2013年04月01日
WARNING! WARNING! WARNING! WARNING! WARNING!
今日のブログは、交通政策等に関するマジメな内容が
含まれています。
『ブログ主、なんか悪いものでも食ったのか?』
と、思われる方は「戻る」でお願いします。
RNING! WARNING! WARNING! WARNING! WARNING! WA
土曜日に出かけていた時の話です。
片側2車線の幹線道路を走行中、逆走している軽自動車を発見。Σ( ゚ー゚*;))
右側車線(オラのいる車線)にいて、右往左往しとります。
右側車線は当然封鎖状態。
軽自動車を運転するご老体は、そそくさと転回して枝道に逃げました。
この時は、
「逆走するなんて、モーロクしてんなぁ。まぁ、自分も1回間違えたことあるし、しょーがないか」
ぐらいにしか思っていなかったのですが、
よくよく考えるととても恐ろしく、重い問題であると気づきました。
それは、いわゆる『足』の問題。
都市圏のように公共交通網が整備されているならいいのですが、
田舎に行けば車に頼らざるを得ないような脆弱な公共交通網しかないのが一般的。
だからこそ、自治体がコミュニティバスなんぞやってるわけです。
で、ご老体は判断能力が鈍くなったら免許返納とか言ったら、
街中までの交通手段、いわゆる『足』がなくなる人も出るわけです。
事故をおこされてはかないませんが、
だからと言ってそのご老体の生活を縛るのもどうかと思います。
日本は昔からコミュニティでの連帯によって生活を成り立たせていました。
それを最近になって自己責任という形に切り替えてきています。
自己責任と言えば聞こえは良いですが、
今の段階ではコミュニティの連帯放棄でしかないように思います。
自分で判断して自分で責任を取るようなしっかりしたものではなく、
めんどくさい隣近所のお付き合いをやめて自分勝手にするという、程度の低いもの。
その結果、隣近所での助け合いという慣習は薄れ、
自己責任という名のもとに個人優先の生活が営まれ、
弱い人をコミュニティで助けるということがなくなりつつあるようです。
オラも人付き合いが苦手なのであまり偉そうなことは言えませんが、
優しさや思いやりを口に出すことがはばかられてしまう世の中になっているように思います。
また、この現状は、資本主義の先鋭化による弊害と言ってもいいでしょう。
いわゆる都市圏に人が集中するようになって、
そこにモノとカネが集まり、そこを基準に物事が進められるようになる。
結果、そこよりも効率が悪い山間地域などでは商売が成り立たなくなったりします。
それが、車に頼らざるを得ない生活を生み出していると考えます。
そんな中だから、ご老体が車を運転する。
車に乗らないと生活できない。
コミュニティは頼れない。
公共交通も不便で仕方ない。
だから、車に乗る。
いわゆる『弱者』と言われる人々も、好き好んでなっているわけではないはず。
(ナマポ長者は別ですがwww)
そういう人々も含めた生活をどうやって成り立たせるか。
生活スタイルが変化しつつある今、考えなければならない問題だと思います。
Posted at 2013/04/01 09:05:28 | |
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