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市町村の裏話。

平成の大合併で合併した団体は、
再来年度からだいたい収入が億単位で減ります。
ひょっとすると、財政破たんなんていうこともありうる話です。

そもそも、国は交付税を安くすることを目的として合併を推進しました。
それぞれが単独の市町村として交付税をもらうより、
合併して１つになった市町村としてもらう方が実入りが少なくなるからです。

しかし、実際に交付税が減ってしまうとマズい自治体が多い。
合併したって人の住んでいる場所は変わらないので、
住民が今までと同等の利便性を得られるようにすると、
今までと同じ公共施設の配置にしておかなくちゃならんのです。

そんなことで、旧市町村それぞれで図書館を１つずつ持っていても、
合併したからすぐ１つに統廃合します、なんて言えないのです。

本当は、合併したら受けられる、
・交付税は旧市町村それぞれ分の合算でもらえる
・合併特例債というお得な地方債を発行できる
というメリットがありましたが、このメリットを受けられる間に、
本当なら合理化、スリム化をしなきゃいけなかった。

しかし、市町村の規模は合併前の市町村を合計したものとほぼ一緒。
建物を整理したり、サービスを見直したりはほとんどしてないでしょう。
その状態で収入だけ減らされるとなったら…

皆さんがお住まいの市町村でも、そういう事態が起こるかもしれません。
財政破たんしたら夕張確定です。
さぁ、あなたの町は大丈夫ですか？