
画像は、初めてみまつでいただいた1杯。
豆はイブラヒムモカ。
わたくし、自分でコーヒーを淹れますが、
おいしいコーヒーってどんなものなのかな?ということを、
あまり確認せずにこれまで自己流で来てたものですから、
ここらで目標をしっかり確認しておこうと思い立ったのであります。
それで1杯注文したと。
マスターいわく、今年の初釜(今年の豆を初めて焙煎したもの)とのこと。
するってーと、前回買ったのは去年の豆だったわけね。
なお、今年はイエメンの内情が良くなくて豆を出荷する港を変えた影響などもあって、
入荷する時期も遅くなったしお値段も高めなんだとか。
まずは香り。
香ばしさはあまりなく、
どちらかというと酸味を感じる…?
一口いただく。
すっぱー!`;:゛;`(;゚;ж;゚; )ブフォォ!!
いや、別に吹いたわけじゃないですよ?
自分が買った豆より、ずいぶん酸味が強いのです。
それでも、いわゆるモカよりはマイルドだし、嫌な酸味ではないです。
それをマスターに聞いてみたら、
どうやら今年の豆は酸味が強いとのこと。
なるへそ。自分の舌は間違ってはいなかったわけか。
本当はこの1杯を目標にしようと思っていたんですが、
なんとこれはネルドリップだったのです。
orz
ペーパーとネルじゃビミョ-に味が違うよね…
でも、マスターは懇切丁寧にペーパーでの淹れ方を教えてくれました。
深煎りだとお湯の温度は低め。80℃ぐらいでゆっくり。
中煎りだと、95℃~90℃ぐらいでも大丈夫。ただし、サッと淹れること。
深煎りは焙煎で雑味やエグ味をある程度除いているけど、
温度を高めにすると油の成分が出てきてしまうんだそうな。
中煎りは豆の中にいろいろ残ってて、
時間をかけすぎると雑味とかが出てきてしまうそうな。
しかし、油成分は表に出てきていないので、高温でもおいしく淹れられるらしい。
また、ハリオ式(円錐型)だといわゆる「の」の字を書いて落とせばいい。
カリタ式(3穴型)だと、ドリッパーの形が穴の配置にお湯が集まるように斜面になっているので、
斜面のところにある粉は厚みがなく、斜面でないところは厚みがあり、
円を描くとお湯の染み具合にズレが生じ、蒸らしや抽出にムラが出るんだそうな。
そのため、カリタ式は楕円を描くように淹れるのがコツなんだとか。
全然知らんかった…
あと、コーヒーの表面に出る泡はうまさの目安なので、
綺麗な泡が出るのが良い豆なんだそうな。
だとすると、たまに出くわす泡が全くでないのは論外なのだろうか…
それと、その泡はうまさの目安ではあるけれど、
泡の部分には雑味などが出ているため、
これが消えてなくなるぐらいまで落とし続けたらアカンのだそうな。
やっぱり落としきる前に外すのが良いとのこと。
さぁ、これでうまいコーヒーを淹れる知識は身に着けたぞ。
あとは、淹れる技術があるかどうか、ですな。
なおマスターいわく、
ここ最近のカフェブームでいろんなところでカフェやってるけれども、
スペシャルティとか豆は良いのを使っていても腕がなくてダメにしてるところも多いそうな。
大分は意外とカフェが多いので、そういうハズレに行き当たることもあるのね。
じ、自分は豆を無駄にしてないかなぁ…ガクブル
怖いけれど、自分の淹れ方を見てもらいたいですね。
余談ですが、
どうやらみまつのマスターはプレス式はあまりお好みではないらしく、
舌にざらつく感じと表面に浮く油が気に入らないのだとか。
豆の味を確認で成分をがっつり抽出させるためにプレスで淹れることはあるらしい。
でも、一番はやっぱりドリップなんだとか。
「コーヒーは透き通った琥珀色が一番です」(マスター談)
Posted at 2015/09/24 00:43:31 | |
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