢いの違いなのかもしれません。
後部のハッチは電動で助かる(大きくて重そうなので)のですが、開いた中はやたら床が高いだけで、収容力はあまりなさそうです。両サイドの凹みに蓋が無く、蓋はオプションというところもセコイ。ここも、リアシート同様、もう少しお金をかけて欲しいものです。

ところで、このPHEVはプリウスと違い急速充電も可能なのですが、なんと、オプションで7.5万円もします。チャデモ・コネクターが必要なので、2つのコネクタが並びます。さらに100VACの出力装備も8.4万円。これだけで既に15万円。どんどん値段が上がってゆくクルマです。この2点だけでも現状価格で標準装備せねば、きっと世の中の流れから置いてゆかれることでしょう。
このアウトランダーの良いところはひとつ。標準で、エンジンからの直接充電がいつでもできること。つまり、駐車場で人待ち中にもエアコンを効かせながら充電ができます。これはGood。なので、クルマ字体が蓄電できる発電機となるわけ。ますますAC100Vの出力が欲しくなります。

ついでに調べてもらったのですが、駆動用電池の保証は5年10万キロ。ウチの場合2回目の車検で保障切れとなります。急速充電をした場合の電池の劣化は、程度が電池依存のところもあり、定量的に算定できないのは業界の常識ですが、その経験値もデータ不足で定まっていません。(なぜか、電池屋さんは、新しい電池の開発には熱心なのですが、作ったもののケアについてのフォローをあまりしませんね。)したがって、場合によっては意外と早く電池載せ替えが必要になるかもしれません。というわけで値段を尋ねると、80万円!これにはドッヒャー(~_~メ)です。トヨタ、ホンダのハイブリッド用ニッケル水素電池は当初50万と言われていましたが、現在は10~15万円(容量による)とのこと。車載電池が各自動車メーカー毎に別々の電池メーカー(合弁等で訳が分からない)に作らせるので共通化、標準化できずにコストダウンできず、ミツビシのように台数の出ないクルマ用の電池は割をくってしまうのかもしれません。

というわけで、意外と好感の持てたFITに対し、アウトランダーの方はi-MiEVほどの良さも感じない、というのが本日の結論でした。








関連情報URL : http://www.honda.co.jp/Fit/
Posted at 2013/09/07 23:12:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | 試乗 | クルマ

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