2014年07月21日
二次元を妄想し、このディスプレイの向こう側に行けたら、と思っても、
越えられない壁に阻まれるのは世の理。
しかし、それは別の意味もありうる。
二次元で夢見た美少女を、
三次元で妄想しても現実に打ちのめされるだけである。
岡山で少女の誘拐事件が起こりましたが、
その犯人が二次元美少女に執着していたとの報道がありました。
意図的にある方向に市民感情を向けさせようとしたプロパガンダかもしれませんが、
いかなる目的であるにせよ、
リアルの少女は意外と……ねぇ…。
イラストを描く人だということなので、
もしも取材のために誘拐したのだとしても、
二次元に求められるものが描けるとは思わんのですがね。
自分も物書きのはしくれだし、二次元を愛する者ですから、
『ストレンジなリアル』というのは心得ております。
『ストレンジなリアル』というのは、我がガンダム本のバイブルである、
ガンダムセンチネルの中でカトキハジメ氏が言った言葉です。
ざっくり言うと、
「科学的にはこうあるべき」という姿より、
「こういうものだ」という姿の方がリアルに見えるということ。
逆襲のシャアで、地球に落ちそうになっているアクシズを引き戻すシーン、
地球からサイコフレームの光に包まれたアクシズの姿が見えますが、
実際には成層圏より上にあるアクシズは、月と同じように見えるはず。
しかし、黒いアクシズの姿が光に包まれた姿で表現され、
それに対して何の違和感も覚えませんでした。
事実・真実を知らないから、と言えばそうなのかもしれませんが、
先入観のようなものであれ、「こういうものだ」という姿があるものは、
真実の姿を見せられても違和感を覚えます。
そんなわけで、リアルな二次元美少女とかかいたって、
実はものすごく奇妙なものに見えてしまう可能性があるのですよ。
まー、それ以前に、誘拐なんてするのはアカンのですがwww
Posted at 2014/07/21 21:26:44 | |
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